暴食がもたらす不幸

「新一・・・それでもお前からすれば自分が探偵活動をするのは人の為になるだとか必要だって言いたいのかもしれねぇ。だが大勢の人の為になるからが誰もが誰もの幸せに繋がるとは限らねぇし、自分では満足いく結果になってもそれが周りにもいい結果になるとも限らねぇ・・・それを分かってほしいんだよ。それが出来ないままにこれまでのようにやりたいのを蘭に了承してもらいたいってんなら、蘭が心からそうするって風に思えないなら待ってる結末はただ蘭が傷付いていってしまうって事にしかなり得ねぇとな」
「っ!!」
だからこそ理解をしてほしいと強く願いつつもそれが出来ないなら待ち受けるモノは、新一は満足しても蘭が不憫な事になるだけの未来・・・そう強調するように言われて新一は盛大に衝撃を受けるしかなかった。自分が満足すればするほど対照的に蘭が苦しむとの事に。
「・・・さっきも言ったが蘭にもこれからも新一と付き合うならそういったことを受け入れるかどうかについて考えるようにとは言ったが、蘭がそういった事についてを簡単に決められるともそれを言葉にして伝えられるとも俺は思っちゃいねぇ。だから新一・・・頼む。もう今までのような探偵活動を続ける事と蘭達と幸せになるのを両立させることは無理だって認めて、離婚とまでは行かずとも別居するとくらいは決断するようにしてくれ。そうしてくれるってんなら探偵活動に関する事を完全に話題にも出さずシャットアウトして、家の中で純粋に蘭や子どもと向き合うだけの時間を取るってんなら連絡してくれりゃ会うことは出来るようにとは蘭にも英理にも言ってやるからよ」
「っ、家の中でってどういうことだよ・・・?」
「昔からお前らがデートだなんだと一緒に出掛けた時に事件が起きるなんてことは珍しくなかったのは俺も知ってるからだよ。だからどっか出掛けてそうなったら蘭がまた苦い想いをするだろうから、そうなるくらいならもうどっちかの家の中で見知らぬ顔がいねぇ状況で会うくらいにして、近くで事件が起きる可能性を出来る限り無くすくらいしかなねぇと思ったからこう言ってるんだ」
「っ・・・そう言われると否定出来ねぇ・・・デートだとか旅行って意気込んで出掛けた時に結構な感じで事件になったことは・・・」
そして蘭の為に考えてくれというよう話しつつ最低でも別居してくれるなら条件を守るなら会えるようにすると小五郎は言うが、何故そこまで限定的なのかと新一が疑問を口にすると返って来た答えにまた苦い表情を浮かばせるしかなかった。遊園地やレストランといった普段行かない場所にデートだとか旅行に行くと、事件に出会す事になったのは何度も何度もあった為に。


















・・・それで後は蘭の都合もあるから後日に連絡するからどうするか考えるように言われ、新一も即座に返事が出来ないままにそうすると言った上で後日に改めて話をとなったが、結果として言うとそうするというようになった。下手に自分の思うようにしてほしいと押し通そうとした時に蘭の気持ちが一層離れる事を危惧して、そうしない為にもしばらくは事件だとか探偵関連の事を匂わせないようにして蘭達と接するようにしようとだ。

しかしそういったように新一は動こうとしたが、蘭達と会う時にはことごとく新一へ探偵として解決してほしいという連絡が来ることになり、一度や二度程度ならたまたまだとか不注意で済ませるというように蘭から言われたが・・・何度も繰り返されたことにより終いには蘭からもう来ないでと激昂されて言われて、新一は衝撃を受けつつも完全に自身のせいだということからトボトボと家に戻る以外に出来なかった・・・









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