レクイエムの後に終わる探偵の矜持
「分かるならいいが、現実がそんなに甘い物ではない事は俺自身よく体験だとか理解している。だからこそさっき言ったようにバイオハザードの根絶が出来るかどうかということに関しては、相当に難しいというように言ったんだが・・・それでも規模を抜きにして考えればバイオハザードもそうだが事件なんか起きなくなればいいと俺は思っている。今までの経験・・・特にラクーンシティにまた戻ったのもあってだ」
「っ、レオンはラクーンシティのバイオハザードに巻き込まれて生き残った事から、エージェントになるようにってスカウトされたんだったか・・・」
そんな一気に威勢が消えた様子に話の中でラクーンシティという単語を出したレオンに、新一はまた威勢を削がれたようにレオンの履歴を口にする・・・DSOのエージェントの中でラクーンシティから生きて帰ったレオンの事は知られた物であり、新一もその事は知っていたがアリッサという共通点はあれども気軽に話が出来るような間柄ではなかったから、そこまで詳しい話を聞いたことは無かった為に。
「あぁ、そうだ。だがエージェントになった経緯についてはあまり関係無い・・・ラクーンシティに再び行って俺は思い出さざるを得なかった二つの思い出がある。まず一つは警察署に辿り着いて少しした時に俺の上司であり先輩になる筈だった人物に助けられたが、もう重傷と共に感染済みだったことから後にゾンビとなった姿を見たことだ」
「っ・・・それは・・・」
「・・・マービンは奴らを見たらどんな相手だろうが躊躇うなというように言っていたが、自分が奴らと同じようになるのを理解していた事もだが俺がゾンビとなったマービンと対峙する可能性を感じていたんだろう。そしてその通りになった・・・」
「っ・・・!」
だがまずは一つとレオンが話していったエピソードもそうだが滅多にないよう視線と声が落ちる様子に、新一はゴクリと息を呑み込むしかなかった。常のレオンの姿を知っているからこそいかにその体験がレオンにとって重い物だったのかを感じた上で、話の中身だけとってもいかに残酷な体験をしてきたのかと理解出来た為に。
「・・・そしてもう一つの体験だが、ラクーンシティを脱出しようとする中で俺はある親子に出会った。意識こそはまだ保ってはいたが明らかにウィルスに感染していた子どもと、感染してこそいないがその子ども以外の全てを失った父親だ」
「っ・・・その親子はどうなったんだ・・・?」
「・・・今となっては分かるが俺に当たっても仕方無いと分かりながらも、俺にこんな状況になったことに警察官だろうと責めるような事を言った上で子どもを抱き上げて奥の小屋に入り・・・その後に銃声が聞こえた」
「っ!」
「・・・その後に俺はもう一人別の人物と行動を共にしていたが、その人物に俺はあんな人を助ける為に警察官になったというように言ったが以降も含めて俺がやれたことは、バイオハザードが起きる場にいた時に生き残ることにその現場にいた黒幕達を潰すくらいで、誰かを助けることが出来た事なんかほんの一握りもいるかどうかでしかなかった・・・」
「・・・レオン・・・」
そして二つ目についてをレオンは話していくのだが、一つ目の話に劣らずあまりにも重すぎる中身もそうだが自身の気持ちに反して出来た事なんか・・・と後悔と懺悔の気持ちが溢れるように滲ませながら話していくその様子に、新一はただ名を口にするしか出来なかった。ラクーンシティでの事が起きるまでは青臭い理想を掲げながら警察官として生きることを夢見ていたレオンが、いかにこれまでの人生で精神的に追い詰められ苦しむ事ばかりだったのか・・・その全てではなく一端でしかないが新一も感じた為に。
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「っ、レオンはラクーンシティのバイオハザードに巻き込まれて生き残った事から、エージェントになるようにってスカウトされたんだったか・・・」
そんな一気に威勢が消えた様子に話の中でラクーンシティという単語を出したレオンに、新一はまた威勢を削がれたようにレオンの履歴を口にする・・・DSOのエージェントの中でラクーンシティから生きて帰ったレオンの事は知られた物であり、新一もその事は知っていたがアリッサという共通点はあれども気軽に話が出来るような間柄ではなかったから、そこまで詳しい話を聞いたことは無かった為に。
「あぁ、そうだ。だがエージェントになった経緯についてはあまり関係無い・・・ラクーンシティに再び行って俺は思い出さざるを得なかった二つの思い出がある。まず一つは警察署に辿り着いて少しした時に俺の上司であり先輩になる筈だった人物に助けられたが、もう重傷と共に感染済みだったことから後にゾンビとなった姿を見たことだ」
「っ・・・それは・・・」
「・・・マービンは奴らを見たらどんな相手だろうが躊躇うなというように言っていたが、自分が奴らと同じようになるのを理解していた事もだが俺がゾンビとなったマービンと対峙する可能性を感じていたんだろう。そしてその通りになった・・・」
「っ・・・!」
だがまずは一つとレオンが話していったエピソードもそうだが滅多にないよう視線と声が落ちる様子に、新一はゴクリと息を呑み込むしかなかった。常のレオンの姿を知っているからこそいかにその体験がレオンにとって重い物だったのかを感じた上で、話の中身だけとってもいかに残酷な体験をしてきたのかと理解出来た為に。
「・・・そしてもう一つの体験だが、ラクーンシティを脱出しようとする中で俺はある親子に出会った。意識こそはまだ保ってはいたが明らかにウィルスに感染していた子どもと、感染してこそいないがその子ども以外の全てを失った父親だ」
「っ・・・その親子はどうなったんだ・・・?」
「・・・今となっては分かるが俺に当たっても仕方無いと分かりながらも、俺にこんな状況になったことに警察官だろうと責めるような事を言った上で子どもを抱き上げて奥の小屋に入り・・・その後に銃声が聞こえた」
「っ!」
「・・・その後に俺はもう一人別の人物と行動を共にしていたが、その人物に俺はあんな人を助ける為に警察官になったというように言ったが以降も含めて俺がやれたことは、バイオハザードが起きる場にいた時に生き残ることにその現場にいた黒幕達を潰すくらいで、誰かを助けることが出来た事なんかほんの一握りもいるかどうかでしかなかった・・・」
「・・・レオン・・・」
そして二つ目についてをレオンは話していくのだが、一つ目の話に劣らずあまりにも重すぎる中身もそうだが自身の気持ちに反して出来た事なんか・・・と後悔と懺悔の気持ちが溢れるように滲ませながら話していくその様子に、新一はただ名を口にするしか出来なかった。ラクーンシティでの事が起きるまでは青臭い理想を掲げながら警察官として生きることを夢見ていたレオンが、いかにこれまでの人生で精神的に追い詰められ苦しむ事ばかりだったのか・・・その全てではなく一端でしかないが新一も感じた為に。
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