自らの想う物と相手の考えることの隔たり

後書きです。いかがでしたでしょうか、対価についての話は?



まず最初にこの話に関して何故ハガレンのエドを出したのかなんですが、対価をテーマとして話を作るにあたり誰がいいかとなった時に真っ先にエドが頭の中に思い浮かんだんです。錬金術の基本は等価交換という言葉から。なのでエドでいきました。

その上でエドに関してですが、本編でも出したように新一との相性に関して言うと同族嫌悪の気持ちを抱くと私は思うんです。ある程度被ってる部分がありながら、自分ではまず選ばない選択肢を選ぶだろうということから。ただその辺りは人によって考え方は違うと思うのですが、納得していただければ幸いです。

それで対価をテーマに話を進めようとなったのはとあるコナン厳しめの作品を見た時にそういったのを作りたいと思っての事からだったんですが、まぁ工藤夫妻に関してはコナン本編の感じから新一の意志を尊重して普段は離れてるけど、都合が悪いから来てくれって言われた時にだけ来る・・・なんていう親としてあまりにもな事をしてるんですよね。そしておっちゃんに関しては何も言わずに騙すだけ騙し、新一が自分で奴らを捕まえられないのは嫌だと言ったから新一を押し付けるだけ押し付けて金を渡すだけ・・・新一も含めてこれでいいわけないだろうということで、こんな話になりました。

ただこの話で蘭にも明かしてあんな展開になったことに関してですが、単純に蘭は事実を知ったなら新一と離れたくないという気持ちもそうですが色々と言った上で協力するという流れになると思うんです。新一は意地から蘭には言いたくないというようにしていましたが、これは確実だと思ってます・・・そしてまずおっちゃんに対して何も言わないようにしようとして、共に動こうとしてただろうと。なのでこのようになりました。

後、博士に関して除外というか変化させたことに関してはエドを工藤家に関係させるには誰と仲良くさせるかの消去法から・・・が正直な所です。工藤家や毛利家の一員としては先のLinの方でやってますし、日本人らしく黒か茶髪気味な髪色のエドはらしくないと思ったから博士と仲良く設定でいきました。まぁそもそも博士からおっちゃんの所に転がり込むと言った部分にツッコむべきだと思ったんですが、それだと話が難しくなりますので無しにしました。

ただまぁおっちゃんを利用する側三人に関してですが、やはり色々と誠意とか感謝とか利用してる自覚とか罪悪感とか・・・足りなすぎると思うのは否定出来ないというか、むしろ否定出来る要素あるのかと感じますよ本当に。本編上で人間関係についての対価についてを話しましたが、それらから踏まえるとおっちゃんに求めるだけ求めて何かを与えたかと言われれば本当に初期の頃にあげた一千万・・・確かに金額自体は普通に見れば大金ではあっても、それもおっちゃんにやってもらっている役割に優作が稼いでいる金を考えれば安いと言わざるを得ないと思いますし、繰り返し言うようですが諸々の感謝や誠意の気持ちが足りなさすぎる・・・だからこそおっちゃんもそうですし、利用云々に関しては英理も流石に蘭可愛さに擁護は出来ないししないだろうということからこの話のようになったんです。実際に新一達の発言や態度を見て聞いたなら、エドの感性からの言葉もあってこうなるだろうと。



それと一応というか本編ラスト辺りでほぼ流していましたが、新一が元に戻れたであったりは灰原と都合よく合流出来たからと思ってください。それくらいで大丈夫です。本編的には重要視するような所ではないので。



補足は以上になりますが、いかがでしたでしょうか?面白いであったり、理解していただけたなら幸いです。ではお読みいただきありがとうございました。









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