死んで尚の恋が終わる時

後書きです。いかがでしたでしょうか?蘭が新一を振りましたが。



ただこれを見てもうちょいメタ糞に新一を振るんじゃないのかと思われた方もいらっしゃるかと思いますが、今回のこの短編ではコナン本編後になんやかんやありつつも結ばれた上で死ぬまでラブラブだった二人を想定しての話なんですよね。そしてそんな二人が別れるとしたらどんなシチュエーションであるかを考えていったんですが、新一が新一らしくなくなるという状態だと思ったんです。そういったことを考えていく内に前の弱虫ペダルの短編のシチュエーションの新一がしっくり来たから、今回の短編をif物として作ったという訳です。



そしてそうして考えていったんですが・・・私の予想として新一も蘭も第三者の声がなかったら自分から別れを決断するどころか、別れると考えることすら困難だったんじゃないかと思うんですよね。自分達は以前はうまく行っていたんだし、新一が探偵になって事件に出会うようになるか時間が経てばどうにかなるんじゃないか・・・みたいな希望を抱く形でです。



だからというか第三者の存在が無ければ話が進まないかと思ったんですが、そこに加えて新一が別れを切り出すのは蘭が簡単に受け入れるつもりもないだろうことから蘭側が別れを切り出す側でないとならないだろうと思ったことや、強くこうしろと強制で言ってくるような相手からの言葉を聞き入れると思わなかったんですよね・・・その点で石垣の人柄とか空気感って蘭の説得役にはピッタリだと思うんです。自分を持っている人間であると共に他人に対しておおらかで、人を思いやれる存在は。



それでまぁ前作の流れを汲んでいるので新一があんな感じになったのを見て感じていく事で蘭も不安になったことから話のようになったわけですが・・・納得していただければ幸いです。



後書きは以上です。お読みいただきありがとうございました。









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