犯罪者だった男は探偵と自称する少年を何と見るか?
後書きです。いかがでしたでしょうか、このお話は?
まずこの話を思い付いたきっかけはとあるコメントをいただいた事から新一の事を高遠が見たらどうなるかという想像をしてみたことからなんですが、その結果として段々と萎えてくる高遠の姿が見えてきたんですよね・・・金田一と違って事件を楽しんでいく姿及び、探偵だって声高に名乗りを上げる姿に。
この辺りで金田一って少年の事件簿の頃の佐木とか剣持には素人が付く形ではありますが探偵と紹介された事は多々あっても、自分から探偵だなんて言ったことは進んではない記憶がありますからね・・・金田一は新一と違って話の中で出したように人としての矜持で行動していると思いますからこそ、高遠はその違いに萎えると思うんです。金田一を探偵として見ていた部分もあったけれど、小五郎のおっちゃんとの対比もあって新一が思う探偵ではなかったんだと考える形で。
まぁその辺りで優作達に関しても萎えているのは、そんな新一の在り方を肯定しているというか大本だからですね。むしろ親としてという視点で見るとろくでもない父親しか知らなかった高遠ではあっても、ベクトルが違うだけで親としては不適格であり能力はあっても萎えるタイプだと考えると思うんですよね。結局の所として事件が起きて楽しんでいる様子を見ていくと。
その点で少女というか志保に関しての態度が断然優しかった理由ですが、理知的であるということに加えて感情的に隙が見えやすかったことに尽きます。確かに志保は警戒心こそ高くはあったけれどそれらは妥当であった上で、理屈的にこうするのがいいだろうといった声には不安や不満はあっても納得はしてくれた訳ですからね。だから高遠からすれば多少なりにも本音やら助言を送った上で、送り出した訳です。
それでコナン世界の犯罪者についてになるんですが、金田一でも作中で言及したような程度の低い犯罪者もいたわけですが基本的に深い悲しみや怒りなんかで彩られて犯行に及んだ人が多いのに、やっぱり改めて思い返すと事件解決してスッキリ何も後味が悪くないなんて事はない・・・みたいな描写が多い上に、犯人も短絡的だったりやたらとポエミーでいて本気で悲しみとか怒りといった感情あったのかみたいな場面って多々ありましたからね。その辺りを高遠が見ていったら、この世界の犯罪者に自分の芸術を提供する価値はないと言うんじゃないかと感じたんです。
後、蘭に関してはもう完全にあしらうように見せない形でいつもあしらうくらいには情は蘭にはないです。これは新一にぞっこんであると共に新一を文句は言いつつも、結局は正しいみたいな考えを持っているからですね。だから表向きは丁寧にしつつ別に長く会話をするつもりがないから、新一にとっとと投げる事が常です。そこに蘭が気付くことはないです。
・・・さて、いつもならここで終わりという所ですが今回はオマケがあります。話としては志保が公安に送られてしばらくしての話になり、志保の周辺についての話になります。読まれる方は先へどうぞ。
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まずこの話を思い付いたきっかけはとあるコメントをいただいた事から新一の事を高遠が見たらどうなるかという想像をしてみたことからなんですが、その結果として段々と萎えてくる高遠の姿が見えてきたんですよね・・・金田一と違って事件を楽しんでいく姿及び、探偵だって声高に名乗りを上げる姿に。
この辺りで金田一って少年の事件簿の頃の佐木とか剣持には素人が付く形ではありますが探偵と紹介された事は多々あっても、自分から探偵だなんて言ったことは進んではない記憶がありますからね・・・金田一は新一と違って話の中で出したように人としての矜持で行動していると思いますからこそ、高遠はその違いに萎えると思うんです。金田一を探偵として見ていた部分もあったけれど、小五郎のおっちゃんとの対比もあって新一が思う探偵ではなかったんだと考える形で。
まぁその辺りで優作達に関しても萎えているのは、そんな新一の在り方を肯定しているというか大本だからですね。むしろ親としてという視点で見るとろくでもない父親しか知らなかった高遠ではあっても、ベクトルが違うだけで親としては不適格であり能力はあっても萎えるタイプだと考えると思うんですよね。結局の所として事件が起きて楽しんでいる様子を見ていくと。
その点で少女というか志保に関しての態度が断然優しかった理由ですが、理知的であるということに加えて感情的に隙が見えやすかったことに尽きます。確かに志保は警戒心こそ高くはあったけれどそれらは妥当であった上で、理屈的にこうするのがいいだろうといった声には不安や不満はあっても納得はしてくれた訳ですからね。だから高遠からすれば多少なりにも本音やら助言を送った上で、送り出した訳です。
それでコナン世界の犯罪者についてになるんですが、金田一でも作中で言及したような程度の低い犯罪者もいたわけですが基本的に深い悲しみや怒りなんかで彩られて犯行に及んだ人が多いのに、やっぱり改めて思い返すと事件解決してスッキリ何も後味が悪くないなんて事はない・・・みたいな描写が多い上に、犯人も短絡的だったりやたらとポエミーでいて本気で悲しみとか怒りといった感情あったのかみたいな場面って多々ありましたからね。その辺りを高遠が見ていったら、この世界の犯罪者に自分の芸術を提供する価値はないと言うんじゃないかと感じたんです。
後、蘭に関してはもう完全にあしらうように見せない形でいつもあしらうくらいには情は蘭にはないです。これは新一にぞっこんであると共に新一を文句は言いつつも、結局は正しいみたいな考えを持っているからですね。だから表向きは丁寧にしつつ別に長く会話をするつもりがないから、新一にとっとと投げる事が常です。そこに蘭が気付くことはないです。
・・・さて、いつもならここで終わりという所ですが今回はオマケがあります。話としては志保が公安に送られてしばらくしての話になり、志保の周辺についての話になります。読まれる方は先へどうぞ。
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