いつまでも変わらない今など存在しない

後書きです。いかがだったでしょうか、この展開は?



まず補足ですが、中森警部って結構本編上で言ったような問題行動起こしてるんですよね。この作品の中で言ったように怪盗キッド関連になると他の事をすっ飛ばして色々と。この辺りは漫画だから許されてるというかスルーされてますが、ここでは黒田監察官がそんなことはさせません。と言うかまず何度も失敗してるんですから、そう言った展開も普通にあると思ったんでこうしました。



続いて白馬ですが、何と言うか自分の立場だったり色々と自覚が足りないのであぁいった感じにしました。新一と同レベルに犯罪に対して首を突っ込み、快斗を怪盗キッドとして捕らえる楽しみのために快斗の時には何もしない・・・色々駄目だと思うんです、一般的に考えると。



それで一番ダメージを受けてると本編で言った快斗ですが、多分とかそんなんじゃなく間違いなく自分のやってることで悪い影響なんてないって思ってると思います。自分がやってることはあくまでも宝石を一度確認する程度で後で返していて、ギャラリーがいたならそのギャラリーを楽しませてるんだみたいな考えがあるからそれこそイタズラ小僧の悪ふざけ・・・みたいな気持ちくらいで活動をしているだろうと。



そんな軽いノリな上で組織との対峙の時以外は心底楽しんでやってはいるものの、現実を見たら一番ダメージを食らうのってギャップもあって青子含めても快斗だと思ったんです。自分の行動で酷い目に合うなんてみたいな考えになるだろう上で、それが自分の頭でも解決しようもない事態になった場合。だからこそ一番ダメージが大きいとしました。



後、本編上では濁しましたが快斗は一応怪盗キッドとしての活動は止めてはいません。ただ中森みたいな人物をまた自分が作りたくないと思った事から、半ばトラウマ気味に人の目を避けるように目的の宝石を探し続けてます。ただ青子に関してはもう罪悪感から普通に交流出来なくなっています。一応元気にはなったけど中森に酷いことをしたのに平然とした顔を向けられる筈がないと。



その上でこの話のタイトルに行くんですが、まじっく快斗の世界の面々って怪盗キッド関連の事がいつまでもこんな感じで日常が続くと思ってる節があると感じたんです(サザエさん時空だからとか言っちゃいけない)。だから私はこう言った終わり方があるというのも有り得ると思ってこの話を作ったんです。官兵衛なら監察官の立場として中森警部を一方的にやり込めると思いましたので。



後書きは以上です。今回は官兵衛がまじっく快斗側に色々とする短編でしたが、よろしければ次は半兵衛がコナン側に色々とする短編をご覧ください。お読みいただきありがとうございました。









.
16/16ページ
スキ