近くも隔絶たる差を感じ、手を払う

「・・・君達にショックを与えてしまった事はすまないと思う。ただ改めてこういったことから七瀬君もそうだが俺もどうかというように感じた事を伝えておかないと、これからの君達がまた同じような事を起こすだとか発言をしてしまうのは良くないと考えたことからになる。だから出来ることならこの事についてを帰ってから君達自身でもそうだが、周囲の人達とちゃんと話すようにしてほしいと思っている。今回は一応俺達の間で収めることは出来たが、同じようなことが起こった時に何か大ごとになる可能性は決して否定出来ないと思うから、色々と気を引き締めるだとか考えを改めるといったようにと」
「っ・・・分かり、ました・・・お父さん達とも色々話したいと思います・・・」
そんな中で剣持が謝りつつも今日の話について周りとも話をしてほしいと言うと、蘭が力なくも頷き他の三人は否定も何も言うことも出来なかった。本心としては今までの事を話したくないという気持ちになっているが、自分だけでない問題だと分かっているからこそこの場だけの話で済ませては良くないと四人共に感じて・・・


















・・・そうして剣持の話については終わり、新一達は少しの時間を親しい者達と話してどうするのかというように協議した。そしてその結果を先に言ってしまうとこれから新一や服部が探偵活動をする際に蘭や和葉がいてもいなくても気を引き締めるようにすることもだが、基本的に事件に巻き込まれたといったようなシチュエーションでなければ蘭も和葉も新一達の探偵活動には付き合わないようにとなった。

これは蘭と和葉の親が主になる形で剣持の言ったように新一達と共にいることで普通の人より断然に事件に慣れた事もそうだが、事件現場での新一や服部に見惚れるだとかの発言をしたことは流石に良くないというように言ったことからである。事件という本来望ましくない事が起きた場にていくら惚れている相手だからといって、そんな風に考えるのもだが話せるというのは金田一達のような悲劇的な事が起きていないからこそというのもあっても、悪い意味で慣れ過ぎたからそれをリセットする為にも普通の日常で事件に遭った時はどうしようもないから気を引き締めるようにで済ませ、探偵活動をしてくれと頼まれた時は絶対に付き合わないようにしろと。

この事に服部の親もそうだが新一の両親も連絡を受けて、そうした方がいいだろうと答えた。唯一有希子はそこまでする程の事なのかというような楽観的な感じで疑念の声を上げたが、そこは優作が有希子も自分と共にいたことで事件に出会す事が多かった弊害からこうなったのだろうと苦い気持ちになりつつ、剣持からの言葉を懇々と話していったことで納得はしてもらった。

その上で金田一達と関わることについても何かあって偶然出会うならともかく、意図的に会いに行くなというようにするようにと決定した。これは美雪や剣持の気持ちを考えれば下手に仲良くなりたいと強行しても向こうは素直にそうしたいとはならないだろうこともだが、元々金田一が探偵だろうということから会いに行った経緯を考えれば探偵だとか事件に推理関連以外でどう交流するのかという話になったからだった。そこ以外からどういう風に仲を発展させるのかと。

そのように言われて新一達四人は苦々しげながらも納得する以外になく、もう無理矢理にでも会いに行くだとか仲良くしたいというのは止めると頷くしかなかった。自分達を繋ぐ共通点だと思っていた物が実は近くも遠い、似て非なるものだということから拒絶されたことを考えればもうそんなこと出来るはずがないとなり。


















・・・自らと同じか近しく思えるものだろうとそれが本当に近いものだとは限らない

そしてそう想う気持ちが受け入れられると限ったものでもない

相手がどのように思うかに手を取るかはあくまでその相手がどう思うかにあるものである・・・









END









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