必然は偶然、偶然は必然 第十三話

後書きです。いかがだったでしょうか、ティアとアニスへの断罪とここから先を匂わせる展開は?



ティアに関してはアビス本編でもこの話でもありましたよう、結局パーティー内でもトップクラスに自分勝手な行動しか取ってなかったと私は思ってます。ルークにあれこれ言う姿は良いものへと転換するなら手間のかかる子供を諭す姉みたいな物になるんでしょうが、悪い物として転換するなら自分の我を押し通してルークだけでなく他のメンバーにまで自分の価値観の押し付けを行っていたとも取れます。何か不都合な時は口をつぐみ、勝手な行動を取ることもザラにある。



そんなティアにとって最悪な展開は軍属であることの剥奪、及び神託の盾の世界のどこの国の人間より神聖(だと思っているからこその見た目の歳不相応の態度のルークを見下せた)な権威が逆に敵になるという展開だと思います。一応ヴァンの元にいたかったからとは言え神託の盾にいた訳でその名の庇護の下拒否権を持っていた訳ですし、身分無しの1人の女にされて尚且つ人権をおとしめられるような態度を取られたらティアはまず無理だと思います。何だかんだで兄だったりモースだったり神託の盾の威光をカサにきてたんだし、ね。



アニスに関してですが、まぁ大体この話で書いた通り助け出して欲しいならあがけよといった感じです。実際スパイする人間がそれを命じた側の仲間だなんて話、まどろっこしいですしね。



・・・ただはっきり言えるのは私は何回も言ってますが、両親の方が嫌いです。というより本編でイオンを守って感情の薄い声で無事を喜んだあの場面は、私から見たら寒気がしました。これは行き着くとこまで行き着いた、モースと違った意味で宗教を信じる狂信者の最も足るものだと。
なので親達にも罰と呼べる物を用意しました。



・・・ただここで一つ、先のネタバラシをします。それはここでは二人の罰は終わらない、という事です。まだ色々含めて先がありますから、そこで最終的な処断をします。



後書きは以上です。お読みいただき誠にありがとうございました。







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