身勝手に付き合うばかりが優しさではないし、付き合いたいと思うモノばかりではない 後編

ただそこで話は終わらず優作は何とか蘭に後にする予定だった誤魔化す方面の話をしていって、何とか蘭を誤魔化すことには成功はしたがやはりというか新一が帰ってこない事についてに、悲しげな様子を見せていて新一も辛そうな様子だったとの事だった。

だがアムロからすればいずれ来る事だったのが少し早かっただけだというのもだが、それで辛いならリタイアする方がいいと冷たく言って新一をより苦渋に満ちた顔に変えた。これから蘭に秘密を隠しながら活動しなければならないのに一度でそうなるくらいなら、さっさと諦めた方がいいと。

まぁそんなことを言ってももうここまで来たんだから引けるわけなんてないと案の定新一が返した事で、結局は数日経ってアムロは優作が手続きを済ませた探偵事務所の主となることになり、その上で事務所の一角を使う形で優作と有希子は事務所が開いている時間はずっと事務所にいるのである・・・






「・・・まぁその点ではやはり蘭がこっちに頻繁に来るのは仕方無いというか、どうしようもない事なんですけれどね」
「・・・俺もそんな頻繁にアムロ達のとこに行くのは向こうの迷惑になるし、新一の事で何かあったらすぐに連絡してくれるんだからっつってんだけどな・・・ホント蘭が新一に対してどんだけの気持ちでいるのかを嫌でも感じざるを得ねぇよ・・・」
「そこに輪をかける形で新一も新一でまた蘭に関して複雑だという姿を見せている事が俺としてもという気持ちですよ・・・」
そんな流れの中でアムロが蘭についてを申し訳なさそうに口にすると小五郎は親の視点から疲れたように顔を歪めながら言葉を発し、アムロもまた新一の事について同じように漏らしていく。






・・・『江戸川コナン』を学校に通わせる手続きをし、小説家の仕事に関して日本でやるというように通達をし終え、探偵事務所についても米花町内で小五郎の元から多少離れた所にいいテナントがあったからそこを借り、表向きアムロが代表という形の探偵として動く体制は整った。ついでに言うならアムロはもうこの際一人で暮らすいい機会だからと、近くに一人で暮らす為の部屋を借りて事務所を閉じたらそこに帰るというようにした。勿論引っ越し費用などはこれから世話になるからということで全額優作持ちだ。

そんな形で探偵事務所を開いた訳だが、仕事に関しては開業から順調にと言うのは世の中に問題が蔓延っているというように見られるからどうかという話になるが、それでも仕事は来ていた。これに関してはアムロとしては面倒と思いつつも仕方無い事だと割り切っている。計算違いを起こしたことを含めても探偵という役割を引き受けたことや、新一が事件を引き付けやすい習性を持っている事はよくアムロも知っている為に。

だがそんな風に動く中で問題というかよく訪れるようになったのが蘭だった。騒ぎにならないよう声高に言ってはいないが連絡も何もなく消息不明になっている新一を探す為に探偵事務所を開くという形を表向き取っている事から、新一の情報は入っていないのかということを聞きに来るようになったのである。

そんな蘭に対してアムロ達は勿論というか情報は入っていないけれど入ったらすぐに連絡するからというよう、何度も何度も言ってきた。アムロ達としては蘭に来られては気が抜けない時間にしかならないし、何より新一が不安定になって何かを仕出かす可能性が高くなる事を考慮してだ。

だが優しい言い方で蘭が聞き入れるはずも無いばかりか『江戸川コナン』というよう振る舞っている新一の事を小さい子どもだということから気に入ったことから、学校終わりだったり休みの日にアムロ達の元を訪れる頻度がかなり多いことにアムロ達も複雑さを覚えると共に、小五郎も小五郎でまたそういった行動を止めようとしてもお父さんも新一探しに協力してだとか別にいいじゃないというように言われて、ろくに蘭を止められないという現状にまいる事になったのである。









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