身勝手に付き合うばかりが優しさではないし、付き合いたいと思うモノばかりではない 後編
・・・先に言ったがアムロのいない世界線では服部に正体がバレることになった新一だが、その世界線の未来では更に別の者達に正体がバレることもそうだが自分から正体を明かすこともあった。それは前者は推理が出来るだとか鋭い視点を持った者達が相手だったことからで、後者に関しては話さなければならないといった場面もあったが・・・自分が正体を明かさずに済ませられるかというように思ったことからという時もあった。
その正体を明かさずにいられなかったのは帝丹高校に転校してきた男が蘭にアプローチをかけようかと言い出した時であって、新一はその男の正体というか本当の顔を知ったことから蘭にそんなアプローチをさせてたまるかという気持ちと、こいつなら別に明かしても大丈夫だろうという打算が合わさったのもあってだが・・・やっぱりそうだったと正体に予測をつけられていたことも問題だが、自分の気持ちや考え一つで自分の正体を明かすその姿勢もまた問題だった。
新一からすれば能力的な事やその立場もあって自分の事を言わないと信頼出来たからという言い分はあることだろう・・・だがそうやって絶対に言わなければならないことでもないのに、自分が我慢がならなかったからということで蘭や小五郎達には言わないで済ませていたことを、アッサリ言うと決めたその秘密を守る姿勢の一貫しない部分はやはり問題としか言えなかった。あまりにもその姿勢は新一にとって都合が良すぎると。
そして他にも秘密がバレた面々に関しても大いに問題がある者ばかりだったのだが、そこはアムロが言いたいことの本質ではない。その秘密があっさりとは言わずともバレるだったり、バラそうとしたりといったその甘さとも呼べる新一の姿勢についてである・・・
「あの時もそうでしたが今回の蘭の件で新一の事がバレそうだったり、バレるといったことになりました。そして蘭に対してもう嘘はつけないと思ったからと自分から正体を明かす・・・こんな自分が自分がと自分がやりたいことを押し通す事ばかりしか考えられないような子ども以外の何物でもない姿勢を考えれば、例え今回の蘭の事をどうにか出来たとしても以降の時間でそんな新一の事を見破るような人物は以降にも出て来るのが想像出来ます。そして蘭の事についても蘭を安心させるためにもといった名目で、その実は自分がこうなってくれればいいという状態を作り上げるように動くだろうことも」
「っ・・・そういったように言われると本来なら新一の為にも否定するべきなのだろうが、そうならないとは言えないだろうな・・・特に蘭君に対してというように思いつつも自分が安心する為にそうするだろうことは・・・」
「・・・私も否定したいけど否定出来ないわ・・・新ちゃんがそんなことするはずないって・・・」
それでアムロがもしというように話をしていくその中身に優作もだが、有希子も暗い面持ちで納得するしかなかった。新一が子どもらしいと言われることもだがまた正体を見破られる可能性や、蘭について新一自身の為に動こうだろうという事を。
「分かってもらえたことはいいと言いたいんですが、そういった自分をちゃんと持っているだとか我の強さこそが新一の良さであるというように言う事が出来るかもしれません・・・ですがそれは新一の立場的に自分は『工藤新一』だという気持ちがあるのは前提にしても、子どもっぼい以外の何物でもないとしか思えないしだからこそその自負が『工藤新一』だというように滲ませていたんだろうと感じたんです。本来はそうするのが正しいのは分かるはずなのに実際はそれを隠したくないだとか、感じさせたくないというような持っていてはならない相反する気持ちを」
「・・・新一の気持ちは分からないとは言えないが、だからこそ新一の事を見破られたと考えると迂闊だったり考えが足りなかっただとかだったということか・・・」
更に新一がいかに我を持ったかがこの状態に繋がったかと話すアムロに、続いて優作も有希子も暗い顔で納得するしかなかった。新一らしい意志を持っていたからこそこの事態を招いた理由だということに。
.
その正体を明かさずにいられなかったのは帝丹高校に転校してきた男が蘭にアプローチをかけようかと言い出した時であって、新一はその男の正体というか本当の顔を知ったことから蘭にそんなアプローチをさせてたまるかという気持ちと、こいつなら別に明かしても大丈夫だろうという打算が合わさったのもあってだが・・・やっぱりそうだったと正体に予測をつけられていたことも問題だが、自分の気持ちや考え一つで自分の正体を明かすその姿勢もまた問題だった。
新一からすれば能力的な事やその立場もあって自分の事を言わないと信頼出来たからという言い分はあることだろう・・・だがそうやって絶対に言わなければならないことでもないのに、自分が我慢がならなかったからということで蘭や小五郎達には言わないで済ませていたことを、アッサリ言うと決めたその秘密を守る姿勢の一貫しない部分はやはり問題としか言えなかった。あまりにもその姿勢は新一にとって都合が良すぎると。
そして他にも秘密がバレた面々に関しても大いに問題がある者ばかりだったのだが、そこはアムロが言いたいことの本質ではない。その秘密があっさりとは言わずともバレるだったり、バラそうとしたりといったその甘さとも呼べる新一の姿勢についてである・・・
「あの時もそうでしたが今回の蘭の件で新一の事がバレそうだったり、バレるといったことになりました。そして蘭に対してもう嘘はつけないと思ったからと自分から正体を明かす・・・こんな自分が自分がと自分がやりたいことを押し通す事ばかりしか考えられないような子ども以外の何物でもない姿勢を考えれば、例え今回の蘭の事をどうにか出来たとしても以降の時間でそんな新一の事を見破るような人物は以降にも出て来るのが想像出来ます。そして蘭の事についても蘭を安心させるためにもといった名目で、その実は自分がこうなってくれればいいという状態を作り上げるように動くだろうことも」
「っ・・・そういったように言われると本来なら新一の為にも否定するべきなのだろうが、そうならないとは言えないだろうな・・・特に蘭君に対してというように思いつつも自分が安心する為にそうするだろうことは・・・」
「・・・私も否定したいけど否定出来ないわ・・・新ちゃんがそんなことするはずないって・・・」
それでアムロがもしというように話をしていくその中身に優作もだが、有希子も暗い面持ちで納得するしかなかった。新一が子どもらしいと言われることもだがまた正体を見破られる可能性や、蘭について新一自身の為に動こうだろうという事を。
「分かってもらえたことはいいと言いたいんですが、そういった自分をちゃんと持っているだとか我の強さこそが新一の良さであるというように言う事が出来るかもしれません・・・ですがそれは新一の立場的に自分は『工藤新一』だという気持ちがあるのは前提にしても、子どもっぼい以外の何物でもないとしか思えないしだからこそその自負が『工藤新一』だというように滲ませていたんだろうと感じたんです。本来はそうするのが正しいのは分かるはずなのに実際はそれを隠したくないだとか、感じさせたくないというような持っていてはならない相反する気持ちを」
「・・・新一の気持ちは分からないとは言えないが、だからこそ新一の事を見破られたと考えると迂闊だったり考えが足りなかっただとかだったということか・・・」
更に新一がいかに我を持ったかがこの状態に繋がったかと話すアムロに、続いて優作も有希子も暗い顔で納得するしかなかった。新一らしい意志を持っていたからこそこの事態を招いた理由だということに。
.
