こだわり変えられない物に囚われ、様々な物がこぼれ落ちていく
・・・そうしてからしばらくの時間が経ち、晴れて大学を卒業した恭弥はかねてよりの目標であった風紀財団を立ち上げた上で活動をしていき、すぐに有用な存在だと見られて活動していくこととなった。そしてその傍らで風紀財団と提携して動くことにした英理も自身の事務所の面々と共に活動をしていった。
ただそうして順調な活動をしていく中で新一から風紀財団に協力したいといった旨の連絡が恭弥に届くことになったのだが、そこは恭弥はスッパリと断ることにした。それは何故かと言えば新一の活動の仕方についてを少なからず聞いていたからである・・・結局というか新一は根なし草のように依頼を優先して家に帰らない生活を止めることはせず、それで蘭は工藤の家にいたり新一にたまに付いていったりとしているが、そうしてるのは新一に今の仕事や生活の仕方を変えてほしいとは思いつつも結局まだ新一が好きだから、蘭はそんな風に不満を持ちつつも新一との時間を過ごしている事を。
この情報に関しては英理から伝えられた物もあるが、どちらかと言えば蘭の友達である園子からの物の方が大きかった。英理に恭弥は忙しくなってる上であまり時間を取ってくれないというよう園子に時間がある時は連絡し、直接会えるなら会って話したいと愚痴る形で蘭は自身らの内情についてを語っていったのである。
だが時間を経て自身も結婚したことや鈴木財閥の仕事を行ってきた上で歳月を重ねてきた園子は、高校くらいのどこかしらフワフワ浮わついていた気持ちや態度はもう経験を重ねてきたことから年相応かそれ以上に落ち着く事になると共に・・・自身と比べて落ち着きもないし成長も見られない蘭と新一夫婦の様子についてを見ていったこともだが、恭弥達とのやり取りについてを蘭の愚痴から知ったことから次第に園子も蘭から距離を分かりにくいようにしながら取っていったのである。仕事があるから忙しいというように返しつつ時たま時間があるという時にだけ付き合い、話の大半以上を聞き流すだけにして同じような事ばかりを言う蘭の事を流すようにしてだ。
そしてそんな行動についてを園子本人から風紀財団と鈴木財閥の仕事のやり取りの時であるとか、蘭の関わらないプライベートな時に恭弥や英理は聞いていっているのである・・・二人には悪いことを言うというのを前置きされた上で自分も歳を重ねて立場が変わってきたのも相まって、もう友人として付き合う気になれないというようにいった言葉も付いてくる形でだ。
ただそこに関しては園子の立場からすれば当然だと二人は揃って思っていた・・・これは財団の当主夫婦としてバリバリに財団の活動をしている園子と、新一の活動に付いていってはいたが助手だとか探偵事務所の人間という形ではなく、あくまで新一の嫁という立場で付いていっていたが今となっては時々共に動くくらいで、それ以外の時間は大抵家にいるしかない蘭とでは空いた時間に差があって当然だろう。
ただここで蘭の趣味であるとか友達はどうなのかという話になるが、趣味に関しては蘭は大学を卒業するまでは一応空手をやってはいたが、結婚に恭弥の出産に子育てというイベントが立て続けに起こってそこに構いきりになってしまったことで、空手は恭弥の子育てが一段落といった頃になるくらいにはもう空手は見るので十分といったくらいに落ち着いてしまっていた。故に空手は趣味の範囲外から離れてしまった。
なら他の趣味はどうかとなるのだが、そもそも蘭にとって趣味と言えるような物が他にはほぼないと言っても過言ではなかった。というよりは新一への想いが成就するまでもだがしてからもも含めて、新一を想うことが趣味と断じても最早いいのではと思うくらいであった。正式にくっつくかくっつかないかのヤキモキした時間が十年以上と長く、空手以外で空けれて合わせられる時間は出来る限りは新一と共に過ごすために費やそうとした・・・そういった事からそれ以外の時間は園子を始めとした友人とかと流行りの事とか何かに興じたりはするが、結局それらは趣味となるわけでもなくただ友人との楽しい時間に新一との話題になるくらいでしか無くなったのである。一人で出来る趣味として楽しめる物ではない形でだ。
