もし新一が高校から公に探偵稼業を開始させたら 後編

「そう思ってくれた上で新一と話をするってのはいいんですが、最後に言っておきたい事を言ってこの話を終わらせたいと思います」
「・・・言いたい事?」
その二人の反応を見て小五郎は最後に言いたい事があると口にし、三人が怪訝そうな様子になる中でそっと頭を横に振る。
「・・・今回他の探偵から話を聞いたことから俺も今更ながらにそうだって思ったんですが、そもそも新一が依頼を受けるだとか関係なく行動すると、滅茶苦茶事件やらトラブルやらが起きやすいのを改めて考えた方がいいってことです」
「それは・・・」
「言ったでしょう。俺も言われて今更ながらにと思ったと。この事に関しては俺も優作さん達もですが新一自身ももう俺らの周りで事件が起きる事について、その頻度に関して疑問に思わないくらいによくある事だって思うくらいだった・・・けれど他の探偵達は新一程どころか新一の近くにいた時の俺程も事件に出会さないどころか、長年探偵稼業をやってても一回も事件に出会した事がないって人も珍しくなかった。そしてもっと言うなら新一のように一個依頼をされたら即日かもしくは依頼に関係ある所に行って、事件もしくは謎があってそれを解決してハイ終わり・・・なんて短期で終わる事なんて滅多にないんですよ。浮気調査やら何やらと普通なら数日かあるいは月をまたぐことだって場合によっちゃあるのに、それらがほとんど事件が起きたからって言っても即行で片付くなんて展開は」
「「「っ・・・」」」
そのまま小五郎がいかに新一の周りで事件が起きるかと知っている探偵の周りで事件なんか起きないかに、新一の依頼の解決と普通の探偵の依頼がいかに違うか・・・そういった比較の事についてを語っていくと、三人は揃って何とも言えない顔を浮かばせるしかなかった。こうやって言葉にされてみると確かに新一と他の探偵がいかに違うかもだが、小五郎が言ったようなモノの方が普通の探偵だと改まって言われれば確かにと感じたこともあり。
「まぁそこに関しては巡り合わせだからどうしようもないと思うしかありませんが、問題なのはそういった事がよくあることだとかって思わないようにだとかもですけれど、そういった巡り合わせもあるから自分はそんな俺を含めた普通の探偵とは違う特別な探偵なんだ・・・みたいな考え方を改めさせた方がいいって言いたいんですよ。むしろ特別なんていかにもいい見られ方をするようなもんじゃなく、俺や他の探偵からしたら異質っていういかにも良くない物の見られ方をされてるってね」
「っ・・・普通の探偵じゃなく毛利さんも、なんですね・・・」
「えぇ。今言ったよう俺も事件に出会す事はそこまで珍しい物じゃないって思ってましたが、他の探偵の言葉を聞いたことからもうそんな風に思えなくなりましたが、それをより強く思っているのは俺なんかよりやっぱり普通の探偵でしょう・・・本の中でしか出会わないようないくつもの謎を伴った事件に出会うばかりで、普通の探偵がやるような地道な調査やら何やらには一切縁がないといったように顔を出す姿からね」
「「っ・・・!」」
しかしそれが絶対に悪いものではないとは言いつつも新一の考え方やら姿勢やらを改める方がいいと自分もだが、普通の探偵から見た話を続けていった小五郎に優作と有希子は息を呑むしかなかった。今まで新一が自分の子どもであることもあって新一についていい話しか聞いてなかった二人だが、小五郎や普通の探偵から見たらおかしいとしか思えないと言われてその中身を否定出来ないとなり。









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