子を持てば親として、大人として成長するか?

後書きです。まず一つ先に言わせていただきますと、どんどんと本題が子どもである楓に対しての態度から新一があのままろくなと言うか、成長という名の変化をしなかったら・・・という話になるのを止められなくなってしまいました。なので話を作っていく内にもう開き直らざるを得なくなってしまい、次の話まで作ってしまおうとこの長さになりました。



ただ言い訳に聞こえるかもしれませんが、作者の人が言っていたよう書いていく内に事件や謎や依頼がない時の新一が普通の生活に入り込むことが想像出来なくなっていったんです。それで想像出来た場面も本編で少し書いたような、休日や暇があったとしたなら推理小説を読みふけるとか推理ドラマを見るみたいな事に集中して、蘭に子どもの面倒を見てと言われても今いいとこなんだから蘭頼むみたいなことばかり平気で言ってしまう・・・みたいな感じなんですよね。



そしてこの辺りで本編で書いたような探偵として忙しい日々に奔走するみたいな事になったのもプライベートが想像出来ないからなのもあったんですが、それ以上に探偵活動を心底から満喫するんだろうとしか思えなかったんです。事件や依頼を解決すればする程探偵としての名声は上がるし、学校に行ってた頃のような時間やら何やらの制限に縛られない活動が出来ることで、休みなんかたまに取れればそれでいいとハイになって休日なんかろくに取らないし家族サービスなんかも探偵として頑張ってるんだから、蘭達も分かってくれるだろうと。



それでそういった気持ちがエスカレートしていった結果がこの話なんですが・・・改めてこの話を考えるきっかけになった新一がもし探偵や推理などに興味を持たない子どもが出来たならと考えると、愛せない子どもではないにしても明確にその子どもとの距離感は遠くなるだろうと少なくとも私は感じます。



そこはやはりというか探偵や推理に関してを話し合えない新一はこの話の中の幼少期について語ったような感じで、ある程度話題を合わせることに関しては出来るとは思うんですけど、ならこの話のおっちゃんみたいに楓がバスケットしてるからと真剣に向き合うだとか知識をつけようとするのか・・・と言われるとそんなことするようなタイプではないと私は思うんですよね。



サッカーは他のスポーツよりやってたから好きだけど、あくまで運動神経を良くするためで結果が伴われたからで周りから引き留められてもあっさり止めれる辺り、自分からして探偵活動に必要か否かが判断基準だからこそ蘭やおっちゃん達が手助けしてるんなら問題ないと判断するんじゃないかと私は思えてなりません。



まぁそこら辺については大体本編で語ってきたので補足というか、優作夫妻がこの話で味方な件に関しましては単純に新一側では話がグダグダになると言いますか、新一の態度が人の親として不適格みたいなことを言うのに二人が擁護したらその矛先が二人にも行くことになるからです。それでは色々とやることが増えますのであくまで作中では優作が後悔するという形で蘭達の側に付かせることにしました。



・・・それでこの話ですが、前のページに次の話があるみたいに書いたのはこの話がどんどん発展していくにつれて、どうしてもこの話の新一が直面するだろう上で考えてないだろう問題を書きたいと思ったからです。だからこの話には続きがありますけれど、いくらなんでも新一はここまで探偵業務以外は考え無しの能天気じゃないと思われる方もいらっしゃる可能性の高い話になります。それでもよろしければ次の話をご覧ください。



後書きは以上です。お読みいただきありがとうございました。









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