危機感の喪失に対する対処(裏)
「・・・どうやら私の言うことは理解出来たようだけど、だからこそもう毛利さんのおばあさんの為にもおじさんを解放してやりなさいと言っているのよ。というよりここでおじさんを解放しなければ例え貴方が組織を潰して元の体に戻れても、もうおじさん達はおばあさんと元の関係に戻れない事になるというのもそうだけれど・・・この数日で貴方と言い合うようになってから私も考えていたのだけれど、貴方のいなくなったおじさんが名探偵として推理の必要な依頼や事件の解決が出来た上で名探偵の名を維持する事なんて出来ると思うの?」
「そっ!?それは・・・!?」
「「「っ・・・!」」」
ただ灰原の追撃は止むことなく更に小五郎が名探偵でいられるかという投げ掛けを向けると、新一は今までにない程に動揺に揺れて優作達もまたその言葉に顔色を瞬時に悪くするしかなかった・・・今現在小五郎が名探偵と呼ばれているのは阿笠から提供された様々な道具を使った上で新一が小五郎を眠らせ、操ってきた上で推理したからであって小五郎自身の能力で新一が来てからと同様の活躍など見込める筈がない・・・そう灰原の言葉で新一達全員感じたからだ。
「・・・流石におじさんに関してこんなことを言うのは失礼かとは思ったけれど、今ここでおばあさんというか大殿さんの手がある内におじさんが探偵稼業を辞めなかったらおじさんに待ち受けるのはまず、名探偵だった時のあれらは何だったのかって声だけならまだしも・・・『江戸川コナン』がいなくなった瞬間にこうなったのなら、『江戸川コナン』は一体何だったのかという疑念からのマスコミからの追跡調査も有り得るわよ。それこそおじさんや毛利さんからの言葉で貴方や優作さんが親戚だというように言っていたんだから、どこにいるのか知っているだろうというようにね」
「そ、それは・・・」
「言っておくけど、組織の事に関してはFBIとか様々な機関が追っているのもあるからそんな機関からして表沙汰にされたくないことだったり、組織の事を少し表に出すだけでもベルモットを例えに出すだけでもそんなことが・・・と大騒ぎになるのが目に見えてるから、出してもいい情報はそんな様々な機関と協議をした上でかなりの精査をされてオブラートに包める程度になると思うわよ。そしてその時に私や貴方の体の事やその解毒剤を作って元に戻ったなんて事は、まず表に出してもいい情報と見られないのは目に見えてるわ・・・だってそんなことが本当に起きえるのかという疑念を抱かれると共に、それが本当なら確かめろだとかいう人が出てきかねない可能性があるのよ?実際に目で見なければ信じられないという意見もそうだけれど、どちらかと言えば不安視されるのは自分が若返り出来る可能性があるならその薬の恩恵を得たい・・・といったような裏を持つような人がね」
「なっ・・・!?」
「今言ったのはあくまでも一例だけれど、私達のこの体に関してを若返り過ぎにしてもそれでも若返りの妙薬だと捉える人は出てくるのは考えられる事よ。そして他にも色んな可能性はあるかもしれないけれど、考えも精査も無しに貴方が全てをぶちまけるようなことをしたらそういった弊害はいくつも出てくることは間違いないし・・・おばあさんは貴方や優作さん達の事をどうオブラートに包んだ所で良くない感情を抱くと思うわよ。貴方からしたらおじさんや毛利さんを利用しようとしたつもりなんて更々ないのでしょうけど、おばあさんからしたら大殿さんの手助けを借りてまで探偵を辞めさせようとしたのにそんな形で貴方に探偵を続けさせられた上で、全てが終わって貴方がそれじゃあ名探偵の役割を終えたからハイさようならと離れるというのなら、それこそ貴方に対していい気持ちなんか抱かないでしょう・・・おじさん達の事は利用するだけ利用して、それで終わったらもう用済みだと終わらせる人物なんだと見るようになってね」
「っ!!」
その上でもしもの展開というか何も考えなしに新一が思うようにやれないし、そうした場合の事についてを灰原は話していくのだが・・・その中で出した小五郎の母親から向けられるだろう負の感情や考えについてに、たまらず大きく新一は体を後退させてしまった。新一からすれば自分が元の体に戻ってこうだったんだと説明すれば全てが丸く収まる筈だと思っていたのが、今の時点でそうしたなら少なくとも小五郎の母親からすれば・・・新一に対していい気持ちを抱けないだろうことが、灰原の言葉から感じてしまった為に。
