近くにいることと共にいる事は近くも遠い

後書きです。いかがでしたでしょうか?大学で新一と蘭が同棲することになったらという話は。



ただまず最初にというかなんで大学入学した時から同棲といったようにしなかったのかに関してですが、これはおっちゃんを始めとした周りの面々が反対するというのもそうですけど、何より新一も蘭もそういうのは結婚してからといった考えだったり同棲なんてしなくても大丈夫といったような考えから、コナン側の面々が同棲した方がいいなんて考えを出すと思えなかったからです。どうせ最終的には何だかんだ二人は結ばれるんだからと楽観的になって。



ただまぁそれで上手くいかないというか喧嘩が度々起こる状況が続くのは確定しているだろうし、どちらもそんな状況をどうにかしたいと思うだろうということを考える際に別の誰かから同棲したらどうかと切り出される・・・といった展開が一番自然かなと思ったことから、大学一年の終わりといった頃合いにしようという考えになりました。



そしてその際に話し役として誰を選ぶかについて考えた時に頭の中に出て来たのが伊黒と甘露寺のおばみつペアだったわけですが、この話では伊黒がメインになりましたが元々甘露寺の方がメインになる話というか甘露寺だけを出す話にしようかと考えていたんです。ただそれだとちょっとパンチが足りないというか、私の書きたかったことを書けないかなと感じたんです。



なら私が何を書きたかったかと言いますと他の部分もない訳では無かったんですが、二人が本当の意味で相手を好きというようには思えないといった部分です・・・この辺りはコナン本編だと蘭がいつまでも新一が戻ってこないだとか探偵の活動に対してだから新一はみたいな感じに振る舞ってますけど、本質的に蘭もそうですけど新一も実際は相手の全てというか日常での活動も含めて好きだとまで思ってないだろうなと感じたんです。話の中に出したよう蘭からしてカッコいい部分で新一からしたら自分を理解してくれる部分が好きみたいな感じで。



勿論私も好きな相手ならその相手の駄目なとこも含めて全部を好きになるというのが正しいとは言いません・・・けど互いが互いに綺麗な所だけを見すぎていて、付き合うから始まって同棲だとか結婚ってなった時にコナン本編のような距離感だと、コナン本編以上に躓くどころじゃすまなそうだと感じたんです。むしろ自分達はあれだけの事を乗り越えたのにどうしてというようになりそうだと。



そしてその原因というか十年以上の付き合いがあるというのに、喧嘩の原因が然程変わらないことばかりで相手も変わっていないというのに、互いに相手が良くないんだとか変わってほしいというように自身と相手の事をちゃんと見てないような事ばかり・・・そう考えると私からしたら本当の意味だったり全部等身大の姿を見た上で相手の事を好きだというようには新一も蘭も考えていないだろうこともですが、以降も上手くいかないんじゃないかと思ったんです。



そしてもう一つ地味に大きなポイントと言いますか、蘭の将来がもう完全に新一の奥さんになる以外に見えないこともですが、専業主婦以外の道があると思えないということなんです・・・他の話では新一と上手くいってるシチュエーションの物も書いてたりするんですけど、蘭の立場って亭主元気で留守がいいだとか新一の留守は守るし仕事に文句も何も言わないみたいに考えられるならいいと思うんですが、そう安々と出来ないからこその蘭であると共に専業主婦という立場が尚新一に対する不平不満やらを募らせると思います。私はこうなんだからこうしてよというような事を思う形で。



ただこの話で蘭も蘭でですけどおっちゃんを始めとして他の道を模索したなら別の道を歩むと共に、新一に対しての気持ちに囚われるが故の停滞を招かなくなるのではと思ったのでラストのような感じになったんですが・・・ここで蘭の明確なその後な進路についてが描かれていないのは、新一と結婚して専業主婦になる以外に蘭が何をしたいとかそういった進路に関するビジョンが私の中で浮かばなかった事からです。この辺りは皆様のご想像にお任せします。



後書きは以上です。お読みいただきありがとうございました。









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