目標と刺激のない平たい生は幸せか?

・・・そうして小五郎が強烈な形で話を締め括るようにしたことで話は終わる事になった。蘭でさえもが小五郎の発言に対して新一を優先だとか擁護するような事は迂闊に言えず、もう小五郎にそれでも新一がどんな選択をしても助けて欲しいというように言うことが出来ないとだ。

だからその場が解散となった後で小五郎もそうだが志保にも話が出来ないという状況で、新一達はどうするかというのを場にいた面々もだが優作達や服部といった場にいなかった面々などと話し合い、時間をかけた後でまた話そうというようにしたのだが・・・最終的にどういうような結果となったのかを言ってしまうと、新一はもう組織に関わる前のような状態に戻れないだろうという事を嫌でも自覚せざるを得なくなると共に、蘭達はそうなった新一に複雑さを覚えつつも距離を取る者とそうでない者に分かれる事になった。

こうなったのは蘭を筆頭に新一に事件や謎以外の何かを楽しめるようになってほしいというように動いていたのだが、蘭や阿笠は事件や謎に興味が無かったが他の面々はそういったことに縁深い人物が揃っているのと共に、今の新一程ではないにしてもそういったことに興味を持つ面々ばかりであったことから、事件や謎以外の事について関心のあることなど各々が得意とする運動だとかくらいしかなかったのである。

そんなものだから事件や謎以外の何かを新一に提供するなんて出来る物ではなかったのだが、そんな状態に優作と有希子も話を聞いてどうにかならないかというように動こうと思ったが・・・それらが功を奏することはなかった。やはりというか新一がそういったようになってしまった大元である二人がどうにか動こうとしても、今までのやり方やら何やらを変えるだとか新一の興味を引くような物を提供なんか出来るはずもなかったのだ。

そして新一当人も事件やら謎やらに出会わない時間と出会った時間を嫌でも比較して考えざるを得なくなったのだが、どう否定したいという気持ちになってももう認めざるを得なかったのである。自分が事件や謎という敵であり刺激を求めているということに、他の事でどうにかしようとしてもどうしようもなかった事を。

それでそんな新一の答えを受けて小五郎と志保はもうそれなら自分は関わるようにはしないというように言ったような物だから、そこについては省くが他の面々がどうなったのかと言えば・・・蘭はそんな新一と共にいることを諦めきれずにいようとするが、他の面々は距離を離そうというようになったのである。

この辺りは蘭はやはり新一の事が好きだからでどうにかしたいという気持ちから動こうと決め、優作達は日本に帰る事を真剣に検討するようになった。志保達の話が効いたのもそうだがもう志保に小五郎が明確に距離を取ると選んだ事から、自分達が新一をそう育ててしまった責任というものを感じてしまったからだ。

ただその一方で服部に阿笠達は新一と距離を取ると選んだ。服部に関しては自分も新一のような事に我が身もなり得ると感じて自分の立ち振る舞いやらを考えようということからになり、阿笠達に関しては安室が事件やら謎やらを解決してほしいだとか共にそうしようみたいな事をやるのは、新一の為にならないからもう公安の仕事に戻る上で連絡も必要以外の物はしない・・・というように離れるようにするということを受けて、阿笠達ももう新一が頼んでるとか望んでるみたいな物に応える事は良くないと感じたことから、新一と事件や謎が関わらないなら接するがそうじゃないならやむを得ない場合を除いて接さないようにするとなったのである。

そんな風な結果になったことに新一達は揃って複雑な気持ちを抱くしかなかった。各々考えて選んだ事だから仕方無いというように理屈では思おうとしても、その形が崩れてしまった事を受けてだ。

・・・ただもう安室が実際に離れていってしまったことから嫌がうえにもそれらを受け入れるしか出来ない事になるが、そんな風な様子になる一同の様子を傍から少なからず見た志保と小五郎は冷めた様子を浮かばせるばかりだった。新一が行動やら考えやらを本気で改めるようなことをするならまた付き合いをすることも可能性として有り得たが、新一の選択を知ったことからやはりというような気持ちになった上でもう新一の周囲に関わらないようにすると決定させた為に・・・









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