暴食がもたらす不幸
「・・・貴方の言う通りになったわね」
「あぁ、予想通り新一は徹底して蘭達との時間を取るなんて事は出来ずに結果として蘭を怒らせるって風にな」
・・・場は英理の弁護士事務所にて、他の職員達が帰った中で小五郎と英理は対面上に互いにソファーに座りながら話し合う。新一達の結果は小五郎の予想通りだと。
「新一の事だから外に出掛けてねぇのもあってそんな毎回毎回蘭と会う時に、事件解決の依頼の電話が来るだなんて考えちゃいなかっただろう。だがそういう時に限ってっつーかむしろ蘭と普段と違う何かをしてる時程そういったことが起きやすいってのを、新一は考えようともしてなかったのは目に見えてたからな」
「そしてそんな物だから外部からの連絡が無いようにだなんて考えることなく、結果としてそんな新一君の迂闊さだったりに蘭は失望だとか怒りを覚えるといったようになる・・・そういったようになると聞いたのもだけれど敢えてそうさせようと聞いた時は私も驚いたわ」
「だがそういう状況にさせなきゃ新一も蘭も中途半端に相手に対しての希望やら期待やらを持ち続けて、今のまんまがずっと続いていく事になる・・・そう思ったからこそ変にもう会うなだとかって言うより新一が変わらねぇのを突き付ける状況にした方が、却ってキッパリと蘭は新一を突き放せるようになると考えたんだよ。そして新一も新一で迂闊な事をやっちまったって風に認識させることでもう生半可な事をしたら、また蘭に一層嫌われるどころか最悪離婚すら有り得るんじゃねーかって風に考えるようにさせようってな」
それで二人は話を続けていくのだが小五郎は自分の考え通りになったと英理に話していくが、何とも言い難げな表情を浮かばせながら頭をかく。
「・・・まぁそれもこれもあの娘の状況を見たから考えられたことじゃあるんだがな」
「望月さんだったわね・・・話というか体の状態を聞くだけでも相当な様子だったのは私からも伺えるけれど・・・」
「あぁ。だが先生はそんな状態になってもちょっとくらいだとかって風に食っちゃならねぇって言っても、食欲に負けて結果としてより体を悪くした患者は何人も見てきたって言ってたが・・・そういったように聞いてもう蘭に好きな気持ちはまだあるからって新一と時間を共にさせることは、あの娘のように一時は良くてもその後が辛くなるだけだって思ったんだ。新一はもう蘭にとって劇物のような物でしかねぇというようにな」
それで小五郎は望月の事からが考えの始まりだというように言った上で、蘭にとっての新一を劇物だと例えて口にする。
「どんなにうめぇもんでも食いすぎりゃ体に負担をかけちまうし、体にいいとされてるもんでも取りすぎりゃ体を壊しかねねぇもんもある。現にニンニクは食べすぎりゃ体の中のいいもんも悪いもんも全部体から出させようとして、死ぬと思えるくらい強烈に腹を壊すといったことになるって話らしいからな」
「現にそうして恋人になる前も何度も喧嘩してきたとの事だけど、言ってしまうならそれはニンニクを食べ過ぎたからこその体の拒否反応のような物だったのでしょうね。ただ蘭はそういった困難を乗り越えて新一君と結婚まで行ったと思ったのかもしれないけど、それは言ってしまえばニンニクを食べる機会もその量も増えてしまったという事なのでしょう。でも蘭も新一君もそういった例えだとかについて考えることもなかったから、新一君と一緒にいる事で何度もニンニクを食わされてきたようなものになった蘭が限界に来るのが早くなっていった上で、何度もそういったようになってきたからこそいくら新一君が好きでも我慢しようというようにならなくなってしまった・・・というところかしら」
「そんなもんだがそれでもまだ蘭の中に新一に対する気持ちが残ってるのもだが、新一も新一で蘭に対しての気持ちが明らかに蘭より多くあったのは確かなのは目に見えていたからな。だがそれをバカ正直に言ったってどっちも素直に受け入れるなんてまず有り得ねぇ・・・だからこそ今回のように新一に自爆するようにさせようと思ったんだ。完全にとは言わなくとも新一に対する気持ちを蘭から失わせる為にな」
そこからニンニクという一般的には匂いは気になるが健康になれると思われる食べ物の食べ過ぎによるリスクについてを例えながら挙げて二人は会話をしていき、それを狙った物だと小五郎は口にする。
