身勝手に付き合うばかりが優しさではないし、付き合いたいと思うモノばかりではない 前編

「まぁ時間に関しては新一を殴ったその男達に関して捕まえる事もそうだが、尻尾を掴む事が難しいのは目に見えているから時間が相当にかかるのが容易に想像出来るということだ。これに関してはその証拠というか新一がその男達と出会う事になった事件の時に、その男達に関して目暮警部達が前科に前歴といった物があるみたいなリアクションは取っていなかったんだろう?」
「あ・・・確かにそれは・・・」
アムロはその時間についてを語る中で男達と会った時の事件の事についてを新一に投げ掛けると、間違ってないというように漏らす。見るからに怪しい上に態度も決して行儀のいい物ではなかった男達だが、それでも知り合いの目暮達から事件の中で男達に何か前科があるといったような発言など無かったのは確かだと。
「そう・・・新一自身もそうだが怪しげな取引をした相手も害したというのに、その男達は罪に問われるように捕らわれるといったことをされてない。そのことからその男達がいかに証拠を残さず犯罪を犯しているかに手慣れているかを俺も少なからず感じているが、それは同時に男達は自身の身を隠す術だったり心構えといったモノを熟知しているというようにも俺は感じた。そしてだからこそというべき形でそんな男達が例え表向きにはその男達を追っているというように見せないように振る舞ったとしても、探偵として俺と新一の二人という他の誰かの助けもない状態でその男達を追うだとか、その男達に繋がる依頼を手繰り寄せたいといった行動が実を結ぶかと言われるとそうそう簡単ではないと俺は見ているが、それで時間がかかれば新一が『工藤新一』という立場に戻る事が難しくなるだろうな」
「っ!」
「・・・確かにアムロ君の言ったようになる可能性は全く有り得ないとは言えないというより、そうなる可能性の方が高いだろうと私は感じたよ。特に目下の問題として真っ先に新一の進級についてが挙がるが、長期休みを挟んだとしても精々使える時間は半年くらいといった所で、それ以上時間がかかれば留年になるのは避けられんだろう」
「そんなっ・・・!」
そしてそんな男達の厄介さについて考えられる事を挙げていった上で、新一主体でやることにこだわれば時間がかかると予想されることもそうだがそうなれば『工藤新一』に戻り辛くなっていく・・・そうアムロが言うと新一は驚愕を浮かべるが優作が苦そうにしながらも留年になる事についてを挙げると、有希子はたまらず声を漏らした。『工藤新一』としての立場を守ったまま元に戻る為に使える時間は留年の事を考えれば、後半年が精々との事に。
「優作さんが言ってくれたがそういうことなんだよ、新一・・・今は留年の事についてが出たが新一を小さくした薬について現物なりデータなりを手に入れても、元の体に戻る為の薬を作る為にどれだけの時間がかかるかも分からないし、もしかしたらそんな物作れないとなるかもしれない」
「そんなっ・・・そんなこと認められる訳ねぇだろ!」
「認めたくないという気持ちになるのはまだいいだろう。だが仮にそういった物を作るにしてもそんな薬が簡単に作られるというように考えるのも軽率だと俺は思っている・・・俺は薬学だったり化学には詳しい方ではなくともそれでも薬を作るのにどれだけ手間暇がかかるのかは素人ながらに聞いたことがあるが、新一の体を小さくした薬に関してそんな前代未聞な効果をもたらした物に対する対抗薬を開発するとなったら、相当に慎重に開発しなければならないことは俺も容易に想像が出来る。何せ小さくされた体を青年と呼べる体にまで戻すこともそうだが、その薬を失敗しないように作らないといけないという事を考えればならないということ・・・つまり最悪の可能性としてその薬を飲んで死ぬなんて事を避ける事を考えなければならないんだからな」
「「「っ!」」」
更に続けてアムロが薬の事について話す中で新一は元に戻れない可能性についてに激昂の様子を見せるが、続いた簡単に薬を作れると思わない方がいいといった話を進める中で薬を飲んで死ぬ可能性を挙げると、優作以外の三人は一斉に顔を青くして息を呑んだ。そんな可能性について全く考えていなかったというよう。









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