身勝手に付き合うばかりが優しさではないし、付き合いたいと思うモノばかりではない 前編

「どうやら一人でやりたいという事に関して決して簡単ではないとは分かったようだが、ここで俺の立場から言わせてもらうと新一のやることに付き合う気になれないのもあるからなんだよ。これは新一の事を助けたくないとかそういうことじゃなく俺が探偵役として活動するとなると、それだけ俺の独立に関する事柄に支障が出ることが想像出来る事からだ」
「独立・・・もしやアムロ、この家を出るというのか?」
「俺は来年には30になる。今時年齢を理由にというのは感心されないかもしれないが、それでも区切りという意味でこの家を出て一人暮らしを始めようと考えるようになったんだ・・・そう遠くない内に身を固める事も、もしかしたら有り得ないとも言い切れないからな」
「・・・そうか・・・アムロにもいい人が・・・となればこれからもここにずっと居続ければいいとも言えんのう・・・」
アムロはそこでようやく冷たい雰囲気を解いた上で自分の今後を話していく中で、自身の未来を口にする中で結婚についてを仄めかすような事を微笑を浮かべながら口にすると反対したそうだった阿笠もだが、優作達やダメージを相当に受けている新一もそういうことかと納得した様子を見せる・・・アムロは顔立ちとしてはイケメンと言うような顔立ちというよりはベビーフェイスな顔付きをしている上で、その落ち着いた大人らしい立ち居振る舞いなどのギャップから女性にウケがいいだろうことは阿笠達も感じてはいたのだが、阿笠邸という他人の家で暮らしている事から女性を連れ込むといったことやそういった話をしたことはほとんど無かったが、アムロが女性といい関係に外でなっていても不思議ではないと四人全員感じた為に。
「まぁそこについてどうなるかは分からないが、俺が探偵役をやるとなれば新一のようにかあるいはそれ以上に有名になること及び時間が経てば経つほど、俺のその後の人生にも大きな影響を及ぼすのは目に見えている。俺としてはゆっくり機械いじりをしながら生きていたいのに探偵として動いて来た時間が長ければ長い程に、そうするのが遠くなる上にどうして探偵を辞めたのかといったことを言われて、余計なことになるのは避けられないだろうからな」
「・・・だからこれからの立場を自身で考えたのもあって、新一に協力する気にアムロはなれないということか・・・」
更にアムロは新一に協力した場合のその後の自身の事についてを口にしていき、また阿笠は納得といったような声を漏らす・・・阿笠も共同生活を送る中でアムロが科学というか機械いじりが好きな事は知っていて、それで気が合った事から七年という期間を穏やかでいて友好的に過ごしていたからこそ、先の話のように思ったのも加わる形で新一の為にこれから動きたくないと思ったことに。
「・・・新一、もういいだろう。アムロ君自身の未来もあって言った部分もあるだろうが、それは正当な言い分であり私もそれらに賛同出来る物だった。だからもう私の知り合いに連絡して薬の研究やらを始めとしたことについてもどうにかするようにと頼むから、ここで引いてくれ」
「そうよ新ちゃん・・・これ以上は意地を張ることはもうやめましょう・・・」
そして優作と有希子の二人もアムロの言い分に賛同といったように新一へとここで終わるようにと口にする。流石にこれまでの話の中身からいくら新一に対して甘い二人でも新一の気持ちを優先した判断など出来ないというよう。









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