こだわり変えられない物に囚われ、様々な物がこぼれ落ちていく
・・・そうしてしばらくの時間が経ち、英理から新一達と話し合いを終わらせたとの連絡が来た。その結末についてだが、二度の時間を使っても結論はその話し合いでは出なかった・・・との事だった。
最初は二人を会わせて話をさせたがやはり平行線という状態だった為に次の会合をまた開くようにすると共に、最終的に離婚をするかどうかを選択肢に加えるようにと英理が言うと、二人は盛大に動揺した中で一度目の会合は終わったのだが・・・それで時間を空けて二度目の会合を開いてどうするかと二人に投げ掛けた時、二人共にそれは嫌だと言うと共に相手にどうにか変わってほしいと願う言葉をかけあい、それは嫌だでこっちに合わせてほしいと言い合いになったとの事だった。
だがそんな互いに歩み寄りの見えない上に年齢に似合わない幼稚な言い争いが続く中で英理はそれを止め、後はいくらでも二人で話し合っても構わないがもうこれ以降は自分もそうだが恭弥や小五郎を始めとした周囲に仲介や助けを求めるな・・・そうしてももうこちらは二度と助けないと言ったとの事だった。
そんな言葉に勿論二人は即座に酷いというように反論してきたが、もう十年以上この問題を引きずっていて今こうして解決だったりちゃんと話す機会を作った上で解決策も一応提示したというのに、あれも嫌これも嫌で相手に譲歩を求めたり周りに助けを求めて自分の気持ちや考えは変えたくない・・・そういった解決しない貴方達のやり取りにいつまでも周囲にいる私達が付き合いたいと思っているかもだが、それを好ましい行為だとと思っていると思うのか・・・と問い掛けると二人は揃って苦い顔をして視線を背けたとのことだった。流石にそういった言われ方をされてしまえば散々周りを振り回してきたというのを二人としても嫌でも考えざるを得ないというか、自分が英理達の立場に立ったらそんな物に付き合いたいとか付き合うべきだなんて都合よく言えないと思ったのだろう。
そんな二人の姿を見た上でもう少なくともこの問題について二人の間で満点に納得とは言わなくとも、妥協点になり得るように折り合いをつけるようにして以降はもう愚痴の相手や事態の解決策なりをこちらに求めないと確信出来るまでは、自分達にその事に関連する目的では顔を見せず連絡もせずに済ませるようにしろと言って終わらせたとの事だった・・・最後にいつまで自分達が生きられるか分からないし、恭弥に周りの人達をいつまでも巻き込むような事はしないでほしいといったことを切に願うような演技をしながら言ったと付け加える形でと。
そんな英理らしくない弱さを滲ませたもう巻き込むなという本音混じりの演技に、二人は今までになく沈痛な面持ちになったのを見届けてから英理は場を後にしたとのことであり、そう聞いた恭弥はらしくない事をしたと率直に英理に言った。だがあの二人に一番聞く言い方は理屈じゃでもでもだってになるだけだから、やりたくないことではあっても気持ちに訴えかけた方が断然に効果的だと見たからと返した事に納得した。自分では絶対にやりたくないこととは認識はしているが、あの二人を黙らせ行動を抑止するには泣き落としの方が断然に効果はあると。
ただそれで英理からもう二人はこれで心理的に余程追い詰められるほどの事がない限り、自分達の事をどうにかしてくれと周りに助けを求めに来ないだろうと言ったことに、恭弥も素直に頷いた。もうあの二人は英理に言われたことから二人の間で事を終わらせるか、今のままを続けるしか出来なくなるだろうと。
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最初は二人を会わせて話をさせたがやはり平行線という状態だった為に次の会合をまた開くようにすると共に、最終的に離婚をするかどうかを選択肢に加えるようにと英理が言うと、二人は盛大に動揺した中で一度目の会合は終わったのだが・・・それで時間を空けて二度目の会合を開いてどうするかと二人に投げ掛けた時、二人共にそれは嫌だと言うと共に相手にどうにか変わってほしいと願う言葉をかけあい、それは嫌だでこっちに合わせてほしいと言い合いになったとの事だった。
だがそんな互いに歩み寄りの見えない上に年齢に似合わない幼稚な言い争いが続く中で英理はそれを止め、後はいくらでも二人で話し合っても構わないがもうこれ以降は自分もそうだが恭弥や小五郎を始めとした周囲に仲介や助けを求めるな・・・そうしてももうこちらは二度と助けないと言ったとの事だった。
そんな言葉に勿論二人は即座に酷いというように反論してきたが、もう十年以上この問題を引きずっていて今こうして解決だったりちゃんと話す機会を作った上で解決策も一応提示したというのに、あれも嫌これも嫌で相手に譲歩を求めたり周りに助けを求めて自分の気持ちや考えは変えたくない・・・そういった解決しない貴方達のやり取りにいつまでも周囲にいる私達が付き合いたいと思っているかもだが、それを好ましい行為だとと思っていると思うのか・・・と問い掛けると二人は揃って苦い顔をして視線を背けたとのことだった。流石にそういった言われ方をされてしまえば散々周りを振り回してきたというのを二人としても嫌でも考えざるを得ないというか、自分が英理達の立場に立ったらそんな物に付き合いたいとか付き合うべきだなんて都合よく言えないと思ったのだろう。
そんな二人の姿を見た上でもう少なくともこの問題について二人の間で満点に納得とは言わなくとも、妥協点になり得るように折り合いをつけるようにして以降はもう愚痴の相手や事態の解決策なりをこちらに求めないと確信出来るまでは、自分達にその事に関連する目的では顔を見せず連絡もせずに済ませるようにしろと言って終わらせたとの事だった・・・最後にいつまで自分達が生きられるか分からないし、恭弥に周りの人達をいつまでも巻き込むような事はしないでほしいといったことを切に願うような演技をしながら言ったと付け加える形でと。
そんな英理らしくない弱さを滲ませたもう巻き込むなという本音混じりの演技に、二人は今までになく沈痛な面持ちになったのを見届けてから英理は場を後にしたとのことであり、そう聞いた恭弥はらしくない事をしたと率直に英理に言った。だがあの二人に一番聞く言い方は理屈じゃでもでもだってになるだけだから、やりたくないことではあっても気持ちに訴えかけた方が断然に効果的だと見たからと返した事に納得した。自分では絶対にやりたくないこととは認識はしているが、あの二人を黙らせ行動を抑止するには泣き落としの方が断然に効果はあると。
ただそれで英理からもう二人はこれで心理的に余程追い詰められるほどの事がない限り、自分達の事をどうにかしてくれと周りに助けを求めに来ないだろうと言ったことに、恭弥も素直に頷いた。もうあの二人は英理に言われたことから二人の間で事を終わらせるか、今のままを続けるしか出来なくなるだろうと。
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