近くも隔絶たる差を感じ、手を払う

「分かったのならこの話はもうここで終わりにして金田一や七瀬君達について関わろうとするのは止めてやってくれ。金田一は話を聞けばそこまですることはなかったのにというように言うのは目に見えているが、だからといって金田一が探偵としてどうのこうのといった話を好む訳じゃないのは言った通りだから、そういったことを話したいが為に交流をするのは金田一の考え方から嫌になるだろうし七瀬君も決していい気にならないのは目に見えているからな」
そうして剣持はこれで終わりにしようというように言っていくのだが、そこで新一は意を決したような表情を浮かべる。
「・・・剣持警部が言いたいことについては分かりました。金田一が探偵だったり事件について興味がないだとか七瀬さんがそういったように考えるだとか、感じたという事については。ただ今の話を聞いたことから俺として言いたいのはあの二人の事については蘭達はどう思ったかはともかく、これからは剣持警部が何か困ったことがあったら金田一に話をするんじゃなく俺に話をするようにしてくれませんか?」
「・・・何?」
だがそんな新一から出て来た前置きからのこれが本題との言葉に、剣持は訝しげな表情を浮かべた。金田一じゃなく自分にと言い出したことに。
「剣持警部も警察の人間として事件に厄介なことに向き合わないといけないというのは確かだと思いますけど、それをどうにかする事が出来ないということから金田一に頼っている事と七瀬さんの言葉からそれが良くないと思ったと聞いて、それなら金田一達の為にもなるし剣持警部の抱えてる事をどうにかすれば警察の為にもなると思ったんです・・・俺がそうすれば問題を解決出来るというようにすればと」
「・・・確かにその方がえぇかもしれんな。俺は距離として工藤と同じようになんて出来んが、そうすれば金田一の負担は減るやろうからな」
そのまま新一は自分が剣持からの頼みなり何なりを聞けばウィンウィンというような案を口にしていき、服部も妙案だというような事を口にするが剣持はそっと目を閉じて首を横に振る。
「・・・工藤君がそうしたいと言い出してくれる気持ちはありがたいとは思う。だが俺が金田一に事件やら謎やらをどうにかしてほしいと頼む頻度に関しては、以前の工藤君に目暮班が事件の解決を願う頻度よりは明らかに数が少ない上で、金田一が事件に出会った時は警察を呼べる環境にない場の事が多いからどうこうなどというのは無理だ」
「っ、目暮警部達と俺の事を知っているんですか・・・?」
「一応同じ警視庁に勤めている上で前の工藤君と目暮班の距離感については警視庁内でも有名だったが、いきなり工藤君がいなくなってから毛利君の父親がその代わりとばかりに有名になってからまた工藤君が戻って来た後、何か以前と違う距離感に君達がなっているという事は少なからず話題になっているんだ。だから俺も君達の関係については知っているよ」
「「っ・・・」」
そのまま剣持は自分が頼み事をするのと金田一が事件に出会すのは目暮班が新一に以前に事件の解決やらを頼んでいた程の頻度ではないと言うと、新一は知っているのかと聞くが警視庁内で知られた話だというように返していった中身にそっと服部共々驚きを隠すように息を呑んだ・・・新一が姿を隠していた時の事と今また姿を現すようになってからが以前と違う事については、色々事情があることから何も言えないという事から我慢せざるを得ないとなって。









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