元世界最高の探偵が物語に加わ・・・らないだけの話
「まぁこうしてコナン君も帰ってきた事ですから、私は妃弁護士の方に行きましょう。あまり長居をしても迷惑でしょうしね」
「ちょっ、ちょっと待ってよ頼人兄ちゃん!どうして頼人兄ちゃんはアメリカから帰ってきたの!?」
「・・・私、君と初対面ですよね?どうして私の事を知っているんですか?」
「初対面なのか?」
「えぇ。毛利さんが工藤家の親戚の子どもを預かっていてそれがコナン君だとは聞いていましたが、少なくとも私はこの子の親を含めて会ったことはありませんね」
「っ・・・(まずい・・・頼人は父さん達の元にいなかったし、日本に帰ってくることはまずないだろうからって巻き込まない意味も含めて何も言ってなかったツケが・・・!)!」
そんな中で頼人は立ち上がりもう出ると切り出し慌てて新一は制止をかけるが、首を傾げながら会ったことないと小五郎の問い掛けに答えつつ顔を見る頼人に新一は一瞬息を詰まらせる。両親と違い事情を知らせてないことが裏目に出たと。
「・・・そ、それは仕方無いよ・・・ちょっと半年くらい前からお父さん達と工藤さんは交流をちょこちょこ始めたってくらいで、僕も新一兄ちゃんとくらいしかあまり話したことがないから・・・」
「・・・そうですか。まぁ私が会ってない親戚がいてもおかしくはありませんが、私の名前はともかく顔までは知らないはずでは?」
「それは昴さんから電話で聞いたんだよ・・・頼人っていう人が工藤家に来たけど工藤家の一員なのかって風な事を言われたのと、お土産を渡しにここやおばさんの所に来るって・・・」
「あぁ、昴さんでしたか。確か貴方が工藤家を使えるようにと話をして家を使っているとの事でしたが、話を聞いた上で私に何か聞きたいことがあるんですか?」
「えっ・・・それは頼人兄ちゃんがどうしていきなり帰ってきたのかを知りたいんだけど・・・」
「昴さんに話した通りですよ?もう向こうの大学の単位は取り終わって論文も書き終わっていますから、報告を兼ねて一時帰国しに来ただけです。まぁ父さん達は家にはいないけれど新一なら家にいるだろうと早合点して何も報告を入れなかったのは、私の不手際だったとは思いますけれどね」
「・・・何か困ったことがあったから相談の為に帰ってきたとかじゃないの?」
「それでしたら日本で一人暮らしていてアメリカに気軽に来れない新一にではなく、フットワークの軽い父さん達に話をした方が早いですしこちらにも来れますからそちらに話をしますよ。それ以前にそもそも新一の助けが必要だと言うなら、そう言った旨の電話を先にしてから戻ります。流石にいきなり帰ってきてそんなことの解決を予告無しに頼むほど私も考えなしではありませんよ」
「・・・じゃあ本当に頼人兄ちゃんはただ帰ってきただけ?」
「だからそう言っているではありませんか。それに父さん達からはたまには帰ってやれって言われたからこういった機会もあって帰ってきただけですからね」
「そうなんだ・・・(勘繰りすぎたか・・・それに頼人の性格を考えればそりゃ何かあるなら事前に言うよな)」
そうして頼人と話をしていきその中身に考えすぎたと新一は感じていった。言うことが間違ってないと感じたのもあるが、しばらく会っていなかった弟の考え方ならこういった風になるだろうと。
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「ちょっ、ちょっと待ってよ頼人兄ちゃん!どうして頼人兄ちゃんはアメリカから帰ってきたの!?」
「・・・私、君と初対面ですよね?どうして私の事を知っているんですか?」
「初対面なのか?」
「えぇ。毛利さんが工藤家の親戚の子どもを預かっていてそれがコナン君だとは聞いていましたが、少なくとも私はこの子の親を含めて会ったことはありませんね」
「っ・・・(まずい・・・頼人は父さん達の元にいなかったし、日本に帰ってくることはまずないだろうからって巻き込まない意味も含めて何も言ってなかったツケが・・・!)!」
そんな中で頼人は立ち上がりもう出ると切り出し慌てて新一は制止をかけるが、首を傾げながら会ったことないと小五郎の問い掛けに答えつつ顔を見る頼人に新一は一瞬息を詰まらせる。両親と違い事情を知らせてないことが裏目に出たと。
「・・・そ、それは仕方無いよ・・・ちょっと半年くらい前からお父さん達と工藤さんは交流をちょこちょこ始めたってくらいで、僕も新一兄ちゃんとくらいしかあまり話したことがないから・・・」
「・・・そうですか。まぁ私が会ってない親戚がいてもおかしくはありませんが、私の名前はともかく顔までは知らないはずでは?」
「それは昴さんから電話で聞いたんだよ・・・頼人っていう人が工藤家に来たけど工藤家の一員なのかって風な事を言われたのと、お土産を渡しにここやおばさんの所に来るって・・・」
「あぁ、昴さんでしたか。確か貴方が工藤家を使えるようにと話をして家を使っているとの事でしたが、話を聞いた上で私に何か聞きたいことがあるんですか?」
「えっ・・・それは頼人兄ちゃんがどうしていきなり帰ってきたのかを知りたいんだけど・・・」
「昴さんに話した通りですよ?もう向こうの大学の単位は取り終わって論文も書き終わっていますから、報告を兼ねて一時帰国しに来ただけです。まぁ父さん達は家にはいないけれど新一なら家にいるだろうと早合点して何も報告を入れなかったのは、私の不手際だったとは思いますけれどね」
「・・・何か困ったことがあったから相談の為に帰ってきたとかじゃないの?」
「それでしたら日本で一人暮らしていてアメリカに気軽に来れない新一にではなく、フットワークの軽い父さん達に話をした方が早いですしこちらにも来れますからそちらに話をしますよ。それ以前にそもそも新一の助けが必要だと言うなら、そう言った旨の電話を先にしてから戻ります。流石にいきなり帰ってきてそんなことの解決を予告無しに頼むほど私も考えなしではありませんよ」
「・・・じゃあ本当に頼人兄ちゃんはただ帰ってきただけ?」
「だからそう言っているではありませんか。それに父さん達からはたまには帰ってやれって言われたからこういった機会もあって帰ってきただけですからね」
「そうなんだ・・・(勘繰りすぎたか・・・それに頼人の性格を考えればそりゃ何かあるなら事前に言うよな)」
そうして頼人と話をしていきその中身に考えすぎたと新一は感じていった。言うことが間違ってないと感じたのもあるが、しばらく会っていなかった弟の考え方ならこういった風になるだろうと。
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