塗り固められた嘘が暴かれた時
まず灰原というか志保に関しては元の体に戻った後、少年探偵団の面々に会いに行って謝っていった後にもう阿笠邸から出ていった・・・阿笠邸から出ることに関しては望まぬ形であったからとは言え組織に所属していたことや、その正体が明らかになったことから最早阿笠邸に普通に留まることは出来ないとなったからだ。
その際に少年探偵団の面々は涙を流して嫌だ嫌だと言ったが、志保も辛い顔をしながらも降谷の車に乗る形で別れを告げていった。今まで騙していてごめんなさいと言う形で。そして探偵団の面々はしばらく気を落とす形で過ごしていく事になった。
続いてそんな灰原を匿っていた阿笠だが、やはり新一を小五郎の元に入るようにと言い進めた元凶だった事から厳しい人目に晒されることになり、以降は騒ぎが収まる頃になってももう人の目に触れるように行動は出来なくなり、出掛けるのは極めて最小限の生活をするように以降は生きていった。
それで続いて優作と有希子についてだが、組織の事は海外でも影響があった為に親として子どもがそうしたいからと放置するばかりか、日本にすらいなかった事から出版社にもだが出版社からも抗議の声が出て、近隣に住んでいる人々からの白い目や言葉に晒される事になった・・・その為に二人は海外の家を引き払い、日本の家に帰ることを選んだ。いや、選ばざるを得なかった・・・この期に及んでもまだ日本に帰らず息子の事を放っておいて暮らすつもりかと言われ続けてきたのもあって、これは日本に帰っても続くだろうが海外の方が色々な意味で過激な事をしてくる者が多いからやむを得ないと見てだ。
そして新一と蘭の二人についてだが・・・新一は帝丹高校に戻ったがやったことがやったことなだけにもう遠巻きに視線を向けられて避けられるだけになり、蘭はそんな新一と周りとの温度差をどうにかしようとしたがどうにもすることは出来なかったばかりか、小五郎よりも新一を好きだから選んだといったような様子から新一より距離を取られる事になった。園子が最初にそうしたこともあってだ。
この園子が最初にというのは新一が小五郎だけでなく園子も度々事件の推理役として眠らせてきたことから園子が二人に話し掛け、蘭はどうにか新一を許してだとか前のように皆と仲良くなれるように取り持ってほしいと言ったのだが・・・園子は苦そうな顔をしながらも新一君を庇いたいと思うのは勝手だけれど、自分も何回か推理役にされたと明かされたことで財閥に色々電話を入れられたこともあってそんな気持ちになれないし、お母様達からももう利用されないためにも縁を切れと言われたからそうする・・・と言って離れていき、蘭は唖然とするしかなかった。
だが園子から言わせれば自分が勝手に利用された上で何も言われなかった事に関して、蘭程ではないが新一を友人として見ていたからこそ簡単に許したり味方に立ってはいけないと考えたからであった。様々に自分が言われた分も勿論あるが、蘭みたいに好きだからとか可哀想だからみたいな言葉で擁護するのは新一が簡単に許される足掛かりを他人が作ることだから、自分が蒔いた種は自分でどうにかさせようと。
故に園子がそんな態度だったものだから周りも簡単に前のようにとすることはせず、新一に蘭の二人は学校で浮いたままになっていった。そしてそんな生活の中で優作達が前述の通りに日本に戻ってきて生活することになるのだが、やはり厳しい目に晒されたままの状況が続くことに変わりはなかった。そして事件が起きたとしても警察に解決を依頼されることも無くなり、新一自身も事件に関わることに及び腰になっていった。やはり目暮達からしてもう新一に気楽に解決を頼みにくくなったこともあり、新一からすれば前のように推理をして目立つことをしたらマスコミに狙われるのではという事からだ。
・・・元に戻れば他の全ても元に戻るばかりか、時間が進むにつれて交遊関係やらが増えていったことからむしろ得られた物が多かったというように新一は考えていったことだろう。しかし暴く者によって全てを暴かれたことによってそんな未来とならなくなったばかりか、むしろ真逆の未来となっていくのである・・・悪意がないからだとか自分のやっていることだから大丈夫だなどと考えていたことが、その実はただ自分本意で都合のいいものだったということを気付かされた上で、そう知らされた当人の事を捕まえる機会など一生得られないままに・・・
