もし新一が高校から公に探偵稼業を開始させたら 後編
「英理がどれだけ今回の事を把握してるかは俺は分からねぇ。蘭が何か話してる可能性だってあるし別に何も話してない可能性もあるが、あいつとはあまり連絡も取っちゃいないからな。だがそれでも今回の事について英理が聞いたらどうなるかってのを想像すると、あいつの性格ならまず間違いなく自分に頼らず優作さん達にどうにかするように言えって風になるのは目に見えてる。俺に対してどうかって気持ちがあるのを差し引いても、新一達の自業自得な部分から今回の事に発展した上で俺が最初から新一達に関わりたくねぇって言ってた事から、まだ最初から新一の探偵活動について話す時に英理もその場にいたなら話は違ったかもしれねぇが、その時になって自分達の味方についてくれなんて言った所で都合のいいことを言うなって風に拒絶する形でな」
「あぁ・・・僕は妃さんと直接会ったことはないですけど、毛利さんの事を始めにどうこうして欲しいと頼んでも、その前段階から気に入らないってなるのが目に見えたということなんですね」
そしてそのまま前置きをしつつ英理が今回の事をどう思うかについて自身が考えたことを小五郎は確信していると迷わず口にすれば、佐木弟も納得といったように漏らしていく。別居して長い上に意地を張って元鞘に戻るつもりなんかないと言う小五郎だが、それでも根本では英理の事を好きで諦められない上に理解しているからこその答えに。
「そういうことだがまぁそんなんだから英理が俺と協力みたいな事は余程じゃねぇとねぇだろうが、少なくとも余程の何かがねぇなら英理が向こうにつくことはねぇだろうことも間違いねぇだろう。むしろ蘭が新一達の為にどうかってな気持ちになればなるほど、英理の中で蘭に対する気持ちが離れていく事になるだろうがそこについちゃそうなるかは確定してねぇからどうでもいいが・・・もし仮に新一や蘭の側に英理がついたにしてもそれで俺が意見を翻す気は一切ねぇがな」
「・・・例え妃さんから離婚を切り出されるだとか、毛利センパイについてもう自分が引き受けるし二度と会わせないみたいに言われたとしてもですか?」
「・・・そういう風に言われたら内心はそんな涼やかな気持ちじゃいられねぇだろうとは俺も予想はつく。だがその時は表向きは平気な顔をしてそれでいいって風に言うだろうな。もう英理がどうするか自分で選んだことだってのもそうだがここで尻込みしたような態度を見せりゃ、これから先の何十年をあいつらに振り回される人生になるのは目に見えてるからそれを避ける為にも、英理と完全に切れるのも仕方ねぇ事だってな」
だからこそ英理なら大丈夫だろうというように言いつつももしもの事があっても迷う事はしないと、感情の部分では割り切れなくても理屈としてそうすると佐木弟の静かな問い掛けにそういった気持ちを滲ませながら返す。
「ただそんな風になることは余程じゃねぇならないだろう。新一に対して近い位置にいた俺がこういう風になったってのに長いこと新一と直接顔を合わせてもいねぇ英理が、そんな蘭の頼みだとかみたいなことから俺を叩き伏せてやるみたいな考えになることは・・・ただ英理ならまずそうはならないって分かるのに、蘭もそうだし優作さん達もあれだけ話をしたってのに新一の味方をしそうだってなるのは分かっちゃいるが、やっぱりどうかとしか思えねぇな」
「・・・その辺りはやっぱり惚れた弱みに自分達の子どもであって優作さんの子どもというのもあって、優秀だって事からセンパイならって風に信じたくなっちゃうんでしょうね」
「そう思う気持ちだけならまだいいんだが、結果が出てるってのにそれをまず改められねぇのが目に見えてるのがな・・・」
しかしすぐに英理ならそうはならないだろうと気持ちを切り替えつつ優作達や蘭と比較する小五郎の声に、佐木弟が口にした言葉にたまらずソファーに体を預ける形で天を仰ぐ。
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「あぁ・・・僕は妃さんと直接会ったことはないですけど、毛利さんの事を始めにどうこうして欲しいと頼んでも、その前段階から気に入らないってなるのが目に見えたということなんですね」
そしてそのまま前置きをしつつ英理が今回の事をどう思うかについて自身が考えたことを小五郎は確信していると迷わず口にすれば、佐木弟も納得といったように漏らしていく。別居して長い上に意地を張って元鞘に戻るつもりなんかないと言う小五郎だが、それでも根本では英理の事を好きで諦められない上に理解しているからこその答えに。
「そういうことだがまぁそんなんだから英理が俺と協力みたいな事は余程じゃねぇとねぇだろうが、少なくとも余程の何かがねぇなら英理が向こうにつくことはねぇだろうことも間違いねぇだろう。むしろ蘭が新一達の為にどうかってな気持ちになればなるほど、英理の中で蘭に対する気持ちが離れていく事になるだろうがそこについちゃそうなるかは確定してねぇからどうでもいいが・・・もし仮に新一や蘭の側に英理がついたにしてもそれで俺が意見を翻す気は一切ねぇがな」
「・・・例え妃さんから離婚を切り出されるだとか、毛利センパイについてもう自分が引き受けるし二度と会わせないみたいに言われたとしてもですか?」
「・・・そういう風に言われたら内心はそんな涼やかな気持ちじゃいられねぇだろうとは俺も予想はつく。だがその時は表向きは平気な顔をしてそれでいいって風に言うだろうな。もう英理がどうするか自分で選んだことだってのもそうだがここで尻込みしたような態度を見せりゃ、これから先の何十年をあいつらに振り回される人生になるのは目に見えてるからそれを避ける為にも、英理と完全に切れるのも仕方ねぇ事だってな」
だからこそ英理なら大丈夫だろうというように言いつつももしもの事があっても迷う事はしないと、感情の部分では割り切れなくても理屈としてそうすると佐木弟の静かな問い掛けにそういった気持ちを滲ませながら返す。
「ただそんな風になることは余程じゃねぇならないだろう。新一に対して近い位置にいた俺がこういう風になったってのに長いこと新一と直接顔を合わせてもいねぇ英理が、そんな蘭の頼みだとかみたいなことから俺を叩き伏せてやるみたいな考えになることは・・・ただ英理ならまずそうはならないって分かるのに、蘭もそうだし優作さん達もあれだけ話をしたってのに新一の味方をしそうだってなるのは分かっちゃいるが、やっぱりどうかとしか思えねぇな」
「・・・その辺りはやっぱり惚れた弱みに自分達の子どもであって優作さんの子どもというのもあって、優秀だって事からセンパイならって風に信じたくなっちゃうんでしょうね」
「そう思う気持ちだけならまだいいんだが、結果が出てるってのにそれをまず改められねぇのが目に見えてるのがな・・・」
しかしすぐに英理ならそうはならないだろうと気持ちを切り替えつつ優作達や蘭と比較する小五郎の声に、佐木弟が口にした言葉にたまらずソファーに体を預ける形で天を仰ぐ。
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