近くにいることと共にいる事は近くも遠い
「何を驚いてるのよ新一・・・伊黒さんが言ったように新一はいつも探偵としてやることがあるやることがあるって、そういったように言って私にやることを押し付けてきたじゃない・・・!」
「そ、それは仕方無いだろ・・・俺には・・・」
「それっ!二言目には探偵としてって言葉ばっかり!そういったことばっかり言うのが良くないって伊黒さんからも言われたのが分からないの!?それをいつも盾にするような態度を取ってる事についてを!」
「うっ・・・」
そのまま蘭は我が意を得たりとばかりに新一に対して激しい言葉を向けていくと、先の話の流れがあったこともありたまらず声を詰まらせてしまう。
「落ち着け。そして先に言っていたが工藤には工藤の落ち度はあるが、毛利には毛利の落ち度もある。それは工藤がそういった事をする存在だというのを承知で付き合うことにした筈なのに、先に言ったような話し合いをしなかったことも含めて考え方であったり行動の変化をしようと思わなかった事だ」
「えっ・・・!?」
しかし伊黒は新一だけが悪いわけではないというよう蘭についての落ち度を淡々と口にし、その中身に驚き絶句するがその様子に伊黒は呆れたように目を閉じつつ首を横に振る。
「俺も工藤の探偵としての活動でどれだけ脚光を浴びているかは大学内の話題に出たりニュースに出たりとである程度知っている上、甘露寺との話からもその傾倒ぶりについては聞いている。だからこそそういったことを始めとしたことに不満を持って喧嘩をするとなったことも聞いてきた・・・事件が起きたから帰れないからで家事を毛利に任せっきりになる形で疎かにする、デートは事件が起きて途中で台無しになる、推理小説やドラマに夢中になり毛利との会話もおざなりになる・・・こんなこともだ」
「そ、それは・・・」
「毛利が不満に思う部分については話を聞けば分からん訳では無いとは思う。特に会話がおざなりになるといった事に関しては俺も気に入らんとなると感じた・・・だがそういった部分も含めて将来的な結婚も有り得る事を承知の上で付き合うと決めたのだろう。他の誰かから強制された訳ではなく毛利自身の意思で、そんな工藤と付き合うことをだ」
「そ・・・それはそうですけどあまりにもそんなことばかりが多過ぎるだなんて、私は思っていなかったんです・・・こんなことになるなんてって・・・」
「っ・・・」
それで冷ややかに新一の問題行動についてを挙げていくと共にそんな新一の事を承知で付き合うことを選んだのは蘭だろうと伊黒が告げれば、蘭が極めて答えにくそうにこうなると思わなかったと漏らす様子に新一は歯噛みするしかなかった。先までの話で新一も色々言われた事から気勢を削がれているのもあるが、やってきたことの中身自体は事実でしかなかった為に。
・・・伊黒が話の中で出して来た事は全て事実であった。探偵活動を理由に蘭に家事を任せるだとか色々と不平不満を抱かせる事もだが、その言い訳について一貫して探偵としての活動は必要だったというような事を盾にして押し通すようにしようとしてきたことは。
だから蘭はそんな行動に改善などしようとしない新一と何度も何度も衝突してきて、一時は仲は回復してもまた悪化というような事ばかりを繰り返してきたのだが、そうなるに至ったのは新一だけの責任ではないと伊黒は突き付けているのだ。付き合い方の改善だとかを考えなかった事もそうだが、そんな新一の事を前々から知っていて付き合うことを決めたのは蘭なのだという事を。
ただそれでも蘭は自分はそこまで悪くないと言いたいとなっている上で、新一も似たような状態になっているのだが・・・
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「そ、それは仕方無いだろ・・・俺には・・・」
「それっ!二言目には探偵としてって言葉ばっかり!そういったことばっかり言うのが良くないって伊黒さんからも言われたのが分からないの!?それをいつも盾にするような態度を取ってる事についてを!」
「うっ・・・」
そのまま蘭は我が意を得たりとばかりに新一に対して激しい言葉を向けていくと、先の話の流れがあったこともありたまらず声を詰まらせてしまう。
「落ち着け。そして先に言っていたが工藤には工藤の落ち度はあるが、毛利には毛利の落ち度もある。それは工藤がそういった事をする存在だというのを承知で付き合うことにした筈なのに、先に言ったような話し合いをしなかったことも含めて考え方であったり行動の変化をしようと思わなかった事だ」
「えっ・・・!?」
しかし伊黒は新一だけが悪いわけではないというよう蘭についての落ち度を淡々と口にし、その中身に驚き絶句するがその様子に伊黒は呆れたように目を閉じつつ首を横に振る。
「俺も工藤の探偵としての活動でどれだけ脚光を浴びているかは大学内の話題に出たりニュースに出たりとである程度知っている上、甘露寺との話からもその傾倒ぶりについては聞いている。だからこそそういったことを始めとしたことに不満を持って喧嘩をするとなったことも聞いてきた・・・事件が起きたから帰れないからで家事を毛利に任せっきりになる形で疎かにする、デートは事件が起きて途中で台無しになる、推理小説やドラマに夢中になり毛利との会話もおざなりになる・・・こんなこともだ」
「そ、それは・・・」
「毛利が不満に思う部分については話を聞けば分からん訳では無いとは思う。特に会話がおざなりになるといった事に関しては俺も気に入らんとなると感じた・・・だがそういった部分も含めて将来的な結婚も有り得る事を承知の上で付き合うと決めたのだろう。他の誰かから強制された訳ではなく毛利自身の意思で、そんな工藤と付き合うことをだ」
「そ・・・それはそうですけどあまりにもそんなことばかりが多過ぎるだなんて、私は思っていなかったんです・・・こんなことになるなんてって・・・」
「っ・・・」
それで冷ややかに新一の問題行動についてを挙げていくと共にそんな新一の事を承知で付き合うことを選んだのは蘭だろうと伊黒が告げれば、蘭が極めて答えにくそうにこうなると思わなかったと漏らす様子に新一は歯噛みするしかなかった。先までの話で新一も色々言われた事から気勢を削がれているのもあるが、やってきたことの中身自体は事実でしかなかった為に。
・・・伊黒が話の中で出して来た事は全て事実であった。探偵活動を理由に蘭に家事を任せるだとか色々と不平不満を抱かせる事もだが、その言い訳について一貫して探偵としての活動は必要だったというような事を盾にして押し通すようにしようとしてきたことは。
だから蘭はそんな行動に改善などしようとしない新一と何度も何度も衝突してきて、一時は仲は回復してもまた悪化というような事ばかりを繰り返してきたのだが、そうなるに至ったのは新一だけの責任ではないと伊黒は突き付けているのだ。付き合い方の改善だとかを考えなかった事もそうだが、そんな新一の事を前々から知っていて付き合うことを決めたのは蘭なのだという事を。
ただそれでも蘭は自分はそこまで悪くないと言いたいとなっている上で、新一も似たような状態になっているのだが・・・
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