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ただそうして順調な活動をしていく中で新一から風紀財団に協力したいといった旨の連絡が恭弥に届くことになったのだが、そこは恭弥はスッパリと断ることにした。それは何故かと言えば新一の活動の仕方についてを少なからず聞いていたからである・・・結局というか新一は根なし草のように依頼を優先して家に帰らない生活を止めることはせず、それで蘭は工藤の家にいたり新一にたまに付いていったりとしているが、そうしてるのは新一に今の仕事や生活の仕方を変えてほしいとは思いつつも結局まだ新一が好きだから、蘭はそんな風に不満を持ちつつも新一との時間を過ごしている事を。
この情報に関しては英理から伝えられた物もあるが、どちらかと言えば蘭の友達である園子からの物の方が大きかった。英理に恭弥は忙しくなってる上であまり時間を取ってくれないというよう園子に時間がある時は連絡し、直接会えるなら会って話したいと愚痴る形で蘭は自身らの内情についてを語っていったのである。
だが時間を経て自身も結婚したことや鈴木財閥の仕事を行ってきた上で歳月を重ねてきた園子は、高校くらいのどこかしらフワフワ浮わついていた気持ちや態度はもう経験を重ねてきたことから年相応かそれ以上に落ち着く事になると共に・・・自身と比べて落ち着きもないし成長も見られない蘭と新一夫婦の様子についてを見ていったこともだが、恭弥達とのやり取りについてを蘭の愚痴から知ったことから次第に園子も蘭から距離を分かりにくいようにしながら取っていったのである。仕事があるから忙しいというように返しつつ時たま時間があるという時にだけ付き合い、話の大半以上を聞き流すだけにして同じような事ばかりを言う蘭の事を流すようにしてだ。
そしてそんな行動についてを園子本人から風紀財団と鈴木財閥の仕事のやり取りの時であるとか、蘭の関わらないプライベートな時に恭弥や英理は聞いていっているのである・・・二人には悪いことを言うというのを前置きされた上で自分も歳を重ねて立場が変わってきたのも相まって、もう友人として付き合う気になれないというようにいった言葉も付いてくる形でだ。
ただそこに関しては園子の立場からすれば当然だと二人は揃って思っていた・・・これは財団の当主夫婦としてバリバリに財団の活動をしている園子と、新一の活動に付いていってはいたが助手だとか探偵事務所の人間という形ではなく、あくまで新一の嫁という立場で付いていっていたが今となっては時々共に動くくらいで、それ以外の時間は大抵家にいるしかない蘭とでは空いた時間に差があって当然だろう。
ただここで蘭の趣味であるとか友達はどうなのかという話になるが、趣味に関しては蘭は大学を卒業するまでは一応空手をやってはいたが、結婚に恭弥の出産に子育てというイベントが立て続けに起こってそこに構いきりになってしまったことで、空手は恭弥の子育てが一段落といった頃になるくらいにはもう空手は見るので十分といったくらいに落ち着いてしまっていた。故に空手は趣味の範囲外から離れてしまった。
なら他の趣味はどうかとなるのだが、そもそも蘭にとって趣味と言えるような物が他にはほぼないと言っても過言ではなかった。というよりは新一への想いが成就するまでもだがしてからもも含めて、新一を想うことが趣味と断じても最早いいのではと思うくらいであった。正式にくっつくかくっつかないかのヤキモキした時間が十年以上と長く、空手以外で空けれて合わせられる時間は出来る限りは新一と共に過ごすために費やそうとした・・・そういった事からそれ以外の時間は園子を始めとした友人とかと流行りの事とか何かに興じたりはするが、結局それらは趣味となるわけでもなくただ友人との楽しい時間に新一との話題になるくらいでしか無くなったのである。一人で出来る趣味として楽しめる物ではない形でだ。
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