必然は偶然、偶然は必然 第十四話
・・・そしてケセドニアからザオ遺跡に向かわんとキムラスカ側の入口に立ったルーク達。
「・・・よし、行くか」
「はい、行くです!」
「グフフ・・・」
「・・・」
出立を複雑そうに口にするルーク、対称的に明るく頷くアリエッタ、その両者を見て面白そうに笑うアリエッタ、3人を後ろから見て悩ましげな顔をするディムロス・・・明らかに宿に泊まる前とは違う様相を見せるルーク達だったが、足を止める訳にもいかなかった為一同は一路ザオ遺跡に向かわんとケセドニアを出た・・・
・・・そしてケセドニアを出て一路ザオ遺跡に向かったルーク達はオアシスを経由し、ザオ遺跡に辿り着いた。
「・・・よしミュウ、どうだ?」
「・・・ミュウゥゥゥゥゥゥー!みーなーぎーるーでーすーのー!アターック!」
‘・・・バコンッ!’
「おー・・・やっぱすげーな」
・・・遺跡に入り以前のようにソーサラーリングのパワーアップを図り、第二音素の結晶の前に来たルーク達。早速ミュウをその前に置いたルークの前で、ソーサラーリングに結晶を読み込ませ以前のようテンションが上がり近くにあった岩にミュウアタックをぶちかます姿に、ルークは改めて見たその威力に感心してそっと洩らす。
「グフフ、やっぱり興味深いわー♪そんな小さな体であんな大きな岩を砕いて何もないなんて♪ソーサラーリングもだけど、その体がどうなってるか解剖したいわー♪」
「ミュッ!?ミュウゥゥゥゥゥゥ・・・すごい寒気がするですのー・・・ご主人様・・・」
「・・・さ、行くぞ。セフィロトはもう1つの分かれ道の方だ」
「ミュウ・・・っ!?」
ただハロルドは違った意味で感心して目を輝かせていると、言いようもしれない恐怖でミュウはガタガタ震え出す。だがあえてそれに触れると二次災害になると考えたのか、ルークは何も言わずミュウをわしづかみにして分かれ道の方へと戻り出す。ミュウは少しその優しさに安堵の声を上げるが、ハロルドが手をワキワキさせながら明らかに獲物を捕獲せん狩人の目をしていたためそれ以上は何も言えず押し黙った。
・・・それからミュウアタックを駆使し、ザオ遺跡の最深部にまで辿り着いたルーク達。そこで封呪を解除した後ルークはポンポンと操作板を操作していき、最後に軽くポンと1つ操作板を叩く。
「・・・よし、これでここも操作終了。次はタタル渓谷だな」
「ルーク君。このままタタル渓谷に行くのもいいが、ここで少し謡将にイオン君達の行動がどうなっているかを探ってみてはどうかな?」
「ん・・・それもそうだな」
山をまた1つ越えた事でルークの表情に笑みがこぼれるが、ディムロスから他方の状況確認をしてはどうかとの提案に納得して頷き頭に手を添える。
「(・・・聞こえるか、ローレライ?)」
『(どうした、ルーク?)』
「(イオン達が今どうなってるのかって聞きたいんだけど、どうなった?)」
『(ちょっと待て、我は詳細は知ってはいるが当人から話を聞いた方がいいだろう。イクティノスに代わる・・・)』
『(・・・どうした、ルーク?)』
「(あ、あぁ・・・ちょっとな)」
そこから通信をローレライに取ったルークだが、脳内にいきなりイクティノスの声が響いた事で少し違和感に戸惑いながら答えて返す。
.
「・・・よし、行くか」
「はい、行くです!」
「グフフ・・・」
「・・・」
出立を複雑そうに口にするルーク、対称的に明るく頷くアリエッタ、その両者を見て面白そうに笑うアリエッタ、3人を後ろから見て悩ましげな顔をするディムロス・・・明らかに宿に泊まる前とは違う様相を見せるルーク達だったが、足を止める訳にもいかなかった為一同は一路ザオ遺跡に向かわんとケセドニアを出た・・・
・・・そしてケセドニアを出て一路ザオ遺跡に向かったルーク達はオアシスを経由し、ザオ遺跡に辿り着いた。
「・・・よしミュウ、どうだ?」
「・・・ミュウゥゥゥゥゥゥー!みーなーぎーるーでーすーのー!アターック!」
‘・・・バコンッ!’
「おー・・・やっぱすげーな」
・・・遺跡に入り以前のようにソーサラーリングのパワーアップを図り、第二音素の結晶の前に来たルーク達。早速ミュウをその前に置いたルークの前で、ソーサラーリングに結晶を読み込ませ以前のようテンションが上がり近くにあった岩にミュウアタックをぶちかます姿に、ルークは改めて見たその威力に感心してそっと洩らす。
「グフフ、やっぱり興味深いわー♪そんな小さな体であんな大きな岩を砕いて何もないなんて♪ソーサラーリングもだけど、その体がどうなってるか解剖したいわー♪」
「ミュッ!?ミュウゥゥゥゥゥゥ・・・すごい寒気がするですのー・・・ご主人様・・・」
「・・・さ、行くぞ。セフィロトはもう1つの分かれ道の方だ」
「ミュウ・・・っ!?」
ただハロルドは違った意味で感心して目を輝かせていると、言いようもしれない恐怖でミュウはガタガタ震え出す。だがあえてそれに触れると二次災害になると考えたのか、ルークは何も言わずミュウをわしづかみにして分かれ道の方へと戻り出す。ミュウは少しその優しさに安堵の声を上げるが、ハロルドが手をワキワキさせながら明らかに獲物を捕獲せん狩人の目をしていたためそれ以上は何も言えず押し黙った。
・・・それからミュウアタックを駆使し、ザオ遺跡の最深部にまで辿り着いたルーク達。そこで封呪を解除した後ルークはポンポンと操作板を操作していき、最後に軽くポンと1つ操作板を叩く。
「・・・よし、これでここも操作終了。次はタタル渓谷だな」
「ルーク君。このままタタル渓谷に行くのもいいが、ここで少し謡将にイオン君達の行動がどうなっているかを探ってみてはどうかな?」
「ん・・・それもそうだな」
山をまた1つ越えた事でルークの表情に笑みがこぼれるが、ディムロスから他方の状況確認をしてはどうかとの提案に納得して頷き頭に手を添える。
「(・・・聞こえるか、ローレライ?)」
『(どうした、ルーク?)』
「(イオン達が今どうなってるのかって聞きたいんだけど、どうなった?)」
『(ちょっと待て、我は詳細は知ってはいるが当人から話を聞いた方がいいだろう。イクティノスに代わる・・・)』
『(・・・どうした、ルーク?)』
「(あ、あぁ・・・ちょっとな)」
そこから通信をローレライに取ったルークだが、脳内にいきなりイクティノスの声が響いた事で少し違和感に戸惑いながら答えて返す。
.