もし新一が高校から公に探偵稼業を開始させたら 後編

「そもそも俺は元々からお前の口車に乗せられたからといっても新一がちゃんと許可を取った上での探偵として動くって風に聞いた時から、そうするのは良くねぇだろうって反対したがそれは何でかって言ったら新一の性格も相まってまだ高校生程度のガキとしか思えなかったからだ。まぁその点で優作さん達が海外に行って新一を一人あの家に残してった事に関しちゃどうかって気もあったが、何だかんだで金さえありゃ生活だとかは出来るだろうし新一の性格的に飯をタカリに来るだとか、洗濯や掃除をしたくねぇからやってくれみたいに俺に言ってくる事はねぇだろうから、俺に迷惑さえかけなけりゃ別にいいと思って強く言うことはしなかったがな」
「・・・だから毛利さんはセンパイの一人暮らしの時には何も言わなかったんですね」
それでそもそもというように何故新一が探偵として動く事について反対したかに、新一の一人暮らしについては何も言わなかったかを話していく小五郎に佐木弟がだからというように理解出来たと声に出す・・・人がいい部分が強い小五郎ではあるが同時に面倒事にわざわざお節介に首を自ら突っ込みたいと思うような部分まではないからこそ、新一が高校から一人で暮らす事について知った時には反対だといった強い言葉など向けなかった為に。
「そういうことだが新一が公に許可を得た探偵としてやる事に関しちゃお前とどういう話をしたのかもあって、いずれ破綻するだろうってのは予想出来てた。最初はまだよくても次第に新一は細かいことは全部お前に任せるというように思うというか、実質的に押し付けるだけで事件やら謎やらを解決する事しかしようとしないで、お前とのやり取りだとかを始めにトラブるだろうってのは目に見えてた事からな」
「・・・でも毛利さんはそう思っても優作さん達はそんなことは思わなかったのはなんでなんですか・・・?」
「単純にあの人達は新一が事件やら謎やらを解く能力があるんだからとか、新一ならそれくらい出来るだろうって楽観視してたからだろうな。だがそれは結局そういったことしかしてねぇ姿ばかり見てきたからこそであって、一番職業としての探偵の事について知ってる筈の優作さんも親の欲目で目が曇るだとか、小説家以外の仕事に関してを体験したことがねぇからこそちゃんとした視点に、お前がサポートしていたからって考えが無かったからだろうってのは俺も今だから考えられるようになった」
「・・・僕のサポートを当然って風に思ってたのは僕がセンパイを焚き付けた上でそうするって言ったから仕方無いにしても、小説家以外の仕事をしたことがないからっていうのは有希子さんも女優をやってから専業主婦みたいな立場になったって考えると、知識はあっても経験がないってなる上でセンパイなら能力的にもだとかセンパイだからっていう盲目な信頼から、毛利さんのような経験だとかから来るような不安を抱く事なんかなかったって訳ですか・・・」
そんな流れから自分は上手く行かない事について予想出来てたと小五郎が言った事に、佐木弟は何故優作達はそう感じなかったのかと聞くが返ってきた答えに複雑さを滲ませつつ納得といった様子を浮かべた。様々な要素が重なったからこそ優作達はただ新一なら大丈夫だと思った結果が今なのだと佐木弟自身も感じて。









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