犯罪者だった男は探偵と自称する少年を何と見るか?
志保「・・・彼のお兄さんからある程度は工藤君については聞いていたけれど、正直ここまでその通りというかそのまんまだとは思っていなかったわ。そしてそれこそここに来ること無く一人で動くと決めたなら、お兄さんを筆頭として誰彼と巻き込んでるだとか考えず自分が先導して自分の力で組織を追えてるからこれが正解なんだと、お兄さん達の迷惑だとか気持ちなんかも二の次どころか考えもしていなかったでしょうね。自分の力でやってることの中で一人ではどうしようもなかったからやむ無く協力してもらいはしたけれど、自分が先導しているし自分が満足出来たからこれが正解なんだとね」
安室「・・・あまりこういうことは言いたくないが、本当に自己満足としか思えないな・・・そこまで自分でやりたいという事にこだわり、貫こうとするなんて・・・」
志保「それが自分の弟だからというようにお兄さんは言っていたし、ここでの生活で十二分に承知することになったけれど・・・だからこそのお願いとして少し彼と物理的に会えないようにもそうだけど連絡も出来ないようにした上で、貴方もそうだけど貴方の部下にも注意してもらいたいのよ。ここに来てからの彼の活動に関しては聞いてはいるけど、多分そろそろ注意しないと『工藤新一』のように探偵として名声を得て活動していた頃のように一緒に活動している人をそういった役割の人物に仕立て上げて、否応なしにその人が探偵といったように有名人にさせられかねないと思うわよ」
安室「・・・それは・・・」
志保「貴方達が秘密裏に動く傍らで彼の気持ちもあって、時々外に連れていく事はあるとは聞いているわ。そしてその度に事件を毎回毎回のように引き付けていて、勝手に動く彼が事件の真相を暴いて連れていった人がそれを明かしたということも・・・多分というか警察の方でももう今の工藤君もそうだし、彼を連れ出してる人も顔を覚えられていると思うわよ」
安室「・・・確かに風見はまたあんたらかと言われるようになったと言っていたな・・・」
志保「そうでしょう?でも工藤君は悪いと思ってないというより、むしろチャンスと思い出すと思うわよ。その風見って人を表向きは名実揃った探偵として仕立て上げて自分が共に動くことで表でも組織に近付くことが出来て、問題なくなるどころか公安としても得になるんじゃないかとね」
安室「・・・流石にそんなことはしないと思いたいが、そんなことが続けば君の言ったことになりかねない可能性も出てくるか・・・そしてそうなれば公安の上層部は僕達の事を不審に思い、叱責だけで済むならまだしも最悪組織に関わるのを止めさせられるかもしれないな・・・分かった。君に近付く事があまり出来ないようにした上で、薬のことも風見も交えて注意をするように言っておくよ」
志保「助かるわ。ただその辺りに関してはこれからも注意した方がいいわ。彼が今ここにいるのは本意ではないのだから、それならと違う形で自分のやりたいよう・・・自分の力で組織を追い詰めると独自でいて、勝手に動いていこうとする可能性はこれからも捨てきれないでしょうからね」
安室「・・・そういったことを起こさないように彼の舵取りをしながら動かなければならない、か・・・本人からしたらこちらに迷惑をかけるつもりがないからこそ厄介なんだよね。前と違って、君の話を聞いた今となっては・・・」
志保「でも今更彼をほっぽり出すなんて様々な意味で出来る事じゃないのは分かるでしょう?」
安室「あぁ・・・気は重いが、これからも僕達で彼の手綱を引かなきゃならないことはね・・・」
END
(公安の隠れ家に連れられた志保が新一がどんな活動をしていたのかを聞いた上で安室に話をしていった結果として、事件の解決には役に立つけど目立つ事をやられてと嘆いていた為に高遠からの話を口止めをちゃんとした上で話し合うと、こういった関係になった・・・という話です。風見に関しては他のネームドキャラがいなかった為、必然的に彼以外が役割を担えるキャラが出てきませんでした)
.
安室「・・・あまりこういうことは言いたくないが、本当に自己満足としか思えないな・・・そこまで自分でやりたいという事にこだわり、貫こうとするなんて・・・」
志保「それが自分の弟だからというようにお兄さんは言っていたし、ここでの生活で十二分に承知することになったけれど・・・だからこそのお願いとして少し彼と物理的に会えないようにもそうだけど連絡も出来ないようにした上で、貴方もそうだけど貴方の部下にも注意してもらいたいのよ。ここに来てからの彼の活動に関しては聞いてはいるけど、多分そろそろ注意しないと『工藤新一』のように探偵として名声を得て活動していた頃のように一緒に活動している人をそういった役割の人物に仕立て上げて、否応なしにその人が探偵といったように有名人にさせられかねないと思うわよ」
安室「・・・それは・・・」
志保「貴方達が秘密裏に動く傍らで彼の気持ちもあって、時々外に連れていく事はあるとは聞いているわ。そしてその度に事件を毎回毎回のように引き付けていて、勝手に動く彼が事件の真相を暴いて連れていった人がそれを明かしたということも・・・多分というか警察の方でももう今の工藤君もそうだし、彼を連れ出してる人も顔を覚えられていると思うわよ」
安室「・・・確かに風見はまたあんたらかと言われるようになったと言っていたな・・・」
志保「そうでしょう?でも工藤君は悪いと思ってないというより、むしろチャンスと思い出すと思うわよ。その風見って人を表向きは名実揃った探偵として仕立て上げて自分が共に動くことで表でも組織に近付くことが出来て、問題なくなるどころか公安としても得になるんじゃないかとね」
安室「・・・流石にそんなことはしないと思いたいが、そんなことが続けば君の言ったことになりかねない可能性も出てくるか・・・そしてそうなれば公安の上層部は僕達の事を不審に思い、叱責だけで済むならまだしも最悪組織に関わるのを止めさせられるかもしれないな・・・分かった。君に近付く事があまり出来ないようにした上で、薬のことも風見も交えて注意をするように言っておくよ」
志保「助かるわ。ただその辺りに関してはこれからも注意した方がいいわ。彼が今ここにいるのは本意ではないのだから、それならと違う形で自分のやりたいよう・・・自分の力で組織を追い詰めると独自でいて、勝手に動いていこうとする可能性はこれからも捨てきれないでしょうからね」
安室「・・・そういったことを起こさないように彼の舵取りをしながら動かなければならない、か・・・本人からしたらこちらに迷惑をかけるつもりがないからこそ厄介なんだよね。前と違って、君の話を聞いた今となっては・・・」
志保「でも今更彼をほっぽり出すなんて様々な意味で出来る事じゃないのは分かるでしょう?」
安室「あぁ・・・気は重いが、これからも僕達で彼の手綱を引かなきゃならないことはね・・・」
END
(公安の隠れ家に連れられた志保が新一がどんな活動をしていたのかを聞いた上で安室に話をしていった結果として、事件の解決には役に立つけど目立つ事をやられてと嘆いていた為に高遠からの話を口止めをちゃんとした上で話し合うと、こういった関係になった・・・という話です。風見に関しては他のネームドキャラがいなかった為、必然的に彼以外が役割を担えるキャラが出てきませんでした)
.