平行世界の者達との邂逅

ハマーン「・・・まぁそういうわけだ。我々は何の因果か前世の記憶を持った上で同じような家族構成に名前も姿形も同じといったように生まれ変わったが、それは見た所我々くらいしかいないという状態でだ。それなのに前世はこうだったからというように同じようにするのがいいとは言えないこともだが、そうしたいと限った訳でもない。現に私も父であるマハラジャについてはジオンやザビ家に対する気持ちは無くとももう父を純粋に慕うというような目では見れぬし、グレミーに付かずに最期まで私に忠誠を誓ってくれた者達だからといってもそれをまた同じようになどという気にはなれぬからな」

スザク「・・・だからこそそっちのルルーシュがそっちの僕達とまた一緒にというようにさせるように、なんて考えない方がいいと言いたいんですね・・・」

ルルーシュ「理解してくれてありがたいと言いたいが、加えて言うと社会情勢が全く別物になっているから黒の騎士団の面々だとか、ブリタニアに所属していた者がどのようになっているのかというのが分からないということだ。ブリタニアは存在せず日本も侵略されていないことから、ブリタニアへの抵抗の為に集まった黒の騎士団の面々がブリタニアがないならに日本が平和なら同じように集まるかというようにだ」

カレン「え・・・?」

玉城「・・・そう言われてみりゃ扇は学校の先生って立場だったかそれに憧れてただったか?」

扇「そこは細かい違いとは言えないんだが・・・それでも俺が学校の先生になっているのなら、玉城や黒の騎士団の面々と一緒に活動するのもそうだが知り合いになっていたかというのも・・・」

ルルーシュ「そうだ。お前達の関係はかつての俺達やそちらの歩んできた道から生まれた物だというのは間違いないが、それはブリタニアが日本に攻めてきた上で日本の環境をグチャグチャにしたという部分が大きいだろう。事実それでお前達はブリタニアに対する反抗心から集まり、一致団結したのだろうからな」

カレン「だからブリタニアが無いだとか攻められていなかったら私や扇さん達は出会っていない可能性があるということ・・・?」

ルルーシュ「俺はカレン達の事を調べていないから絶対にそんなことはないとは言えないが、そういった可能性は無いとは言い切れんだろう。そしてブリタニアが無いということは貴族制度だったり名誉ブリタニア人を始めとした物も無いということであり、代わりにシャルルが会長を務める企業があってある程度見知った顔も確認はしたが、俺と同じ年齢ならまだ大学生程度のスザクが日本以外の企業という認識の強く社屋も日本以外にある企業に、わざわざ就職といった事をするのはスザクの性格から有り得るのかだとかもだが、何より家の人間が許可するとはまず思えないからな」

スザク「だから僕もその企業にいるとは思えないことから日本内にいる可能性が高いし、ユフィ達とこれからも会わない可能性もあるということか・・・?」

ルルーシュ「こちらのスザクに記憶があればどうにかユフィに会いたいと行動する可能性も有り得ると思うが、何年も近くで過ごしてきた俺の目から見てユフィに記憶があるといった素振りは見えなかったからな。だからある意味ではこちらのスザクに記憶はない方がいいだろうと俺は思う・・・ユフィの事だからスザクの事を知れば受け入れてくれる可能性は大いに有り得るだろうが、記憶があるからこそ記憶がない者に対しての気持ちだとかの差にいずれ苦しむ可能性も高いと考えれば、記憶がない方が幸せだということも有り得るとな」

スザク「そんな・・・」









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