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「あぁ、予想通り新一は徹底して蘭達との時間を取るなんて事は出来ずに結果として蘭を怒らせるって風にな」
・・・場は英理の弁護士事務所にて、他の職員達が帰った中で小五郎と英理は対面上に互いにソファーに座りながら話し合う。新一達の結果は小五郎の予想通りだと。
「新一の事だから外に出掛けてねぇのもあってそんな毎回毎回蘭と会う時に、事件解決の依頼の電話が来るだなんて考えちゃいなかっただろう。だがそういう時に限ってっつーかむしろ蘭と普段と違う何かをしてる時程そういったことが起きやすいってのを、新一は考えようともしてなかったのは目に見えてたからな」
「そしてそんな物だから外部からの連絡が無いようにだなんて考えることなく、結果としてそんな新一君の迂闊さだったりに蘭は失望だとか怒りを覚えるといったようになる・・・そういったようになると聞いたのもだけれど敢えてそうさせようと聞いた時は私も驚いたわ」
「だがそういう状況にさせなきゃ新一も蘭も中途半端に相手に対しての希望やら期待やらを持ち続けて、今のまんまがずっと続いていく事になる・・・そう思ったからこそ変にもう会うなだとかって言うより新一が変わらねぇのを突き付ける状況にした方が、却ってキッパリと蘭は新一を突き放せるようになると考えたんだよ。そして新一も新一で迂闊な事をやっちまったって風に認識させることでもう生半可な事をしたら、また蘭に一層嫌われるどころか最悪離婚すら有り得るんじゃねーかって風に考えるようにさせようってな」
それで二人は話を続けていくのだが小五郎は自分の考え通りになったと英理に話していくが、何とも言い難げな表情を浮かばせながら頭をかく。
「・・・まぁそれもこれもあの娘の状況を見たから考えられたことじゃあるんだがな」
「望月さんだったわね・・・話というか体の状態を聞くだけでも相当な様子だったのは私からも伺えるけれど・・・」
「あぁ。だが先生はそんな状態になってもちょっとくらいだとかって風に食っちゃならねぇって言っても、食欲に負けて結果としてより体を悪くした患者は何人も見てきたって言ってたが・・・そういったように聞いてもう蘭に好きな気持ちはまだあるからって新一と時間を共にさせることは、あの娘のように一時は良くてもその後が辛くなるだけだって思ったんだ。新一はもう蘭にとって劇物のような物でしかねぇというようにな」
それで小五郎は望月の事からが考えの始まりだというように言った上で、蘭にとっての新一を劇物だと例えて口にする。
「どんなにうめぇもんでも食いすぎりゃ体に負担をかけちまうし、体にいいとされてるもんでも取りすぎりゃ体を壊しかねねぇもんもある。現にニンニクは食べすぎりゃ体の中のいいもんも悪いもんも全部体から出させようとして、死ぬと思えるくらい強烈に腹を壊すといったことになるって話らしいからな」
「現にそうして恋人になる前も何度も喧嘩してきたとの事だけど、言ってしまうならそれはニンニクを食べ過ぎたからこその体の拒否反応のような物だったのでしょうね。ただ蘭はそういった困難を乗り越えて新一君と結婚まで行ったと思ったのかもしれないけど、それは言ってしまえばニンニクを食べる機会もその量も増えてしまったという事なのでしょう。でも蘭も新一君もそういった例えだとかについて考えることもなかったから、新一君と一緒にいる事で何度もニンニクを食わされてきたようなものになった蘭が限界に来るのが早くなっていった上で、何度もそういったようになってきたからこそいくら新一君が好きでも我慢しようというようにならなくなってしまった・・・というところかしら」
「そんなもんだがそれでもまだ蘭の中に新一に対する気持ちが残ってるのもだが、新一も新一で蘭に対しての気持ちが明らかに蘭より多くあったのは確かなのは目に見えていたからな。だがそれをバカ正直に言ったってどっちも素直に受け入れるなんてまず有り得ねぇ・・・だからこそ今回のように新一に自爆するようにさせようと思ったんだ。完全にとは言わなくとも新一に対する気持ちを蘭から失わせる為にな」
そこからニンニクという一般的には匂いは気になるが健康になれると思われる食べ物の食べ過ぎによるリスクについてを例えながら挙げて二人は会話をしていき、それを狙った物だと小五郎は口にする。
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