そう在れと造られた割れ鍋に綴じ蓋はもう他には合わない
この辺りに関してはしのぶは自分の感じ方の問題であって、新一は悪いことをやっているわけではない事は十分に承知している。事件の解決・・・それももっぱら殺人に発展している上に常人にはどういうトリックが使われているか分からず、未解決事件になりかねない物を解決に導くという行為については確かに悪くない事だと。
だがまた俺はやってやったんだと楽しげでいて笑顔を浮かべるその様子は、自分の事を整理した時同様の物であると見えた・・・つまりは推理が出来てその謎を解き明かす事に喜びを感じるということであり、人が死んでいるという事実を前にしてもそういったことが出来る人間だとしのぶは感じてしまったのである。
そしてそんなものだからしのぶはやはり新一やそんな新一を盛り立てるような周囲に対して表向きはともかく、心を許す気にはなれないと足並みを乱すことはしないが深くは付き合わないように高校では過ごしていったのだが・・・
「・・・その点では毛利さんに対して少しは可哀想だとは思いますが、最大の機会と言えた工藤君の休学の時に工藤君の事を突き放す事が出来なかったのは彼の接触があったからとは言え、あそこまでいけば最早自己責任としか言いようがないと思いますから同情は出来ませんしね」
それで蘭についてもしのぶは口にするが、同情出来ないとの言葉通りため息を吐くような様子を浮かべていた。
・・・新一の事が目や耳に入るなら当然一番近くにいる蘭の事も入って来る事になるが、それらの様子はしのぶからしてみれば今もだが未来にも穏やかな幸せなんて待ってないんだろうなと見れる物だった。学校で見せるようなじゃれ合いくらいの様子ばかりならそうは思わなかったが、やはり新一の探偵活動やら事件やらで揉める事が少なくない事や蘭もそこに巻き込まれる事と・・・何より話にしたよう新一の隣にいる為の心構えや姿勢といった物について、全く考えようなんてしない様子を見てだ。
ただそういうことを言えば蘭が素直に聞くかもだが新一が関わってくればややこしい事態になるのが目に見えていた事から、面倒を避ける為に何も言わないようにしていたしのぶだったが・・・新一が休学をするとなって少しの間蘭が悲しげにしている様子を見た時、可哀想という気持ちもあったがそれ以上に蘭が変わる事の出来る機会なのではと感じていた。蘭の新一に対する中途半端に好きだから一緒にいたいというだけで留まり続け、その為の覚悟も何も出来ないししようともしない状態が変わる機会ではと。
この辺りはうっすら新一がデートの最中でいきなり別行動しようと別れてから姿を見なくなったと園子との会話が流れ聞こえてきたことから、しのぶも新一は何やらまた厄介事に巻き込まれただけならまだいいが最悪もう殺されてしまった可能性すらあると感じたからこそであった・・・新一達から聞こえてくる話の中で犯人に襲われただとか危険に出会すといった事もあったと聞いたことから、順当に見れば学校にはちゃんと通っていた新一が連絡も何もなしに休むことなど、物理的に学校に通えない理由があるからだろうと。
だから新一が無事な姿を見せないなら蘭は新一の事についてすぐにとは言わないし気持ちも落ち込みはするだろうが、それでも次第に考えやら気持ちは新一がいなくなったということをどういう形であれ受け入れる・・・それでも新一を信じて待つと強く思うか、もう諦めるというように考えるといったようになるかの二択になるとしのぶは思っていた。むしろそうなる方が健全な在り方だろうと。
ただそんな風になるかと思いきや少ししてから蘭が新一から連絡が来たというように嬉しそうに話しているのを見た時、しのぶは内心で二つの考えが浮かんでいた。それは新一が生きていた事は別に死んでほしいわけではないからまぁ良しとするというものと、蘭のその様子にこれは色々と駄目だろうなというように感じた事である。
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だがまた俺はやってやったんだと楽しげでいて笑顔を浮かべるその様子は、自分の事を整理した時同様の物であると見えた・・・つまりは推理が出来てその謎を解き明かす事に喜びを感じるということであり、人が死んでいるという事実を前にしてもそういったことが出来る人間だとしのぶは感じてしまったのである。
そしてそんなものだからしのぶはやはり新一やそんな新一を盛り立てるような周囲に対して表向きはともかく、心を許す気にはなれないと足並みを乱すことはしないが深くは付き合わないように高校では過ごしていったのだが・・・
「・・・その点では毛利さんに対して少しは可哀想だとは思いますが、最大の機会と言えた工藤君の休学の時に工藤君の事を突き放す事が出来なかったのは彼の接触があったからとは言え、あそこまでいけば最早自己責任としか言いようがないと思いますから同情は出来ませんしね」
それで蘭についてもしのぶは口にするが、同情出来ないとの言葉通りため息を吐くような様子を浮かべていた。
・・・新一の事が目や耳に入るなら当然一番近くにいる蘭の事も入って来る事になるが、それらの様子はしのぶからしてみれば今もだが未来にも穏やかな幸せなんて待ってないんだろうなと見れる物だった。学校で見せるようなじゃれ合いくらいの様子ばかりならそうは思わなかったが、やはり新一の探偵活動やら事件やらで揉める事が少なくない事や蘭もそこに巻き込まれる事と・・・何より話にしたよう新一の隣にいる為の心構えや姿勢といった物について、全く考えようなんてしない様子を見てだ。
ただそういうことを言えば蘭が素直に聞くかもだが新一が関わってくればややこしい事態になるのが目に見えていた事から、面倒を避ける為に何も言わないようにしていたしのぶだったが・・・新一が休学をするとなって少しの間蘭が悲しげにしている様子を見た時、可哀想という気持ちもあったがそれ以上に蘭が変わる事の出来る機会なのではと感じていた。蘭の新一に対する中途半端に好きだから一緒にいたいというだけで留まり続け、その為の覚悟も何も出来ないししようともしない状態が変わる機会ではと。
この辺りはうっすら新一がデートの最中でいきなり別行動しようと別れてから姿を見なくなったと園子との会話が流れ聞こえてきたことから、しのぶも新一は何やらまた厄介事に巻き込まれただけならまだいいが最悪もう殺されてしまった可能性すらあると感じたからこそであった・・・新一達から聞こえてくる話の中で犯人に襲われただとか危険に出会すといった事もあったと聞いたことから、順当に見れば学校にはちゃんと通っていた新一が連絡も何もなしに休むことなど、物理的に学校に通えない理由があるからだろうと。
だから新一が無事な姿を見せないなら蘭は新一の事についてすぐにとは言わないし気持ちも落ち込みはするだろうが、それでも次第に考えやら気持ちは新一がいなくなったということをどういう形であれ受け入れる・・・それでも新一を信じて待つと強く思うか、もう諦めるというように考えるといったようになるかの二択になるとしのぶは思っていた。むしろそうなる方が健全な在り方だろうと。
ただそんな風になるかと思いきや少ししてから蘭が新一から連絡が来たというように嬉しそうに話しているのを見た時、しのぶは内心で二つの考えが浮かんでいた。それは新一が生きていた事は別に死んでほしいわけではないからまぁ良しとするというものと、蘭のその様子にこれは色々と駄目だろうなというように感じた事である。
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