近くにいることと共にいる事は近くも遠い
「落ち着け。これに関してはどちらか片方にしか落ち度がないというのではなく、どちらにも落ち度があるから言っているんだ・・・その点でまず二人に共通して言える落ち度が何かと言えば、同棲するにあたりの決まり事を明確に決めていなかったこと及び問題が起きた後でもそれらを決めようとしなかったことだ」
「「え・・・?」」
だが伊黒が返した二人に共通する落ち度と評した事についてに、怒りを見せていた蘭もだが新一も困惑を浮かばせた。決まり事が必要だという二人からして想像していなかった言葉が出て来た事に。
「・・・そのような反応になるのは俺も分からん訳では無い。事実俺も甘露寺との同棲を始めた最初の頃に各々が思う行動を取った事により、上手くいかない事が多々あった」
「あぁ、確かに最初の頃は色々あったわ・・・伊黒さんは大学に先に入っていたから一人暮らしの期間が長かったのもあって、私が伊黒さんの足を引っ張るようなことばっかりで・・・」
「その辺りは俺が先に一人暮らしをしていた慣れがあったからだから俺は気にしていないが、共に暮らすにあたって順調に事を進めるようにするにはある程度の決まり事を作る方がいいと調べたことにより、俺達もそれを参考に動く事にしたがこれが俺達としても殊の外上手くいった事を意外に思う事になった・・・だが自分一人で生きることと誰かと共に生きることは全く別の物だというように聞いて、俺も納得したんだ。例えそれが自身からして好意を持つ相手だというように思おうが、昔から気心なり性格なり知れている相手だろうがその相手は自分ではないのだから、自分以外の誰かと共に過ごすのに決まり事を作るのは理に適っていると俺も甘露寺も感じる形でな」
「・・・そう二人は考えるようになったのは分かりましたけど、俺達はそういったことが出来なかったから関係の悪化に繋がったとも言いたいんですね・・・」
その反応を見た上で自身らの事も交えて話す中で甘露寺も確かにというよう声を漏らし、決まり事が大事だと感じた事をまとめるように言った伊黒に新一も蘭も否定出来ないといった重い表情を浮かばせるしかなかった。事実新一と蘭はそういった決まり事など作るだとか話し合う事なく進んでいった為に。
「そういうことだがお前達二人がそうなったのは今言ったように昔から色々と知っている仲であることから、阿吽の呼吸でどうとでもなると思っていたのが互いにあったのもあるだろうが、そういったことで上手く行くというのは余程互いに気を遣って空気を読む事が出来るなら有り得んとは言いはしないが、そんなことは無かったからお前達二人の今の状況になっているのは理解出来る筈だ」
「「っ・・・」」
伊黒はそんな様子に肯定と共に互いに気を遣えなかったからこその今だろうとの言葉を向けると、二人は一層に辛いというように表情を歪めるしか出来なかった。自分達なら出来る事だと言葉にせずとも考えるだとか感じていたのは確かではあるが、その結果が今の惨状だとのことに。
「その上で続けるが、ついさっき言ったようにそれらに関しては二人共通の問題点だ。今から話すのは俺が思うお前達二人の各々の問題点についてになるが、まずは工藤・・・お前から言わせてもらうが、お前の問題点はやはりと言うべきか探偵としての活動を毛利との話し合いの際に、大義名分という名の盾にしていることだ」
「なっ・・・!?」
だがあくまで今言った事は二人に共通すること・・・そういったように言った上でまずはと新一の問題についてを述べる伊黒だが、その言葉に新一は心外だといったような驚きを浮かばせたがその様子に蘭はたまらず不快そうに眉を寄せた。
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「「え・・・?」」
だが伊黒が返した二人に共通する落ち度と評した事についてに、怒りを見せていた蘭もだが新一も困惑を浮かばせた。決まり事が必要だという二人からして想像していなかった言葉が出て来た事に。
「・・・そのような反応になるのは俺も分からん訳では無い。事実俺も甘露寺との同棲を始めた最初の頃に各々が思う行動を取った事により、上手くいかない事が多々あった」
「あぁ、確かに最初の頃は色々あったわ・・・伊黒さんは大学に先に入っていたから一人暮らしの期間が長かったのもあって、私が伊黒さんの足を引っ張るようなことばっかりで・・・」
「その辺りは俺が先に一人暮らしをしていた慣れがあったからだから俺は気にしていないが、共に暮らすにあたって順調に事を進めるようにするにはある程度の決まり事を作る方がいいと調べたことにより、俺達もそれを参考に動く事にしたがこれが俺達としても殊の外上手くいった事を意外に思う事になった・・・だが自分一人で生きることと誰かと共に生きることは全く別の物だというように聞いて、俺も納得したんだ。例えそれが自身からして好意を持つ相手だというように思おうが、昔から気心なり性格なり知れている相手だろうがその相手は自分ではないのだから、自分以外の誰かと共に過ごすのに決まり事を作るのは理に適っていると俺も甘露寺も感じる形でな」
「・・・そう二人は考えるようになったのは分かりましたけど、俺達はそういったことが出来なかったから関係の悪化に繋がったとも言いたいんですね・・・」
その反応を見た上で自身らの事も交えて話す中で甘露寺も確かにというよう声を漏らし、決まり事が大事だと感じた事をまとめるように言った伊黒に新一も蘭も否定出来ないといった重い表情を浮かばせるしかなかった。事実新一と蘭はそういった決まり事など作るだとか話し合う事なく進んでいった為に。
「そういうことだがお前達二人がそうなったのは今言ったように昔から色々と知っている仲であることから、阿吽の呼吸でどうとでもなると思っていたのが互いにあったのもあるだろうが、そういったことで上手く行くというのは余程互いに気を遣って空気を読む事が出来るなら有り得んとは言いはしないが、そんなことは無かったからお前達二人の今の状況になっているのは理解出来る筈だ」
「「っ・・・」」
伊黒はそんな様子に肯定と共に互いに気を遣えなかったからこその今だろうとの言葉を向けると、二人は一層に辛いというように表情を歪めるしか出来なかった。自分達なら出来る事だと言葉にせずとも考えるだとか感じていたのは確かではあるが、その結果が今の惨状だとのことに。
「その上で続けるが、ついさっき言ったようにそれらに関しては二人共通の問題点だ。今から話すのは俺が思うお前達二人の各々の問題点についてになるが、まずは工藤・・・お前から言わせてもらうが、お前の問題点はやはりと言うべきか探偵としての活動を毛利との話し合いの際に、大義名分という名の盾にしていることだ」
「なっ・・・!?」
だがあくまで今言った事は二人に共通すること・・・そういったように言った上でまずはと新一の問題についてを述べる伊黒だが、その言葉に新一は心外だといったような驚きを浮かばせたがその様子に蘭はたまらず不快そうに眉を寄せた。
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