END
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その際に少年探偵団の面々は涙を流して嫌だ嫌だと言ったが、志保も辛い顔をしながらも降谷の車に乗る形で別れを告げていった。今まで騙していてごめんなさいと言う形で。そして探偵団の面々はしばらく気を落とす形で過ごしていく事になった。
続いてそんな灰原を匿っていた阿笠だが、やはり新一を小五郎の元に入るようにと言い進めた元凶だった事から厳しい人目に晒されることになり、以降は騒ぎが収まる頃になってももう人の目に触れるように行動は出来なくなり、出掛けるのは極めて最小限の生活をするように以降は生きていった。
それで続いて優作と有希子についてだが、組織の事は海外でも影響があった為に親として子どもがそうしたいからと放置するばかりか、日本にすらいなかった事から出版社にもだが出版社からも抗議の声が出て、近隣に住んでいる人々からの白い目や言葉に晒される事になった・・・その為に二人は海外の家を引き払い、日本の家に帰ることを選んだ。いや、選ばざるを得なかった・・・この期に及んでもまだ日本に帰らず息子の事を放っておいて暮らすつもりかと言われ続けてきたのもあって、これは日本に帰っても続くだろうが海外の方が色々な意味で過激な事をしてくる者が多いからやむを得ないと見てだ。
そして新一と蘭の二人についてだが・・・新一は帝丹高校に戻ったがやったことがやったことなだけにもう遠巻きに視線を向けられて避けられるだけになり、蘭はそんな新一と周りとの温度差をどうにかしようとしたがどうにもすることは出来なかったばかりか、小五郎よりも新一を好きだから選んだといったような様子から新一より距離を取られる事になった。園子が最初にそうしたこともあってだ。
この園子が最初にというのは新一が小五郎だけでなく園子も度々事件の推理役として眠らせてきたことから園子が二人に話し掛け、蘭はどうにか新一を許してだとか前のように皆と仲良くなれるように取り持ってほしいと言ったのだが・・・園子は苦そうな顔をしながらも新一君を庇いたいと思うのは勝手だけれど、自分も何回か推理役にされたと明かされたことで財閥に色々電話を入れられたこともあってそんな気持ちになれないし、お母様達からももう利用されないためにも縁を切れと言われたからそうする・・・と言って離れていき、蘭は唖然とするしかなかった。
だが園子から言わせれば自分が勝手に利用された上で何も言われなかった事に関して、蘭程ではないが新一を友人として見ていたからこそ簡単に許したり味方に立ってはいけないと考えたからであった。様々に自分が言われた分も勿論あるが、蘭みたいに好きだからとか可哀想だからみたいな言葉で擁護するのは新一が簡単に許される足掛かりを他人が作ることだから、自分が蒔いた種は自分でどうにかさせようと。
故に園子がそんな態度だったものだから周りも簡単に前のようにとすることはせず、新一に蘭の二人は学校で浮いたままになっていった。そしてそんな生活の中で優作達が前述の通りに日本に戻ってきて生活することになるのだが、やはり厳しい目に晒されたままの状況が続くことに変わりはなかった。そして事件が起きたとしても警察に解決を依頼されることも無くなり、新一自身も事件に関わることに及び腰になっていった。やはり目暮達からしてもう新一に気楽に解決を頼みにくくなったこともあり、新一からすれば前のように推理をして目立つことをしたらマスコミに狙われるのではという事からだ。
・・・元に戻れば他の全ても元に戻るばかりか、時間が進むにつれて交遊関係やらが増えていったことからむしろ得られた物が多かったというように新一は考えていったことだろう。しかし暴く者によって全てを暴かれたことによってそんな未来とならなくなったばかりか、むしろ真逆の未来となっていくのである・・・悪意がないからだとか自分のやっていることだから大丈夫だなどと考えていたことが、その実はただ自分本意で都合のいいものだったということを気付かされた上で、そう知らされた当人の事を捕まえる機会など一生得られないままに・・・
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