身勝手に付き合うばかりが優しさではないし、付き合いたいと思うモノばかりではない 後編

最初、服部がアムロの事務所に来た時の用件は新一に会いに来たとの事だった。最近メディアに姿を見せない事から新一が本当にいなくなったのかを確かめに来たという用件でだ。

ただそこに関しては俺は優作さん達に頼まれたからこうして探偵をしているだけだから、優作さんに聞いてくれと優作の方にアムロは丸投げするのだが・・・そこに風邪を引いていた新一が事務所に入ってきて体調が悪いというようにクシャミをした時、服部が風邪ならこれを飲めばいいと取り出したパイカルという酒を飲んだのだ。

・・・これに関してはパッケージというか酒と表示されている物が無かったことに、さも薬を出すと言わんばかりに言った服部の言い方が良くなかったのは明白だ。そうでなければ事件が関わってきた際はともかくとしても、それ以外の時での新一はそこまで社会のルールを守らないなんて事はない(そこまでというのは年相応と言えば聞こえはいいが、特に探偵として活動しているという時はそんなこと結果が良ければ些細な事だと、都合よく無視する事が多々あるから)。だがそうして半ば騙されたような形になってパイカルを飲んだ事は災い転じて福となすというようになった。

その上でアムロはそのパイカルを飲んで酩酊状態になった新一に何か起こる予感を感じたが、そこに事務所に依頼に来た人がいてすぐに頼まれた場に行くことになるのだが・・・そこでアムロは自分もそうだが体調の悪いコナンは行かないから、優作さんが行って欲しいと頼んだ。これは服部もそうだがその時に来ていた蘭も自分も付いていくというように言ったのだが、新一の体の不調に加えて何かが起こりそうな気配を感じたこともあるが、新一が行けないなら自分が何か事件が起きた時に推理など出来ようもない上にその依頼にも嫌な予感を感じたことから、優作に代わりに行って欲しいというよう普段使わない権利を行使してまで優作に行かせる事にしたのである。

まぁその際に服部にはアムロの事を拍子抜けしたと言われたし蘭からはコナン君の看病は自分がやるというよう言われたが、前者はすんなりと流した上で後者に関しては有希子さんにコナンと共に帰ってもらって看病してもらうからと言って、自分と有希子に新一は優作と服部と蘭の三人を見送った。優作さんに行ってもらうと言ったのは他人の俺より父親である優作さんだからこそ言えることがあるというように言って、二人の興味をそそる形でだ。

それで三人を見送った後で新一は弱々しいながらも自分は大丈夫だったというように言ったのだが、その強がりの言葉は気にせず事務所を閉めて工藤邸に三人で行くのだが・・・それで工藤邸に入って少しした時に新一が体の異常な不調を訴えた事により何かまずいと二人は感じたのだが、そこから二人は新一の体が段々と元の体に戻るという光景を目の当たりにしていったのである。

その光景に二人もたまらず驚くと共にアムロもこうなることを俺は予感していたのかと考える中で、新一もまた愕然とした様子になりながらも元の体に戻れた事を感じていた・・・のだが、それで少しした後でまた急に新一が急激に体調が悪くなったと思ったらまた小さな体へと戻ってしまったのである。この事にまた二人も驚くしか無かったが、そんな中でアムロはこうなったきっかけはパイカルにあるだろうというように思い至った。あれを飲んだからこんなことになったと。

それで三人は新一の体調が元々から良くなかった事から一先ずゆっくりしようとし、優作が帰って来た後にそれらの事について話し合って優作も信じられないというように言っていたが、そこは三人の証言で一応信じられる事になった。ただアムロが事が落ち着いて阿笠にも何が起きたかを説明してから今住まう部屋に帰ったその後に新一が探偵事務所に向かい、置いてあったパイカルを工藤邸に持って帰り更に量を飲めば完全に元に戻れるとガブ飲みし、二日酔いになったと聞いた時にアムロが盛大に呆れたのは余談である。









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