身勝手に付き合うばかりが優しさではないし、付き合いたいと思うモノばかりではない 前編

「・・・少しは自分の身勝手さを理解したようだが、その男達が危険な存在だというのはお前自身が身をもって理解しているはずだ。なのに自分だけでどうにか出来ると思ってなんだろうが、俺も危険に晒される可能性が著しく高いというのを理解しているのか?俺はあくまでもお前の隠れ蓑としての立場に立ってもらうだけだし、もしもの時は自分が上手くやるから大丈夫だというように思っているかもしれないが、そんな小さな体でどうやって俺を危険に巻き込まないように出来るかもだがお前自身の身も守れると言うんだ?高校生の体ならまだ百歩譲って良しとしても、そんな小さな体でだ」
「そ、それは・・・」
ただアムロはまだ言い足りないとばかりにどうやって自分もだが自身の身を守るのかと問いを向けると、新一は何か言いたげながらも上手い言葉を発する事が出来ずに視線を彷徨わせる。どうにかアムロを説得出来る言い分を探せないかと。
「・・・まだどうにかならないかというように考えを巡らせたいと思っているんだろうが、今言った事もそうだが最もこれが俺が新一の言ったようにしたくないと思えた事がある。それは新一のやるようにとしたら手間もそうだが時間も相当にかかるのが目に見えている事だ」
「え・・・手間に時間・・・?」
そんな様子にアムロは反対の理由は手間と時間がかかるのが目に見えていると口にした事に、新一もだが阿笠達もどういうことかと疑問の視線を浮かべる。
「まず手間に関してはその男達について色んな所に顔写真として貼られている犯罪者や行方不明者を探すように、堂々とこういう男達がいるから探していますなんていうような物だとか指標なんか出せる訳がないことからだ。これに関してはその男達はどう見たところで後ろ暗い事をしている団体に所属していて、目立つことを基本的に避けたいと思いながら動いている事だろうが、そんな中で自分達を探している存在がいるなんて知ったらどういうことだとなり、新一を躊躇いなく襲った事を踏まえればとても穏便な手段を取ってくるなんてことは考えられないのは目に見えている・・・一例を挙げるなら俺や新一の口を割らせて事実を知った者達を始末して、自分達を探しているといった痕跡を含めて全部抹消するといったようなことくらいはしてくるだろう」
「「「「っ!」」」」
だがアムロが手間をかけるというか大々的にとは言わずとも、公に新一を小さくした男達を探すことがどれだけのリスクか・・・それらについてを口にした事に、新一達は一斉に息を呑んだ。一例とは言っているがそれが起きないなんて保証は新一を襲った事から出来ない上に、それが起きたら・・・どう少なく見たところでこの場にいる五人全員が死ぬということになる為に。
「・・・こう聞くだけでも分かるだろう。その男達を追うだとか探しているなんて事を公表して動くだけでも相当なリスクになり得る事は・・・だがそれなら地道に探せばいいだろうというように思うかもしれないが、そこで問題となるのが色々な意味での時間についてになる」
「・・・時間・・・?」
そんな様子を見せる四人に手間についてから今度は時間についてになるとアムロは言い、四人はどういうことかというように表情を変える。









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