近くも隔絶たる差を感じ、手を払う

「「「「・・・」」」」
・・・そうして場は不動町まで来るのは遠いだろうからと話をする場として選ばれた警視庁の中の一室。そこで細長いテーブルに備え付けられた椅子に新一達が四人で座る中、剣持はその前に立つ。
「さて・・・こうしてこの場に来てもらった訳だが、改めて確認させてもらうが話を本当に聞くんだな?」
「勿論です・・・なんで美雪ちゃんがあんな風に言ったのかを聞くためにわざわざこっちに来たんですから・・・!」
「教えてください、剣持警部・・・どうして七瀬さんはあんなことを言ったんですか・・・!?」
そうして剣持が本当に話を聞くのかと問い掛けを向けると、隣同士の和葉と蘭が聞かずにはいられないと息巻きその横に並ぶ新一と服部も言葉を発さないが、同じだというように頷く様子に剣持は何とも言い難そうな顔になる。
「君達の気持ちは分かったが、話の前に言っておくと俺が七瀬君から聞いた事は君達からすれば不本意だとか、そんなつもりじゃないみたいな気持ちになるだろうことが俺は想像出来た。だからというのもなんだがもし話を聞いて抗議のような何か言いたいという気持ちになっても、それは俺にぶつけて構わないから七瀬君達の元に行かないようにしてくれ。これに関しては約束してほしい」
「・・・それだけの事をあの姉ちゃんは言ったんか?」
「あぁ、正直俺としちゃもう七瀬君の事もだが金田一の方に関わるような事はしないと決めて、もう帰った方がいいとそっちには勧めたいんだが・・・そうする気はないのは今の様子から分かるが、だからこそ話を聞いて不平不満があるなら俺に言って済ませるようにしてほしいし、もう意図的に会いに行くようにしないでほしいと思ってるがどうだ?」
「・・・それだけ言うってことに剣持警部がどれだけの物を感じてるのかっていうのは何となく分かりますけど、それは話を聞いてみないと何とも言えません・・・」
「・・・分かった。じゃあ話をした後にどうなのかを聞かせてもらう」
それで話の前に注意をといったように言っていく剣持だが、服部の言葉から最終確認の声を向けると新一が確約は出来ないという言い回しをしたことに、仕方無いと後で確認するから話すというように口にする。
「取り敢えずまず最初に七瀬君が何故そっちと関わりをもう持たない方がいいと思ったかに関してだが、これは金田一と工藤君に服部君の事件に出会した時もだがその前の初めて会った時からの様子を見ていたからだそうだ」
「・・・俺らが金田一と会った時から?」
「七瀬君はその時にはどんな風に言葉にすればいいのかというように思っていたそうだが、少し時間を置いて考えて言葉にしてまとめた結果として金田一と二人は別の存在・・・言ってしまうと探偵であろうだったり探偵に興味のある二人と、金田一耕助の孫ってだけで別に探偵関連の事だとかにそんな興味ない金田一はそんな二人とは近い存在じゃないと感じたそうだ」
「え・・・そうなの・・・?」
そこからまずはというように話をしていく剣持に服部はどういうことかというような顔と声を向け、更にどう感じたのかを説明していくと蘭達は困惑した表情を浮かばせていた・・・新一と服部が事件の現場を見て普通の人間では簡単に推理出来ないような難解なトリックを解くのは然程珍しくないのだが、金田一もその事件でトリックが分かったというように解説していた姿から話に聞くだけの能力はあるのだと感じたのに、そうではないというように言われて。









.
4/20ページ
スキ