そう在れと造られた割れ鍋に綴じ蓋はもう他には合わない

「短所と長所は表裏一体というように言われた言葉を聞いたことがありますが、二人の仲が度々悪くなることについては探偵活動や事件が原因であることは確かではあるでしょう。ですが同時にその探偵活動に事件こそが二人の関係を近付ける物というようにもこれまでの話で私は言いましたが、だからこそ言えることとしては探偵活動や事件というモノは二人からしたら仲を取り持つ要素と、仲を悪くする要素を併せ持ったモノだと私は感じたんですよ」
「「「「っ・・・!」」」」
それで二人にとって探偵活動や事件が二つの要素を併せ持ったモノだろうと考えた中身についてをしのぶが話していくと、四人は揃ってハッとした顔を浮かばせた。しのぶの言いたい事がその言葉で理解出来たというよう。
「皆さんが私の言わんとしたことを理解されたようなのはその様子から分かりますが、ならどうすれば二人の仲に関して改善されるのかに関しては先に言ったようこれまでのようにしかならないと思いますよ。そこについては改めて言わせてもらいます」
「えっ・・・ど、どうして・・・!?」
しのぶもその様子に四人が理解したことを理解するがもう改善は無理だろうと改めて口にした事に、蘭はすがるようにたまらず声を上げるがしのぶは困ったような笑顔で首を横に振る。
「これに関しては二人のコミュニケーションがそれらで成り立っていたからこそ、どうにかそれを変えようと思っても容易に変えられないと思ったのもですが・・・それ以上の根本的な問題は事件及び工藤君の探偵活動が工藤君の周りにいる限り、ずっと付きまとってくるだろうことからです」
「「「「っ!」」」」
そんな様子のまましのぶが口にした答えにまた四人は揃ってハッとすると共に、否定の声を出すことが出来なかった。新一の近くにいるならずっと事件や探偵活動についてが関わってくるという言葉に、新一との今までの付き合いと実際に新一といる時に結構な数の事件に出会い続けてきたのもあって否定出来ないと四人共に感じた為に。
「四人共私の言ったことに感じるモノがあったようですね。まぁ私より工藤君との付き合いの時間が短い筈の世良さんに宮野さんも理解出来ていると考えると、それだけ工藤君の周りで事件が起きる事についての印象は強いということなんでしょう」
「「っ・・・」」
それで続け様にしのぶが世良と志保が理解出来るくらいな事に言及すると、二人は苦い表情になるしかなかった。しのぶより新一と濃ゆい時間の付き合いをしていたとは二人共感じていたが、しのぶより共に過ごした時間が少ない上でそんな中でも新一の周りで事件が起きやすい事を感じていたのも確かであり、そんなことないと否定出来なかった為に。
「そんな風に付き合いの短いお二人でも工藤君の周りでは事件が起きる事や、それを解決する為の探偵活動というモノに工藤君が傾倒してしまう頻度が高過ぎる上に、そこに加えて先に言ったよう工藤君自身はそんな状況についてウンザリといったようになるなんてことは一切ない・・・こういった工藤君の事を考えると私から見たら工藤君はどうにかしたいと言葉で言いはしても、自分は探偵だから仕方無いといった事を言うばかりでその状態を変えられないだろうことは目に見えてます」
「・・・だから新一君と蘭の関係について改善が出来ないって胡蝶さんは見たって言うのね」
「そういうわけですがここまで来れば工藤君にどうこうと変わってもらおうとするより、毛利さん自身が考えを変えるだとか最悪別れる事についてを考えた方が早いかと思いますが・・・二人がどちらもそんなことがそう簡単に出来ない割れ鍋に綴じ蓋という状態になってしまってると私は見たからこそ、こうも言っているんです」
「え・・・割れ鍋に綴じ蓋・・・?」
そんな風に二人がなりつつもしのぶが新一が変わりようがないことを口にしていくと園子が苦く理解したと漏らすが、続いた割れ鍋に綴じ蓋という言葉に蘭もだが三人もどういうことかと怪訝そうな顔を浮かばせた。









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