焔に触れお嬢様の目は変わる
「・・・あ~・・・どう言えばいいのかな、これ・・・」
「「「・・・」」」
・・・それでそこまで聞いた一同は、心底から困惑しているといったルークの声に新一以外の三人も揃って難しそうな顔で沈黙してしまった。何しろ事情があるのは分かってはいたが、ここまでだとは三人も思ってはいなかったのだ。ただそこで目を閉じフゥと一息ついた後、ルークは目を開けて表情を引き締めて極めて不本意そうに顔を反らす新一に目を向ける。
「・・・まぁ新一の考えってヤツは聞いて分かった。その自分を小さくした奴らを追って捕まえた上で、灰原にその解毒薬の完全版を作ってもらって元の体に戻りたいって事はな・・・ただそれを聞いてまだ困ってるとは思う上で話を進めるって意味で質問しますけど、毛利さんはそう聞いてこれからも新一に協力しようとかって思いますか?」
「・・・俺に聞くのかよって言いてーとこだけど、俺が答えねーと色々始まんねーか・・・つっても答えは決まってる。協力なんかするわけねーよ」
「っ!?」
そうしてルークが話を進めていく中で小五郎にどうかという話題を振ると、最初こそは眉間にシワを寄せたが迷うことなく協力はしないと言い切ったことに新一はたまらず小五郎に驚き顔を向けた。
「・・・何でみたいな顔をしてっが、それこそ何でお前・・・いや、お前らに協力しなきゃなんねーんだよ。お前もお前だが博士が最初に俺に何も言わねーまんま利用すりゃいいって言ったのもそうだし、優作さん達も優作さん達で俺に一言でも事実を伝えて協力してもらおうだなんて言わなかったんだろ?・・・俺に話す意味なんてないし、黙って利用すりゃいいとでも思ってな」
「違っ・・・父さん達はそんなこと・・・!」
「話を聞く限り優作さん達がお前の意志を優先して、俺に話さないかとかすら言わなかったのは事実だろ。つまりお前に博士もそうだが優作さん達からしたら俺にそうしてもいいって思ったって事だろうが・・・違うってんなら言ってみろ。お前も含めて俺に何も言わなかった理由ってヤツをな」
「ぅっ・・・」
小五郎はその新一に淡々と、それでいて冷めた声と目でどう自分は感じたのか・・・それらを言葉にしていくと、新一は慌てて擁護しようとしたがすぐに言葉を失うことになった。事実両親達が小五郎に話さないのかと新一に話すことを提案すらせず、新一の為に何も言わないまま行動し・・・新一もそれが当然とばかりに受け取ったことを一瞬たりとも疑問に思わなかったのは事実な為に。
「お、お父さん・・・ちょっと、言い過ぎよ・・・」
「言い過ぎだと・・・お前、こいつの味方をするってのか?言ってみりゃお前もこいつに何も言われず、騙された側になんだぞ・・・?」
「そ、それは・・・で、でもそれで協力しないってなったら新一はどうなるの・・・!?」
「どうもこうもないわ。新一君もそうだけど哀ちゃんの身柄は鈴木財閥が預かった上で、然るべき機関に引き渡すようにする予定よ」
「そ、園子・・・!?」
ただ蘭が新一の立場が危ういとたまらず擁護に入った蘭だが、小五郎からの逆の迫力を滲ませた問い掛けにあわてふためく中で園子が口を挟んだ言葉に信じられないという視線を向けた。園子からそんな言葉が出てくるのかというよう。
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「「「・・・」」」
・・・それでそこまで聞いた一同は、心底から困惑しているといったルークの声に新一以外の三人も揃って難しそうな顔で沈黙してしまった。何しろ事情があるのは分かってはいたが、ここまでだとは三人も思ってはいなかったのだ。ただそこで目を閉じフゥと一息ついた後、ルークは目を開けて表情を引き締めて極めて不本意そうに顔を反らす新一に目を向ける。
「・・・まぁ新一の考えってヤツは聞いて分かった。その自分を小さくした奴らを追って捕まえた上で、灰原にその解毒薬の完全版を作ってもらって元の体に戻りたいって事はな・・・ただそれを聞いてまだ困ってるとは思う上で話を進めるって意味で質問しますけど、毛利さんはそう聞いてこれからも新一に協力しようとかって思いますか?」
「・・・俺に聞くのかよって言いてーとこだけど、俺が答えねーと色々始まんねーか・・・つっても答えは決まってる。協力なんかするわけねーよ」
「っ!?」
そうしてルークが話を進めていく中で小五郎にどうかという話題を振ると、最初こそは眉間にシワを寄せたが迷うことなく協力はしないと言い切ったことに新一はたまらず小五郎に驚き顔を向けた。
「・・・何でみたいな顔をしてっが、それこそ何でお前・・・いや、お前らに協力しなきゃなんねーんだよ。お前もお前だが博士が最初に俺に何も言わねーまんま利用すりゃいいって言ったのもそうだし、優作さん達も優作さん達で俺に一言でも事実を伝えて協力してもらおうだなんて言わなかったんだろ?・・・俺に話す意味なんてないし、黙って利用すりゃいいとでも思ってな」
「違っ・・・父さん達はそんなこと・・・!」
「話を聞く限り優作さん達がお前の意志を優先して、俺に話さないかとかすら言わなかったのは事実だろ。つまりお前に博士もそうだが優作さん達からしたら俺にそうしてもいいって思ったって事だろうが・・・違うってんなら言ってみろ。お前も含めて俺に何も言わなかった理由ってヤツをな」
「ぅっ・・・」
小五郎はその新一に淡々と、それでいて冷めた声と目でどう自分は感じたのか・・・それらを言葉にしていくと、新一は慌てて擁護しようとしたがすぐに言葉を失うことになった。事実両親達が小五郎に話さないのかと新一に話すことを提案すらせず、新一の為に何も言わないまま行動し・・・新一もそれが当然とばかりに受け取ったことを一瞬たりとも疑問に思わなかったのは事実な為に。
「お、お父さん・・・ちょっと、言い過ぎよ・・・」
「言い過ぎだと・・・お前、こいつの味方をするってのか?言ってみりゃお前もこいつに何も言われず、騙された側になんだぞ・・・?」
「そ、それは・・・で、でもそれで協力しないってなったら新一はどうなるの・・・!?」
「どうもこうもないわ。新一君もそうだけど哀ちゃんの身柄は鈴木財閥が預かった上で、然るべき機関に引き渡すようにする予定よ」
「そ、園子・・・!?」
ただ蘭が新一の立場が危ういとたまらず擁護に入った蘭だが、小五郎からの逆の迫力を滲ませた問い掛けにあわてふためく中で園子が口を挟んだ言葉に信じられないという視線を向けた。園子からそんな言葉が出てくるのかというよう。
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