かっさらわれる獲物と突き付けられる自分本意
「ま、その辺りで安室は次はとっつぁんの方に突撃しないようにって場にいたFBIの奴らをが関わってるのは報せはしたけれど、君の事は何も伝えてないから突撃したらどういうことかの説明をしなければならなくなる・・・って言ったら盛大に声に詰まらせたような音が聞こえてきたから、多分それを言わなかったらとっつぁんの所にいずれ突撃してきたのは間違いなかったと思うよ?」
「・・・ワシにもその不平不満をぶちまけるためにもなんだろうが、そういった事をしそうだという未来が見えたから安室君はワシに何も言わないというか本当に何も『江戸川コナン』についてを報せてない方がいいというように思ったんだろうな。下手にワシが推測とは言え全てを聞かされているとなれば、文句を言っても問題ない相手だと見られる言い分を与えることになるからと」
「実際そう考えてたんだろうし、俺様もその辺りはいい判断だったと思うぜ。俺はその時の会話だけでしか工藤新一の事を判断出来ねーが、毛利小五郎をずっと隠れ蓑にしてきて都合の悪いことは何も言わずにだんまりで通してきた事を考えりゃ、あのガキは事実を聞かされていたとなりゃ間違いなくそうしてただろうさ。でもそういった止まるための名分を与えられりゃそこで留まるってあっさり見抜かれてる辺り、頭は良かろうが根っこは単純なんだろうね。端から見たらみっともないこともそうだし、言いたくないだったり言わない方がいいことはちゃんと判別して我慢しよう・・・みたいに利口にしてるつもりなんだろうけど、それを安室にあっさり見抜かれて対策をされてる情けない結果なのを当の本人が理解や察知をしてないっていうね」
「何も聞かされていないままに気を遣われたワシから見ても、滑稽にしか思えんよ・・・まぁ当人に言えば安室君の気遣いを無駄にすることもそうだが、その当人がワシの元に来るための理由を与えかねんから何も言わんがな・・・」
それで新一についての話をまとめあげていくルパンと話をしていく銭形だが、出てくる言葉達を聞いていった最後に力なく首を横に振る・・・本来の銭形なら新一にゲンコツや説教の一つ二つは盛大にぶちかましたいと思うくらいの中身ではあるのだが、安室が気を遣ってくれたことに加えてそれをしてしまえば他のことも含めて色々と台無しになりかねないと感じて断念せざるを得ないと。
「まぁとっつぁんが言うようにこの辺りに関しては工藤新一がとっつぁんの元に来ることはまずないって思っただろうから話を戻すけど、そういったようにとっつぁんに関して話をまとめられた工藤新一がならと次に言い出したのが・・・もう文句は言わない代わりに、自分を小さくした薬についてデータをくれって要求よ」
「・・・まぁ元々の目的が組織の壊滅もだが元の体に戻ることだからそれを欲しがるのは当然だろうが、データがあれば戻れるなどとはワシは思わんのだが・・・」
「その辺りはここからする話で説明するって」
そうしてその話題に関しては終りと次の事に行かせるルパンから出てきた言葉に銭形は手をどけて胡散臭そうな視線を向けるが、ちゃんとこれから話すと笑顔で返す。
・・・それで話は今現在工藤邸の隣の家で居候している灰原という少女についてに移行し、要約すれば新一を小さくした薬の制作者は元々組織の研究者という立場にいた彼女であるが、姉を殺されたことから自殺しようとして隠し持っていた小さくなる薬を飲んだが死ぬことはなく体が縮み、それで新一が生きているのではないかと逃げ込んできた中で新一と同じように名前と立場を偽り暮らしていく中、とある酒の成分と薬のデータを組み合わせて研究すれば解毒薬が完成する可能性が高いという事だった。
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「・・・ワシにもその不平不満をぶちまけるためにもなんだろうが、そういった事をしそうだという未来が見えたから安室君はワシに何も言わないというか本当に何も『江戸川コナン』についてを報せてない方がいいというように思ったんだろうな。下手にワシが推測とは言え全てを聞かされているとなれば、文句を言っても問題ない相手だと見られる言い分を与えることになるからと」
「実際そう考えてたんだろうし、俺様もその辺りはいい判断だったと思うぜ。俺はその時の会話だけでしか工藤新一の事を判断出来ねーが、毛利小五郎をずっと隠れ蓑にしてきて都合の悪いことは何も言わずにだんまりで通してきた事を考えりゃ、あのガキは事実を聞かされていたとなりゃ間違いなくそうしてただろうさ。でもそういった止まるための名分を与えられりゃそこで留まるってあっさり見抜かれてる辺り、頭は良かろうが根っこは単純なんだろうね。端から見たらみっともないこともそうだし、言いたくないだったり言わない方がいいことはちゃんと判別して我慢しよう・・・みたいに利口にしてるつもりなんだろうけど、それを安室にあっさり見抜かれて対策をされてる情けない結果なのを当の本人が理解や察知をしてないっていうね」
「何も聞かされていないままに気を遣われたワシから見ても、滑稽にしか思えんよ・・・まぁ当人に言えば安室君の気遣いを無駄にすることもそうだが、その当人がワシの元に来るための理由を与えかねんから何も言わんがな・・・」
それで新一についての話をまとめあげていくルパンと話をしていく銭形だが、出てくる言葉達を聞いていった最後に力なく首を横に振る・・・本来の銭形なら新一にゲンコツや説教の一つ二つは盛大にぶちかましたいと思うくらいの中身ではあるのだが、安室が気を遣ってくれたことに加えてそれをしてしまえば他のことも含めて色々と台無しになりかねないと感じて断念せざるを得ないと。
「まぁとっつぁんが言うようにこの辺りに関しては工藤新一がとっつぁんの元に来ることはまずないって思っただろうから話を戻すけど、そういったようにとっつぁんに関して話をまとめられた工藤新一がならと次に言い出したのが・・・もう文句は言わない代わりに、自分を小さくした薬についてデータをくれって要求よ」
「・・・まぁ元々の目的が組織の壊滅もだが元の体に戻ることだからそれを欲しがるのは当然だろうが、データがあれば戻れるなどとはワシは思わんのだが・・・」
「その辺りはここからする話で説明するって」
そうしてその話題に関しては終りと次の事に行かせるルパンから出てきた言葉に銭形は手をどけて胡散臭そうな視線を向けるが、ちゃんとこれから話すと笑顔で返す。
・・・それで話は今現在工藤邸の隣の家で居候している灰原という少女についてに移行し、要約すれば新一を小さくした薬の制作者は元々組織の研究者という立場にいた彼女であるが、姉を殺されたことから自殺しようとして隠し持っていた小さくなる薬を飲んだが死ぬことはなく体が縮み、それで新一が生きているのではないかと逃げ込んできた中で新一と同じように名前と立場を偽り暮らしていく中、とある酒の成分と薬のデータを組み合わせて研究すれば解毒薬が完成する可能性が高いという事だった。
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