かっさらわれる獲物と突き付けられる自分本意

後書きです。いかがでしたでしょうか?



まず先にこの話を思い付いたきっかけは最初のページにあった漫画版のとっつぁんの話を見たからなんです。何て言うかたまにテレビ放映されるアニメにはないとっつぁんの姿が新鮮だし、能力的に見てもルパン達とマジモードになれば遜色ないからこそルパン達を追えてる描写が出来てるなと。その上で私が考えていた他の公の機関が組織壊滅をさせる展開の話にICPOがいなくてちょうどいい人材だったので、ルパン共々とっつぁんに出張ってもらいました。



ただそれで何で新一達と絡まないのかに関してはそれで絡んでしまって仲間だとか同士みたいな間柄から何でみたいな押し問答をする展開ではなく、あくまで横合いから知らない奴らに獲物をかっさらわれるといったようにしたかったからというのが気持ちとしてあったからです。組織に関しては裏表関係無く敵が多いのは確かでしょうし、自分を中心にして他の機関も集まらなければ組織は壊滅しないしそうしないと気に入らないみたいな考えは間違いなく新一にあると思いますから、そんな考えをへし折るには一切関係無い所が都合が良かったんです。



ただここで公安に渡りをつけることに関しては何故かと言われる方もいるかと思われますが、この辺りはFBIだとかCIAなんかも含めて日本で組織を壊滅させることを考えたら手続きやら何やらを無視して大量に人を送り込み、警察やら公安を無視したり命令させるような形で一方的に活動させるのは現実的に見て無理だろうと見てです。手柄を挙げれば細かいことは問題なしみたいな風に考えてる節はコナンの登場人物達の感じから大いに有り得ると思った上で、とっつぁんってそういった点では人手が必要な場合ってちゃんと許可を取ってる場面が結構ありますから、そういった部分を突いてもらえば二度美味しいだろうというのもあって。



まぁ実際の所としては公安も関係無く安室も出てこないようにするのが、最後に出てきたような被害者だろうがなんだろうが無関係のお前らの言葉を何でこっちが聞かなきゃいけないんだみたいな風にするには都合が良かったんですが・・・そこも最後辺りに言ったよう悪運が強かったからというように思ってください。ギリギリ安室との縁があったからこそ戻るだけの材料というか、安室からしての妥協点があったという話でもある話なんで。



まぁその辺りでルパンの行動としてとっつぁんを助けるみたいなのは、原作の性格を考えると案外へそ曲がりだったりツンデレに近い部分があるから無くは無いのかなという部分から発展させました。ルパンは一味が揃ってそれを追う銭形の姿があってこそ楽しいのに、それが上からの圧力や制裁以外の事で銭形が追わなくなるのは内心じゃあんまり気持ち良くないんじゃないかな~って。



それでとっつぁんを手助けする流れが出来るんですが・・・この辺り本当にルパンが情報を本気で組織から抜くなら、組織の壊滅に繋がるまでの道程は断然容易になるのもそうですし、それを出来ると私は思ってます。アニメでのとんでもない仕掛けだとかを突破したのを見た上で、基本的には一般的な企業に擬態している程度の拠点など容易に欲しい情報を盗んでいくだろうな~と。その辺りはルパンなら可能だと思ってもらうようにしてください。



大方補足はこんな感じですが、こんな終り方な物ですから新一達はもういくら不平不満を持ったりとっつぁんやらルパンなどに文句を言いに行くみたいな事はないです。そしてもうおっちゃん達とは元の関係に戻らないというか、蘭が頑張ろうとするけれど更にドツボにハマっておっちゃんはおろか英理とも高校卒業の頃には関係は相当に悪くなってる・・・というのが結末だと思ってください。



後書きは以上です。お読みいただきありがとうございました。









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