近くも隔絶たる差を感じ、手を払う

「理解してくれたならそれでいいが、まだそれでもというような考えや気持ちになるなら金田一達の元に向かうんじゃなく俺の方に連絡してくれ。その話の中身に納得出来るなら七瀬君と話をした上で連絡を取れるようにするからな」
「「「「・・・」」」」
剣持はそんな反応に絶対に金田一達との交流は認めないとは言わないが、自分に言ってくれればに話の中身次第で取り次ぐというように言うと四人は何とも言い難げに沈黙しながら力なくも頷いた。気持ちとしてはまだ飲み込めはしないからこそ、もしもの可能性としてそれに賭ける事が出来るならという道があるならそれでいいとなるしかないと。
「よし、それならこれで解散にしよう・・・とその前に、俺から個人的に言いたいことを言わせてもらってもいいか?」
「え・・・なんなんですか・・・?」
それで話は終わり・・・としようとした所で剣持がふと思い付いたというように言いたいことがあると口にした事に、和葉が四人の代表となる形で何かと不安げに声を返し残りの三人も同じような視線を向ける。



「毛利君に遠山君・・・七瀬君から聞いたことからになるが君達がわざとだとか悪意を持っていたわけではないのは分かるし、下手に混乱するよりはいいだろうとは思う。だがその顔に見惚れたのもあって恋人になったのは事実だといっても事件現場・・・それも殺人なんて事が起きている場でコソコソ話とはいえ、そういったことを話すのは不謹慎としか俺には思えないと言いたいんだ」



「「「「っ!?」」」」
・・・そんな四人にというか蘭と和葉に美雪に対して話した時の事がいかに自分から見たら不謹慎というように思ったのか。その事についてを重く口にしていった剣持に四人は一斉に顔を青ざめさせるようにハッとするしかなかった。言葉にされてみるといかに二人の行動が不謹慎に感じるのかについて、否定出来ようもないということに。
「・・・その事に関しては二人からすれば先程の話にもあったが、警察が来たから一先ず安心だというように思えただとか工藤君達が推理しているのなら、その事件は解決に導かれるだろうといったような信頼もあっての物でもあるかもしれないし、好きな相手のカッコいい部分を見たからこそ惚れているという事実までは否定は出来る物じゃない。だがそういったことを踏まえて周りには聞こえないように配慮したとしても、そういった色恋に浮かれているといった様子が七瀬君からして君達に引っかかりを覚えると共に、俺も君達のその行動についてを良くないと感じたんだ・・・事件でしかまず見られないからとは言え好きな相手のカッコいい姿に浮かれるような言動に、例え工藤君達と共にいる時間が長くて一般人よりは事件慣れしているという部分があったとしても、まるで事件が起きた事を気にしてないどころか好きな人の好きな部分を見れて良かったというような事は」
「「っ・・・!!」」
「「っ・・・」」
だが更にその言葉を深掘りするように美雪もそうだが自分から見たらいかに二人が事件現場という場で、色恋に浮かれていたか・・・そういったように口にしていった剣持に蘭も和葉も今まで以上に衝撃を受けて愕然とする様子を浮かべ、新一と服部は擁護も何も出来ないというよう苦しげな顔を浮かばせるしか無かった。自分達が好かれていると分かる事は嬉しいという部分はあっても、事件現場でやる行動ではないと思えた事もだがそれが自分達の姿からだったというように言われては、どう擁護すればいいか分からないということから。









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