暴食がもたらす不幸

「あぁ。それでそんな話をされていたってあの娘が聞くとめちゃめちゃ衝撃を受けてロクに話も出来ねぇって状態になったらしいが、それでも今後の事を考えて実家の方に戻って体もそうだがその食欲やら食事の仕方について向き合っていくし、会社はもう辞めようと話し合っていった結果として仕事を辞めて実家の方に戻るとなったって訳だ。まぁおふくろさんは大分手こずったらしいが会社の人達が見舞いに来て、実際にそういったことを言われた後に会社の上の人間から頑張りたい気持ちは分かるけれど、次に同じようなことがあったら監督不行届きって様々な所から言われかねねぇから、無理せず辞めて治療に専念してほしいって強く言われたことでもう取りつくしまがないって理解して、完全に心が砕かれて辞めると頷いたそうだ」
「・・・会社の上の方の人達についてはどうかって気持ちになるけど、それだけあの人がまたやらかしかねない可能性については先生から聞いてたんだろうから、変に無理して続けるなんて言わせないように言ったってことか・・・」
そうしていかに望月があぁなっていったかを話していった小五郎に新一は酷いのではという一方で、納得も出来るというよう苦く漏らすしかなかった。会社としては問題となり得る可能性を抱えたくないという思惑が透けて見えるが、肝心の望月がそうしないと断言出来る可能性についてが少ないとなれば致し方ない部分もあるだろうと。
「まぁそういった風に俺はあの娘の事を聞いていった訳だが、そうして色々と話を聞いていって感じた訳だよ・・・あの娘には悪いが新一の事にも通じる事だというようにな」
「・・・え?」
だがそうして話の流れが望月の事が新一に通じると口にした小五郎に新一はたまらずキョトンとした様子を浮かべるが、小五郎はそっと首を横に振る。
「・・・お前、わざわざ俺がこんな話をする為だけにお前を呼んだと思ってたのか?んなわけねーだろ。あの娘に起こった事に関しちゃ確かに大事じゃあるがお前に関係ねーことだし、俺も普通ならこういうことがあったってわざわざ言うような事はしねぇ・・・だがあの娘の事を聞いていったり考えていく内に今のお前と蘭の関係について思ったことがあるから、あの娘には悪いと思ったがあの娘の事を話すだとか見てもらった上で話したいと思ったんだよ。その方が色々と話しやすくなるとな」
「っ・・・」
そこから普段の察しの良さが影も見えないことについて言いつつも説明の為という面の為ということからとの小五郎の言葉に、新一はたまらず息を詰まらせた。今の新一からして蘭という名前は複雑でしかない物だった為に。






・・・新一は小五郎の娘である蘭と結婚しているのだが、現在は新一と暮らしている家を離れてその子ども共々小五郎の元で暮らしている。それは何故かと言えば新一と蘭が喧嘩をしたからだ。

その事に関して新一としてはすぐに仲直りしてまた元の関係に戻りたいという気持ちだったのだが、今までに何回も喧嘩してきた上でその原因について解消出来ないままに別の事があって一応の仲直りをしていった・・・だが解消出来ないという言葉通りそれらはずっと二人の関係につきまとう形で何度も喧嘩の原因となった。

そしてとうとうその原因について蘭が我慢が出来なくなったと新一の元を離れていき、新一としては戻って来てほしいと言ってはいるものの直接会うとか電話では即座にシャットアウトさせられるし、メールなど文章にして送っても戻って来るつもりはないというように返されているのである。

だから新一としては蘭に早く戻って来てほしいと思いながら今一人で家で生活しているのである。









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