レクイエムの後に終わる探偵の矜持
「・・・そう思う気持ちは俺にも分からなくはない。だが後年の表に出た頃のスペンサーは年齢だったり痴呆だったりというよう理由は様々あるが、頭がおかしいんじゃないかというような発言をよくしていたとのことだ。これが本当にそういった理由からか、あるいは印象操作をされてそういった凶人に仕立て上げられたのかはもう確かめようがない・・・その当人は既に亡くなっているからな」
「印象操作って・・・」
「スペンサーが創り上げたアンブレラについてうまい所だけをかっさらっていった奴らがいて、今回のラクーンシティでの件にもそいつらは関わっていたのが明らかになった。その結果としてスペンサーがやったこと自体はもう否定出来ない物だが、スペンサーですらアンブレラをどうこう出来なくなったこともだ」
「・・・そんな奴らが・・・!」
レオンはその反応にスペンサーについてを話していくのだが、そこでハッキリとラクーンシティで聞いた言葉・・・コネクションという物については口にしない形で言うと、新一は怒りを滲ませるように漏らす。まさかのアンブレラ以上の黒幕がいたということに。
「お前が怒りを覚えた事についてはともかく、俺が今言いたいことはそこじゃない・・・スペンサーが何故お前の言うように自首なりをしなかったのかだとかエルピスを遺した真意といったような事だとか、もうその真意を確かめようもないということだ。グレースが言うように本当に贖罪の気持ちがあったからなのか全く別の思惑があったからなのかもだが、ボケたからそうなってしまったのか心から悔い改めるような機会があったからそうなのかということは」
「・・・だからもうその事については考えるなってレオンは言いたいのか・・・?」
「正確には怒りやらを持つだとか向けるな、だ。俺もアリッサが遺したスペンサーへの取材の映像は後で確認したが、それまでの事を踏まえた上であの映像を見た事でグレースのように感じる気持ちは理解出来なくはなかった。だがそれでスペンサーやアンブレラが過去に起こした事を全て許せる物ではないとも俺は思っているが、先に言ったようにもうスペンサーは死んでいる・・・だから人物像についてを考察する事やらは無駄だとはグレースの判断もあったから言わないが、そこに余計な感情だとかを挟むなということだ。冷静に物事を見て判断する為にもな」
「っ・・・冷静に、か。確かに言われてみると怒りが漏れていたのは否定出来ないな・・・」
しかしそこが本題ではないとスペンサーについてを話していく中で新一が怒りを持った事についてを口にするレオンに、新一も言われて自分が良くなかった事を感じてしまった。冷静な考えになれていなかったと。
「そういうことだがその点でアリッサがスペンサーに対して何を思い感じたかもそうだが、スペンサーが何を感じたからグレースをアリッサに託したのか・・・あの映像だけで全てを察することは俺には出来なかった。現にアリッサの活動についてはお前がアリッサと離れて以降は俺も関わっていなかったから知らないが、失脚したスペンサーの居場所を探り当てて取材するに至るまでだった事を考えれば、アリッサがどれだけその取材に覚悟を決めていたのかはすぐに俺も分かった。何せアンブレラの会長という立場にいたスペンサーの元に単身で行く事にしたんだからな」
「っ・・・アリッサの立場からしたらスペンサーにジャーナリストなんて厄介者は始末しようみたいに考えられる可能性もあるって考えながら、スペンサーの所に行ったかもしれないのか・・・」
その上でアリッサとスペンサーの二人がいかに考えていたか分からないと言うレオンだが、それでもアリッサがスペンサーに会う時に盛大な覚悟があっただろうことが想像出来たとのことに、新一も否定出来ないと納得した。今はまだともかくとしてもアンブレラが潰れてそこまで時間が経ってない時なら、ラクーンシティでの事もあってアリッサが自分の身の危険も承知した上で行動していた可能性が高いという事に。
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「印象操作って・・・」
「スペンサーが創り上げたアンブレラについてうまい所だけをかっさらっていった奴らがいて、今回のラクーンシティでの件にもそいつらは関わっていたのが明らかになった。その結果としてスペンサーがやったこと自体はもう否定出来ない物だが、スペンサーですらアンブレラをどうこう出来なくなったこともだ」
「・・・そんな奴らが・・・!」
レオンはその反応にスペンサーについてを話していくのだが、そこでハッキリとラクーンシティで聞いた言葉・・・コネクションという物については口にしない形で言うと、新一は怒りを滲ませるように漏らす。まさかのアンブレラ以上の黒幕がいたということに。
「お前が怒りを覚えた事についてはともかく、俺が今言いたいことはそこじゃない・・・スペンサーが何故お前の言うように自首なりをしなかったのかだとかエルピスを遺した真意といったような事だとか、もうその真意を確かめようもないということだ。グレースが言うように本当に贖罪の気持ちがあったからなのか全く別の思惑があったからなのかもだが、ボケたからそうなってしまったのか心から悔い改めるような機会があったからそうなのかということは」
「・・・だからもうその事については考えるなってレオンは言いたいのか・・・?」
「正確には怒りやらを持つだとか向けるな、だ。俺もアリッサが遺したスペンサーへの取材の映像は後で確認したが、それまでの事を踏まえた上であの映像を見た事でグレースのように感じる気持ちは理解出来なくはなかった。だがそれでスペンサーやアンブレラが過去に起こした事を全て許せる物ではないとも俺は思っているが、先に言ったようにもうスペンサーは死んでいる・・・だから人物像についてを考察する事やらは無駄だとはグレースの判断もあったから言わないが、そこに余計な感情だとかを挟むなということだ。冷静に物事を見て判断する為にもな」
「っ・・・冷静に、か。確かに言われてみると怒りが漏れていたのは否定出来ないな・・・」
しかしそこが本題ではないとスペンサーについてを話していく中で新一が怒りを持った事についてを口にするレオンに、新一も言われて自分が良くなかった事を感じてしまった。冷静な考えになれていなかったと。
「そういうことだがその点でアリッサがスペンサーに対して何を思い感じたかもそうだが、スペンサーが何を感じたからグレースをアリッサに託したのか・・・あの映像だけで全てを察することは俺には出来なかった。現にアリッサの活動についてはお前がアリッサと離れて以降は俺も関わっていなかったから知らないが、失脚したスペンサーの居場所を探り当てて取材するに至るまでだった事を考えれば、アリッサがどれだけその取材に覚悟を決めていたのかはすぐに俺も分かった。何せアンブレラの会長という立場にいたスペンサーの元に単身で行く事にしたんだからな」
「っ・・・アリッサの立場からしたらスペンサーにジャーナリストなんて厄介者は始末しようみたいに考えられる可能性もあるって考えながら、スペンサーの所に行ったかもしれないのか・・・」
その上でアリッサとスペンサーの二人がいかに考えていたか分からないと言うレオンだが、それでもアリッサがスペンサーに会う時に盛大な覚悟があっただろうことが想像出来たとのことに、新一も否定出来ないと納得した。今はまだともかくとしてもアンブレラが潰れてそこまで時間が経ってない時なら、ラクーンシティでの事もあってアリッサが自分の身の危険も承知した上で行動していた可能性が高いという事に。
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