目標と刺激のない平たい生は幸せか?

「ホント迫力が違うよな、このキャラ・・・今の漫画でこんな人物出せるか?」
「出せねぇんじゃねぇの?昔は少年誌に載せられたかもしれないけど、今は対象年齢的に青年誌の方になるだろうしな」
「確かにな・・・実際こんなセリフとか今の少年誌で出せるのかって感じだしな」



「             」



「ぇ・・・っ!?」
・・・そんな風にただ何気なく向こう側から聞こえてきた会話に意識を傾けていた中、出て来た言葉に志保は抑えた声を漏らした後にハッとする事になった。予想だにしていなかった言葉に衝撃を受けると共に、天啓とも言えるようなとある考えが浮かんだことに・・・


















・・・そうして志保が古本屋で衝撃を受けてから少し経ち、志保は新一当人や新一に自分達の事を知る者達を出来る限り集めるようにして阿笠邸に来てもらった。



「・・・何だよ志保、こんな風に俺達を集めて・・・」
・・・そうして阿笠邸に来たのは主である阿笠も含め、新一に蘭に小五郎に世良に安室といった面々である。服部は和葉は何も知らないという事がネックとなり呼ばないようにとなり、優作と有希子は海外での暮らしを続けていて呼ぶのは良くないということから呼ばずに済ませ、赤井を始めとしたFBIの面々に水無は組織の事が終わって日本から離れたことから呼ばずに済ませた。
そんな面々の中で新一が何の為に自分達を集めたのかというように口を開き、蘭達も同じような様子を浮かべる。
「こうして来てもらった事は何でかというのに関して、まずどういうことかを言わせてもらうと工藤君がどうして事件以外の時、やたら気が抜けるようになったのかについて私なりに考えをまとめることが出来たから、それを話そうと思ってよ」
「「「「っ!?」」」」
だが志保が口にした答えに小五郎を除いた新一達は一斉に驚愕する事になった。蘭達も勿論だが新一当人ですらもが表向きは空元気だとかで誤魔化そうとしてきたが、事件が起きて少ししては気が抜けるといった事について何故か分からないということに悩んでいた為に。
「・・・おい志保、どうしていきなりそんな風に考えられるようになったんだ?お前もその事についちゃ蘭達から話されるだとか新一の様子を見て悩んでたんじゃねーのか?」
「それは間違ってはいないし私もどうしてそうなったのかって考えていたわ。ただそんな時に古本屋に行った時に聞こえてきた会話から閃いたの・・・これが工藤君が今陥ってる事の本質的な物なんじゃないのかってね」
「ほ、本質的な物って・・・い、一体何を志保は聞いたって言うんだよ・・・!?」
そんな中で一人小五郎が落ち着いた様子でどういうことかと問い掛けると志保が古本屋で聞いた言葉から理解したとの返しに、新一が焦ったように何かと聞いてきたことに志保は懐の内からとある漫画の単行本を取り出す。
「・・・それは?」
「その古本屋で話してた人達が何について話してるのか知りたいと思って、すぐにその場を確認したらこの漫画を手に取ってる姿を確認してその人達がいなくなった後で買ったのよ。そのシーンについてを見るためにね・・・まぁそのシーンだけを見ても分からない事も多かったから、一巻からある程度までまとめ買いして読んでみたけれどそこは関係無いから置いておくわ」
新一もそうだが蘭達も何なのかというようにその青を基調にした単行本に注目する中、志保はこれがそのきっかけだと説明していく。
「それで私がこの漫画についての話で何と聞いたのかだけれど、こんなセリフだったの」



「敵だァ・・・敵が欲しいんだよぅ・・・っていうね」



「・・・え?」
・・・そして志保がこれを聞いたからというようにセリフについてを口にするのだが、その中身に場にいた誰もがキョトンとした様子を浮かばせるしかなかった。どういうことか全く理解が出来ないというよう。









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