近くも隔絶たる差を感じ、手を払う
「・・・七瀬君は言っていたよ。事件に謎だとか探偵といったような事の関係無い形で出会っていたなら、事件が起きても君達と仲良く出来ただろうというように。これに関しては君達の人格が悪いものではないことは確かだと七瀬君も感じていたからになるが、君達が金田一の事を同じ探偵・・・それも工藤君や服部君と同じように難解なトリックを解けるだけの能力を持った探偵に会いに来たということや、あの事件での君達の様子から申し訳ないという気持ちはあれどももう関係を持たない方がいいと思ったとのことだ。だがその時にどうこう言おうとしても頭の中で上手く話をまとまらせられないだろうというように感じていたから、こうして後日というようになった訳だが・・・七瀬君から話を聞いたからこそ俺としてももうそちらから関係を積極的に持とうとするのは止めておいてほしいと思うようになった」
「「「「っ・・・」」」」
それで美雪が仲良く出来る可能性はあったと感じたとは言うがそれは無理だと感じた旨を話されたといったように言う中、剣持自身も美雪の考え方に賛同だというように言ったことに四人はハッとして顔を上げると、剣持は複雑さを滲ませた顔を浮かべていた。
「・・・この辺りで俺自身も七瀬君の話から金田一に事件やら謎についてがあった時、金田一に頼る癖があったことは良くなかったと思っている。その上で君達は興味本位な部分はあったにしても悪意から金田一の元に来たわけじゃない事は分かっているし、あの事件で七瀬君があぁいうように言うまでは君達と縁が繋がるのはいいことだというように思っていた。警察の人間として君達の活躍だとか実力については伝え聞いていたのもあるから、金田一にとって頼りになる仲間が増える事はいいことだろうというように・・・だが七瀬君の言葉を受けたことで俺自身も浅はかだったというように思うようになったんだ。俺の頼みやらがあるからと話をした時になんやかんやあっても聞いてくれるその姿に、金田一への甘えを俺の中で生んでいた事もそうだが探偵みたいに言われる事はあっても、別に金田一はそう見られる事だとか扱われる事を求めている訳じゃないのを思い返して・・・」
「「「「・・・」」」」
そうして剣持が自身の事を浅はかというように声を落としながら話していく様に、四人もその想いを感じて何も言えないというように黙って話を聞くしかなかった。
・・・美雪と違い剣持は金田一との付き合いは実はそこまで長くはないというか、高校二年のある事件の時から始まった・・・つまりは今年からの関係なのである。事件に共に関わることによる濃密な付き合いを何度もしてきたことから勘違いすることもあるが、そこについては間違いない事だ。
そしてそんな濃密な付き合いが続いてきた事から剣持は金田一をその能力を見込んで、自分達で解決出来ない謎やら事件やらについて頼ることを何度もしてきたわけだが、美雪からの話を受けたことから金田一がそんな事件で傷付いている事が多いというのを思い返したのである。
実際に関係が出来るきっかけとなった最初の事件において金田一は用いられたトリックを推理し、真犯人が誰かという事に辿り着いたのだが・・・その真犯人も含めた事件の関係者の大半が金田一や美雪と同じ高校の人物であり、事件が起きる前は穏やかに冗談やらを言い合うくらいにふざけられるくらいの関係だったのだ。
しかし事件の全貌を明らかにした後でその真犯人がやったことは最後に残っていたターゲットを仕留める為の仕掛けに自らかかりに行き、自殺するという物であって真犯人が死んだとなった時に金田一は盛大に涙を流したということを剣持は思い出したのだ。美雪の話から。
そしてそういった事から今まで金田一が出会ってきた事件について思い出していくと、一応は悲嘆に暮れるようなことにはならずに済んだ事件もないわけではなかったが、大ごとになった事件に関して金田一の様子が悲しげだとか辛い目にあった物が多かったと剣持は感じたのである。
.
「「「「っ・・・」」」」
それで美雪が仲良く出来る可能性はあったと感じたとは言うがそれは無理だと感じた旨を話されたといったように言う中、剣持自身も美雪の考え方に賛同だというように言ったことに四人はハッとして顔を上げると、剣持は複雑さを滲ませた顔を浮かべていた。
「・・・この辺りで俺自身も七瀬君の話から金田一に事件やら謎についてがあった時、金田一に頼る癖があったことは良くなかったと思っている。その上で君達は興味本位な部分はあったにしても悪意から金田一の元に来たわけじゃない事は分かっているし、あの事件で七瀬君があぁいうように言うまでは君達と縁が繋がるのはいいことだというように思っていた。警察の人間として君達の活躍だとか実力については伝え聞いていたのもあるから、金田一にとって頼りになる仲間が増える事はいいことだろうというように・・・だが七瀬君の言葉を受けたことで俺自身も浅はかだったというように思うようになったんだ。俺の頼みやらがあるからと話をした時になんやかんやあっても聞いてくれるその姿に、金田一への甘えを俺の中で生んでいた事もそうだが探偵みたいに言われる事はあっても、別に金田一はそう見られる事だとか扱われる事を求めている訳じゃないのを思い返して・・・」
「「「「・・・」」」」
そうして剣持が自身の事を浅はかというように声を落としながら話していく様に、四人もその想いを感じて何も言えないというように黙って話を聞くしかなかった。
・・・美雪と違い剣持は金田一との付き合いは実はそこまで長くはないというか、高校二年のある事件の時から始まった・・・つまりは今年からの関係なのである。事件に共に関わることによる濃密な付き合いを何度もしてきたことから勘違いすることもあるが、そこについては間違いない事だ。
そしてそんな濃密な付き合いが続いてきた事から剣持は金田一をその能力を見込んで、自分達で解決出来ない謎やら事件やらについて頼ることを何度もしてきたわけだが、美雪からの話を受けたことから金田一がそんな事件で傷付いている事が多いというのを思い返したのである。
実際に関係が出来るきっかけとなった最初の事件において金田一は用いられたトリックを推理し、真犯人が誰かという事に辿り着いたのだが・・・その真犯人も含めた事件の関係者の大半が金田一や美雪と同じ高校の人物であり、事件が起きる前は穏やかに冗談やらを言い合うくらいにふざけられるくらいの関係だったのだ。
しかし事件の全貌を明らかにした後でその真犯人がやったことは最後に残っていたターゲットを仕留める為の仕掛けに自らかかりに行き、自殺するという物であって真犯人が死んだとなった時に金田一は盛大に涙を流したということを剣持は思い出したのだ。美雪の話から。
そしてそういった事から今まで金田一が出会ってきた事件について思い出していくと、一応は悲嘆に暮れるようなことにはならずに済んだ事件もないわけではなかったが、大ごとになった事件に関して金田一の様子が悲しげだとか辛い目にあった物が多かったと剣持は感じたのである。
.
