子を持てば親として、大人として成長するか? 後日談

後書きです。新一のその後についてを書いていきましたが、いかがでしたでしょうか?



先の短編から後日談としてこの話を書いた理由としまして、先の短編は一応探偵や推理に興味がない子どもだったらがテーマであったので、途中から新一の事が大きくなったという部分も含めてもう新一だけでの話を作った方がいいと思ったんですよね。楓が出ない状態で新一にどういった未来が訪れるか、みたいな結末について焦点を当てる形で。



その上でこの話で書きたかった事として探偵事務所のビルや工藤邸が建築法の観点から見て、解体が勧められる年月が経ったら原作の新一でも絶対に嫌がりそうで自分がそんなこと判断したくない・・・って言うばかりか後の代まで残したいって言い出しかねないって思ったんですよね。この辺りは個人の裁量があるから絶対に解体しなければならない訳ではないから昔からの建物が残る所もある、みたいな言い訳は出来ると思うんですけど・・・この話では新一が蘭に迷惑をかけ続けるだろうから優作達がもう建築法だとか個人の感情だとかを利用して、解体を取っ掛かりの理由にして蘭と離れるように出来る状況を作ったというわけです。



ただそれで素直に新一が納得する訳がないから優作達やおっちゃん達が色々とやっていくわけですけど、納得していただいたら幸いなんですが・・・ビルの所有権や家賃などについても話しましたが、原作ではポアロの家賃で探偵としては鳴かず飛ばずだった頃のおっちゃんと蘭の二人が暮らせるくらいのお金が入ってるという設定があるとの事です。



その金額に関して私の推測でいて大いに甘々な計算をしている部分もありますが東都・・・まぁ東京という場として仮定すると下限は六十で上限は八十いかないくらいだと見ています。これは東京で親と娘の二人暮らしが探偵業務無しでポアロの家賃のみで賄えるという金額にしては明らかに高くないかと思われるかもしれませんが、立地的に警視庁から然程遠くなくて都会部にあることや、原作の感じからしておっちゃんが仕事せず昼間から飲んべえしてても金に困ったような描写が無かったことから、最低六十はないとキツくないかと考えた結果です。百までとなると銀座や白銀クラスかと思ったのでそこまでは行ってないという見立てでこれくらいだと思いますが、地価だとか賃貸料金に詳しくないのでそこはあくまでもこの話だけのご都合主義とご容赦していただくか、実際の料金はこれくらいとお教えいただくとありがたいです。



また、優作が新一が小さい頃からあの家に住んでいた事を考えると二十代前半で既にあの家を建ててたって事になるんですけど、親からの支援だとかあの土地を譲ってもらったと仮定してあの広さを加味すると、どう少なく見ても億単位は飛ぶんじゃないかと思います。それでちょっと本の印税に関してを調べてみると高く印税を渡してくれる所でも15パーセントが精々らしく、単純計算で2000円の本が百万部売れて三億という額だと出ました。



ただ印税に関して税金がかかることを考えると一冊ヒットしたとこであの家を建てれるとは思えないし、有希子と早い内から結婚していた事を考えると少なくともその前から小説家として有名になるくらいになっていると考えると・・・改めて現実離れしてるなとコナンの登場人物達についてを感じました。調べていく中で某宮部さんが稼いだ分の金額だけ見ても五億前後くらいだったのに、日本の家をほっておいて海外暮らしをするばかりか新一が一人暮らしを出来るだけの金を渡してて、まだ小説を日本以外でも書き続けて金を稼いでいっている・・・どう少なく見ても生涯で稼いだというか稼ぐだろうお金の合計は今の時点ですら最低十億近くはないとおかしいというのが、本当におかしいとしか言えません・・・



まぁ要は何が言いたいかと言いますと、新一も蘭も金の事は心配はないだろうということですね。ただこの話を書くに辺りNBAの年俸とかも調べたんですが、平均年俸が九億円であって38まで活躍していたMVPレベルのプレイヤーが引退するまでを平均すれば二十億を年間で稼いだと計算すると、二百五十億以上は楓が稼いだ計算になり私もハッ?と思いました。ですがNBAの年俸に関してはトップが五十億以上とかいうふざけた金額を叩き出してるのもいるので、これはリアルに有り得る物だと認識してください。これだけもらえばもう優作達の遺産いらなくね?なレベルも気にしないでください。



ただ少しお金の方に話が行きすぎましたが、この話は新一はやるべきことはやらずに終わろうとするだろうし、友情やら何やらも含めて失っていたことにすら気付かないまま終わっていたということを書きたいと思って書きましたが、伝わっていましたら幸いです。



後書きは以上です。お読みいただきありがとうございました。









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