身勝手に付き合うばかりが優しさではないし、付き合いたいと思うモノばかりではない 後編
「まぁそういった事になるのは人間だから仕方無いという部分はあります。今までの人生経験を丸っきり無かったように考え方を変えるというのは難しいのは。ですがあのまま新一が変わらないだとかどういう姿形であれこっちに戻って来た時に、あの気性がより強くなっている可能性すらありますけれど・・・まだ『工藤新一』として戻って来たなら多少なりともマシだとは思いますが、『江戸川コナン』として戻ることになったならその性質をどうにかしないならいずれ、服部君のような存在をまた生み出しかねない上に蘭はまた『江戸川コナン』は『工藤新一』なんじゃないかというように言うだけならともかく、今度は絶対に真実を言わないなら逃さないと詰め寄る可能性は極めて高いでしょうね」
「「っ!!」」
しかし一応人間ならある程度は仕方無い部分はあるとアムロは言うのだが、それでももしもの可能性として挙げられた蘭の事についての危惧に優作も有希子も盛大に体をビクリと揺らした。『江戸川コナン』として戻らざるを得なくなった場合に待ち受ける蘭による自分達が逃げることを許されない尋問の可能性についてに。
「どういうことになるのか理解出来たという様子ですが、これに関しては『工藤新一』に戻れた場合でも蘭はそういったようにしてくる可能性は十分に有り得るでしょう。今の時点ですら蘭は新一の事を確信しているという状態だったのにそれがいきなり消えるといった状態になるんですからね」
「・・・確かに新一が元に戻って来たとしたら蘭君がそういったようにしてくる可能性は大いに有り得るだろうが、だからといってそれで蘭君に組織の事を説明してもいいだなんて風に言われることはないのも想像が出来る・・・組織の事に関しては決して表沙汰にしないでくれと私達も念押しをされていることを考えるとな・・・」
「じゃ、じゃあ蘭ちゃんにはどうするというの・・・!?」
「すみませんがそこから先はお二人で考えられてください・・・冷たいと思われるかもしれませんが俺は先に言ったように、もしそういった事態になっても新一から協力してほしいと言われることになる可能性は低いと思われますし、もしどちらの姿で帰って来るにしても新一も関わってくる事であって新一とも話をしなければならない事ですから、その時までに新一にどうするのかの選択肢を提示するよう・・・と言っても蘭の追求は確実だと思いますからそれを辛いと思っても我慢するなり押し黙るなりするか、もういっそ何も言わないし悟らせない為にも新一を海外に連れて行って以降の繋がりを断つようにするかをどちらかになると思いますけどね」
「「っ・・・!」」
そしてこれが最後だと蘭の事がどうあれ新一や優作達にとって重荷にしかならなくなり、いずれ嫌でも苦渋の選択をせざるを得なくなる・・・そう終わり際に声色を冷たくしながら告げたアムロに、優作も有希子も顔を青くして絶句せざるを得なかった。訪れてほしくはなくとも新一が戻って来たなら確実になるだろう未来に・・・
・・・そうしてどうあがいても新一も含めて辛苦の未来に悶える二人だったが、アムロがもう後は二人で時間を使って考えて欲しいと帰るように催促したことで、二人は力無いといった様子で阿笠邸を後にしていった。
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「「っ!!」」
しかし一応人間ならある程度は仕方無い部分はあるとアムロは言うのだが、それでももしもの可能性として挙げられた蘭の事についての危惧に優作も有希子も盛大に体をビクリと揺らした。『江戸川コナン』として戻らざるを得なくなった場合に待ち受ける蘭による自分達が逃げることを許されない尋問の可能性についてに。
「どういうことになるのか理解出来たという様子ですが、これに関しては『工藤新一』に戻れた場合でも蘭はそういったようにしてくる可能性は十分に有り得るでしょう。今の時点ですら蘭は新一の事を確信しているという状態だったのにそれがいきなり消えるといった状態になるんですからね」
「・・・確かに新一が元に戻って来たとしたら蘭君がそういったようにしてくる可能性は大いに有り得るだろうが、だからといってそれで蘭君に組織の事を説明してもいいだなんて風に言われることはないのも想像が出来る・・・組織の事に関しては決して表沙汰にしないでくれと私達も念押しをされていることを考えるとな・・・」
「じゃ、じゃあ蘭ちゃんにはどうするというの・・・!?」
「すみませんがそこから先はお二人で考えられてください・・・冷たいと思われるかもしれませんが俺は先に言ったように、もしそういった事態になっても新一から協力してほしいと言われることになる可能性は低いと思われますし、もしどちらの姿で帰って来るにしても新一も関わってくる事であって新一とも話をしなければならない事ですから、その時までに新一にどうするのかの選択肢を提示するよう・・・と言っても蘭の追求は確実だと思いますからそれを辛いと思っても我慢するなり押し黙るなりするか、もういっそ何も言わないし悟らせない為にも新一を海外に連れて行って以降の繋がりを断つようにするかをどちらかになると思いますけどね」
「「っ・・・!」」
そしてこれが最後だと蘭の事がどうあれ新一や優作達にとって重荷にしかならなくなり、いずれ嫌でも苦渋の選択をせざるを得なくなる・・・そう終わり際に声色を冷たくしながら告げたアムロに、優作も有希子も顔を青くして絶句せざるを得なかった。訪れてほしくはなくとも新一が戻って来たなら確実になるだろう未来に・・・
・・・そうしてどうあがいても新一も含めて辛苦の未来に悶える二人だったが、アムロがもう後は二人で時間を使って考えて欲しいと帰るように催促したことで、二人は力無いといった様子で阿笠邸を後にしていった。
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