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「そっ!?それは・・・!?」
「「「っ・・・!」」」
ただ灰原の追撃は止むことなく更に小五郎が名探偵でいられるかという投げ掛けを向けると、新一は今までにない程に動揺に揺れて優作達もまたその言葉に顔色を瞬時に悪くするしかなかった・・・今現在小五郎が名探偵と呼ばれているのは阿笠から提供された様々な道具を使った上で新一が小五郎を眠らせ、操ってきた上で推理したからであって小五郎自身の能力で新一が来てからと同様の活躍など見込める筈がない・・・そう灰原の言葉で新一達全員感じたからだ。
「・・・流石におじさんに関してこんなことを言うのは失礼かとは思ったけれど、今ここでおばあさんというか大殿さんの手がある内におじさんが探偵稼業を辞めなかったらおじさんに待ち受けるのはまず、名探偵だった時のあれらは何だったのかって声だけならまだしも・・・『江戸川コナン』がいなくなった瞬間にこうなったのなら、『江戸川コナン』は一体何だったのかという疑念からのマスコミからの追跡調査も有り得るわよ。それこそおじさんや毛利さんからの言葉で貴方や優作さんが親戚だというように言っていたんだから、どこにいるのか知っているだろうというようにね」
「そ、それは・・・」
「言っておくけど、組織の事に関してはFBIとか様々な機関が追っているのもあるからそんな機関からして表沙汰にされたくないことだったり、組織の事を少し表に出すだけでもベルモットを例えに出すだけでもそんなことが・・・と大騒ぎになるのが目に見えてるから、出してもいい情報はそんな様々な機関と協議をした上でかなりの精査をされてオブラートに包める程度になると思うわよ。そしてその時に私や貴方の体の事やその解毒剤を作って元に戻ったなんて事は、まず表に出してもいい情報と見られないのは目に見えてるわ・・・だってそんなことが本当に起きえるのかという疑念を抱かれると共に、それが本当なら確かめろだとかいう人が出てきかねない可能性があるのよ?実際に目で見なければ信じられないという意見もそうだけれど、どちらかと言えば不安視されるのは自分が若返り出来る可能性があるならその薬の恩恵を得たい・・・といったような裏を持つような人がね」
「なっ・・・!?」
「今言ったのはあくまでも一例だけれど、私達のこの体に関してを若返り過ぎにしてもそれでも若返りの妙薬だと捉える人は出てくるのは考えられる事よ。そして他にも色んな可能性はあるかもしれないけれど、考えも精査も無しに貴方が全てをぶちまけるようなことをしたらそういった弊害はいくつも出てくることは間違いないし・・・おばあさんは貴方や優作さん達の事をどうオブラートに包んだ所で良くない感情を抱くと思うわよ。貴方からしたらおじさんや毛利さんを利用しようとしたつもりなんて更々ないのでしょうけど、おばあさんからしたら大殿さんの手助けを借りてまで探偵を辞めさせようとしたのにそんな形で貴方に探偵を続けさせられた上で、全てが終わって貴方がそれじゃあ名探偵の役割を終えたからハイさようならと離れるというのなら、それこそ貴方に対していい気持ちなんか抱かないでしょう・・・おじさん達の事は利用するだけ利用して、それで終わったらもう用済みだと終わらせる人物なんだと見るようになってね」
「っ!!」
その上でもしもの展開というか何も考えなしに新一が思うようにやれないし、そうした場合の事についてを灰原は話していくのだが・・・その中で出した小五郎の母親から向けられるだろう負の感情や考えについてに、たまらず大きく新一は体を後退させてしまった。新一からすれば自分が元の体に戻ってこうだったんだと説明すれば全てが丸く収まる筈だと思っていたのが、今の時点でそうしたなら少なくとも小五郎の母親からすれば・・・新一に対していい気持ちを抱けないだろうことが、灰原の言葉から感じてしまった為に。
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