そう在れと造られた割れ鍋に綴じ蓋はもう他には合わない
「ただその辺りは工藤君の事ですから何か大きな事件があってそれの解決に奔走していただろうとは私達も感じてはいますが、その事件の中身についてはこの話では関係はなく重要なのは工藤君と毛利さんの関係が、その事件で最終的に恋人関係にまでなるという形で発展したことです・・・これに関して個人的な予想として私はその事件が無かったら二人が恋人関係になるには、早く見ても高校卒業で遅く見たら大学卒業に工藤君が探偵に就いた時といったくらいだったろうなと思います」
「・・・今までの話の流れから考えると事件というきっかけがない二人だとそういった関係に行くまで、告白だとかのきっかけを得られていなかった可能性が高かったのではと胡蝶さんは見たのね」
「はい。理解していただけたならいいんですが、そういう風に晴れて恋人関係にまでなったのに何で関係が険悪になるのか・・・ということについてはそもそものこととして聞かせてもらいますが、事件は起きた方がいいモノだと思いますか?人が死ぬ事を始めとして起きれば被害者もそうですが関わった人達にまず漏れなく不幸をもたらすようなモノが、そう身近で頻繁に」
「そ、そう言われると事件が起きるのはいいことだなんて言えるわけがないとしか言えないけど・・・それが二人の関係の悪化にどう関わるっていうんだい?」
ただそこについては深堀りせず事件が無ければと仮定したしのぶの言葉に、志保が理解出来たというよう口にした後に問い掛けを向けると世良は流石にというようそれは無いと言いつつ、その意味を問い返す。
「そこに関しては単純な話として二人の関係を縮めるという意味ではいい方に繋がったでしょうが、同時に悪い事にも繋がりかねないんです・・・事件に出会えば例え毛利さんとデートだとかいい状態にあろうが事件に向き合う事に瞬時に気持ちを切り替えられる工藤君と、そんな状態が台無しになり事件が解決することやその時の工藤君に見惚れなどしてある程度の不満は相殺は出来ても、完全に相殺出来ないからこそ次第に工藤君が探偵活動することや事件に出会う事だったりについての不満が溜まっていくといった毛利さんという状況にも」
「「「「っ!」」」」
そんな声にしのぶが口にしていったこれが答えといった言葉に四人は揃ってハッとした。新一と蘭の明確な差についてであってとても否定出来るような物ではなかったことに。
「これに関しては正式に付き合うとなる前から度々工藤君との間で喧嘩が起きた原因について照らし合わせて、そのことごとくが探偵や事件関連だったこともですがそういった喧嘩が起きて一時は収まりはしても、時間が経てば同じような事でまた喧嘩をしたといった話を何度も聞いた事から考えたことになります。工藤君は事件を解決したからそれで毛利さんとのデートやらは台無しにされたことはチャラになった上で、前も同じような事があってその時に言ったことで納得してくれただろうに何でだと思ってるだろうけど、毛利さんは理屈では分かってはいても感情としては事件が身の回りでよく起こることに対する不満が溜まっていったのだろうと」
「・・・だからそんな風な新一君に対して蘭が度々怒るって感じになるってことなんだろうけど、それならなんで蘭と新一君は今も続いてるの・・・?」
「それこそが先に言った二人にとってのコミュニケーションに他ならないからですよ」
しのぶはそのままいかに自分が前の様子からそう感じたかを話していき、園子がなら何で関係が続いているのかと漏らすとそれが二人にとってのコミュニケーションだからと返す。
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「・・・今までの話の流れから考えると事件というきっかけがない二人だとそういった関係に行くまで、告白だとかのきっかけを得られていなかった可能性が高かったのではと胡蝶さんは見たのね」
「はい。理解していただけたならいいんですが、そういう風に晴れて恋人関係にまでなったのに何で関係が険悪になるのか・・・ということについてはそもそものこととして聞かせてもらいますが、事件は起きた方がいいモノだと思いますか?人が死ぬ事を始めとして起きれば被害者もそうですが関わった人達にまず漏れなく不幸をもたらすようなモノが、そう身近で頻繁に」
「そ、そう言われると事件が起きるのはいいことだなんて言えるわけがないとしか言えないけど・・・それが二人の関係の悪化にどう関わるっていうんだい?」
ただそこについては深堀りせず事件が無ければと仮定したしのぶの言葉に、志保が理解出来たというよう口にした後に問い掛けを向けると世良は流石にというようそれは無いと言いつつ、その意味を問い返す。
「そこに関しては単純な話として二人の関係を縮めるという意味ではいい方に繋がったでしょうが、同時に悪い事にも繋がりかねないんです・・・事件に出会えば例え毛利さんとデートだとかいい状態にあろうが事件に向き合う事に瞬時に気持ちを切り替えられる工藤君と、そんな状態が台無しになり事件が解決することやその時の工藤君に見惚れなどしてある程度の不満は相殺は出来ても、完全に相殺出来ないからこそ次第に工藤君が探偵活動することや事件に出会う事だったりについての不満が溜まっていくといった毛利さんという状況にも」
「「「「っ!」」」」
そんな声にしのぶが口にしていったこれが答えといった言葉に四人は揃ってハッとした。新一と蘭の明確な差についてであってとても否定出来るような物ではなかったことに。
「これに関しては正式に付き合うとなる前から度々工藤君との間で喧嘩が起きた原因について照らし合わせて、そのことごとくが探偵や事件関連だったこともですがそういった喧嘩が起きて一時は収まりはしても、時間が経てば同じような事でまた喧嘩をしたといった話を何度も聞いた事から考えたことになります。工藤君は事件を解決したからそれで毛利さんとのデートやらは台無しにされたことはチャラになった上で、前も同じような事があってその時に言ったことで納得してくれただろうに何でだと思ってるだろうけど、毛利さんは理屈では分かってはいても感情としては事件が身の回りでよく起こることに対する不満が溜まっていったのだろうと」
「・・・だからそんな風な新一君に対して蘭が度々怒るって感じになるってことなんだろうけど、それならなんで蘭と新一君は今も続いてるの・・・?」
「それこそが先に言った二人にとってのコミュニケーションに他ならないからですよ」
しのぶはそのままいかに自分が前の様子からそう感じたかを話していき、園子がなら何で関係が続いているのかと漏らすとそれが二人にとってのコミュニケーションだからと返す。
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