目標と刺激のない平たい生は幸せか?
・・・工藤新一は自身を小さくした組織の者達を捕らえ、小さくした薬のデータを手に入れた事で他に小さくなった者達も含めて元の体に戻ることが出来た。この事に事実を知っているだとか知ることになった者達は個々に差はあれ、それらを受け入れた。
それで晴れて元の姿に戻った新一は元の暮らしに戻る事になり、新一やその周囲は前にはいなかった面々が加わりつつも前のような生活を送ると思っていた。この時までは・・・
(はぁ・・・どうなってるのかしら、工藤君は本当に・・・)
・・・とある中古の本屋の一角にて、帝丹高校の制服を着た志保は本を立ち読みしつつ考えていた。新一の事について疲れたよう。
(組織との事が終わって元の体に戻って私や世良さんが入り込むみたいな形で、全部が全部という訳じゃないにしても元に戻った。その事に工藤君自身喜んでいたし毛利さんを始めとした人達も喜んでた・・・けど最近は事件が起これば別だけれど、事件が終わって少ししたら気が抜けてるといった様子にしかならないのよね・・・それでそんな姿に毛利さんを始めにどうしたのって言っても空元気な笑顔で返すばかり・・・どうしたものかしら・・・)
それでそのまま志保は最近の新一や周りの現状に頭を悩ませる。この状態を改善できないかと。
・・・新一が元の体に戻りしばらくの時間が経ったが、最初の内は浮かれた様子を見せては蘭や志保達にたしなめられるような事ばかりだった。念願の元の体に戻れはしたがそれは表向きには何も起こっていないというように見せる為にも、何かボロを出さない様にという形で。
ただ新一は分かってると大してそういった言葉が効いた様子もなくいて、蘭達は呆れと共に新一らしいというような笑顔を浮かべた物だが・・・そういった新一の様子は段々と変わっていった。そんな浮かれた様子から何か気の抜けたような様子に。
勿論そんな新一の姿に蘭達はどうしたのかと言うのだが、新一は何でもないというよう気の抜けただとか空元気な笑顔を浮かべて返すばかりで、どうとも言えない様子になるしかなかったが・・・そんな新一の様子が前のようになる瞬間というのが事件が起きた時であり、事件が解決して少しの間は前のような様子になっていた。
だがそれも少しといったようすぐに新一の様子はまた気の抜けた物となり、蘭達はまたそんな新一に振り回されるというかどうしたものかというように感じるようになっていったのである。蘭達としては前のような新一に戻ってほしいと色々動いているが、やはり事件の時と比べると明らかに普通の時はもう気が抜けていて新一当人もどうしてこうなっているのか分からないというよう。
「・・・昔の不良漫画ってヤバいな。今じゃ昔ながらの不良とか暴走族みたいなのって見掛ける物じゃないから余計そう感じるわ」
「あぁ、確かにな」
(・・・本棚の向こう側からの声ね)
そんな風に思考していた志保だったが、ふと本棚越しに聞こえてくる同年代くらいの男の会話に思考を止めて向こうからだと気付く。
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それで晴れて元の姿に戻った新一は元の暮らしに戻る事になり、新一やその周囲は前にはいなかった面々が加わりつつも前のような生活を送ると思っていた。この時までは・・・
(はぁ・・・どうなってるのかしら、工藤君は本当に・・・)
・・・とある中古の本屋の一角にて、帝丹高校の制服を着た志保は本を立ち読みしつつ考えていた。新一の事について疲れたよう。
(組織との事が終わって元の体に戻って私や世良さんが入り込むみたいな形で、全部が全部という訳じゃないにしても元に戻った。その事に工藤君自身喜んでいたし毛利さんを始めとした人達も喜んでた・・・けど最近は事件が起これば別だけれど、事件が終わって少ししたら気が抜けてるといった様子にしかならないのよね・・・それでそんな姿に毛利さんを始めにどうしたのって言っても空元気な笑顔で返すばかり・・・どうしたものかしら・・・)
それでそのまま志保は最近の新一や周りの現状に頭を悩ませる。この状態を改善できないかと。
・・・新一が元の体に戻りしばらくの時間が経ったが、最初の内は浮かれた様子を見せては蘭や志保達にたしなめられるような事ばかりだった。念願の元の体に戻れはしたがそれは表向きには何も起こっていないというように見せる為にも、何かボロを出さない様にという形で。
ただ新一は分かってると大してそういった言葉が効いた様子もなくいて、蘭達は呆れと共に新一らしいというような笑顔を浮かべた物だが・・・そういった新一の様子は段々と変わっていった。そんな浮かれた様子から何か気の抜けたような様子に。
勿論そんな新一の姿に蘭達はどうしたのかと言うのだが、新一は何でもないというよう気の抜けただとか空元気な笑顔を浮かべて返すばかりで、どうとも言えない様子になるしかなかったが・・・そんな新一の様子が前のようになる瞬間というのが事件が起きた時であり、事件が解決して少しの間は前のような様子になっていた。
だがそれも少しといったようすぐに新一の様子はまた気の抜けた物となり、蘭達はまたそんな新一に振り回されるというかどうしたものかというように感じるようになっていったのである。蘭達としては前のような新一に戻ってほしいと色々動いているが、やはり事件の時と比べると明らかに普通の時はもう気が抜けていて新一当人もどうしてこうなっているのか分からないというよう。
「・・・昔の不良漫画ってヤバいな。今じゃ昔ながらの不良とか暴走族みたいなのって見掛ける物じゃないから余計そう感じるわ」
「あぁ、確かにな」
(・・・本棚の向こう側からの声ね)
そんな風に思考していた志保だったが、ふと本棚越しに聞こえてくる同年代くらいの男の会話に思考を止めて向こうからだと気付く。
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