身勝手に付き合うばかりが優しさではないし、付き合いたいと思うモノばかりではない 後編
「まぁ俺や毛利さんが言ったことから新一を一人にさせるだとか好きにさせる事について二人も良くないというのは分かってくれたと思いますが、そもそもとして今回こうなったことに関しての大本の理由は新一が『工藤新一』である事を隠すと言うより、感じさせないようにしていなかった事からなんですよ」
「・・・え?」
それで話をまとめる・・・となったかに思いきやアムロが口にした新一の事についてに、アムロ以外の面々はキョトンとした様子を浮かべた。
「これに関しては蘭が『江戸川コナン』が新一だというように確信したことが一番分かりやすい例ですが、傍から見たらあんな小さな子どもの姿になってしまった新一を見て普通なら新一だなんて風に考えなかった筈・・・ですがそういったようになっただろう上でそれでも蘭が新一だと思うようになったのは、単なる理屈云々じゃなく新一だと思える行動だったり考え方を見たり感じたりしたことだと思えるんです」
「・・・確かにそう言われるとあの姿を見た上での意識の壁を突破する程、新一が新一らしい行動を取り続けてきたから蘭君があの小さな姿でも新一だと気付いたと考えれば、新一が迂闊だったということか・・・」
「その点に関しては俺や優作さん達もあの姿なら正体は新一だというように考える人はいないだろうと思っていた部分はあったと思いますが、新一は当事者としての立場も相まって一番そう見られるだろうと感じていたんだろうと思います。誰も俺の事を新一だなんて言わないんだし別に外からどう見えるかの振る舞いだけ気を付けて子どもらしくしていれば、自分らしく動くのは別に大丈夫だろうというよう・・・けれど今振り返って考えてみれば新一の行動や発言は単なる子どもというにはあまりにも理知的であり大人顔負けの物でもあるというのに、それらがあまりにも度が過ぎるというような指摘をされた時にはあからさま過ぎるような幼い子どもを演じるという形で、あまりにもチグハグが過ぎる姿を見せていた・・・だからこそそんな様子を見てきた蘭は徐々に徐々にという形で『江戸川コナン』の事を怪しんでいった上で観察していって、その本質というべき物である『工藤新一』が正体だからという事実に気付いたんだと思われます。何かしらの理由があって新一は体を小さくしてしまって、それを言えないからあんな子どものフリをしていたのだろうと」
「成程・・・新一自身の油断もあったからとは言えその新一らしさを隠さない上に感じさせる行動を取りすぎた事が、蘭君の不審を招いて今の結果になってしまったとアムロ君は言いたいのか・・・」
「「・・・」」
アムロはそこからいかに新一の行動が新一らしさを無くさなかったが故に、蘭に新一だとバレる事になったのか・・・ということを述べ上げていって優作がその中身に重く納得していき、有希子と阿笠も否定が出来ないと苦そうに表情を歪ませるしかなかった。実際に蘭がその事実に気付いた上で事件が起きた時の新一の行動が新一らしい物だったのを度々見てきたからこそ、そんなことはないと否定出来るような要素が無かった為に。
「そういうわけですがこれに関しては失礼を承知の上で言わせてもらうと、理屈的に物事を考える事が難しい蘭だからそういったように怪しむだとか考えをまとめるのに時間がかかったのであって、これが優作さんもそうですが服部君のように鋭い視点を持っていて推理が出来る存在なら新一の事に素早く気付けてもおかしくなかったと思います。実際に前にあった事件でも服部君は新一の事を怪しんでいたとの事でしたからね」
「あぁ、あの時か・・・確かにあの時の事を思い返すと私がフォローしていなかったら正体に辿り着くかどうかまではともかく、服部君は確実に新一の事をずっと怪しんでいただろうことは確実だっただろうな」
ただそれは蘭だからこその話であって他の優作や服部のような者達だったらと仮定するアムロに、優作も前の事を思い出しつつ納得の声を上げる。
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「・・・え?」
それで話をまとめる・・・となったかに思いきやアムロが口にした新一の事についてに、アムロ以外の面々はキョトンとした様子を浮かべた。
「これに関しては蘭が『江戸川コナン』が新一だというように確信したことが一番分かりやすい例ですが、傍から見たらあんな小さな子どもの姿になってしまった新一を見て普通なら新一だなんて風に考えなかった筈・・・ですがそういったようになっただろう上でそれでも蘭が新一だと思うようになったのは、単なる理屈云々じゃなく新一だと思える行動だったり考え方を見たり感じたりしたことだと思えるんです」
「・・・確かにそう言われるとあの姿を見た上での意識の壁を突破する程、新一が新一らしい行動を取り続けてきたから蘭君があの小さな姿でも新一だと気付いたと考えれば、新一が迂闊だったということか・・・」
「その点に関しては俺や優作さん達もあの姿なら正体は新一だというように考える人はいないだろうと思っていた部分はあったと思いますが、新一は当事者としての立場も相まって一番そう見られるだろうと感じていたんだろうと思います。誰も俺の事を新一だなんて言わないんだし別に外からどう見えるかの振る舞いだけ気を付けて子どもらしくしていれば、自分らしく動くのは別に大丈夫だろうというよう・・・けれど今振り返って考えてみれば新一の行動や発言は単なる子どもというにはあまりにも理知的であり大人顔負けの物でもあるというのに、それらがあまりにも度が過ぎるというような指摘をされた時にはあからさま過ぎるような幼い子どもを演じるという形で、あまりにもチグハグが過ぎる姿を見せていた・・・だからこそそんな様子を見てきた蘭は徐々に徐々にという形で『江戸川コナン』の事を怪しんでいった上で観察していって、その本質というべき物である『工藤新一』が正体だからという事実に気付いたんだと思われます。何かしらの理由があって新一は体を小さくしてしまって、それを言えないからあんな子どものフリをしていたのだろうと」
「成程・・・新一自身の油断もあったからとは言えその新一らしさを隠さない上に感じさせる行動を取りすぎた事が、蘭君の不審を招いて今の結果になってしまったとアムロ君は言いたいのか・・・」
「「・・・」」
アムロはそこからいかに新一の行動が新一らしさを無くさなかったが故に、蘭に新一だとバレる事になったのか・・・ということを述べ上げていって優作がその中身に重く納得していき、有希子と阿笠も否定が出来ないと苦そうに表情を歪ませるしかなかった。実際に蘭がその事実に気付いた上で事件が起きた時の新一の行動が新一らしい物だったのを度々見てきたからこそ、そんなことはないと否定出来るような要素が無かった為に。
「そういうわけですがこれに関しては失礼を承知の上で言わせてもらうと、理屈的に物事を考える事が難しい蘭だからそういったように怪しむだとか考えをまとめるのに時間がかかったのであって、これが優作さんもそうですが服部君のように鋭い視点を持っていて推理が出来る存在なら新一の事に素早く気付けてもおかしくなかったと思います。実際に前にあった事件でも服部君は新一の事を怪しんでいたとの事でしたからね」
「あぁ、あの時か・・・確かにあの時の事を思い返すと私がフォローしていなかったら正体に辿り着くかどうかまではともかく、服部君は確実に新一の事をずっと怪しんでいただろうことは確実だっただろうな」
ただそれは蘭だからこその話であって他の優作や服部のような者達だったらと仮定するアムロに、優作も前の事を思い出しつつ納得の声を上げる。
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