一方的な正しさは許される物ではない

後書きです。直接的に工藤一家プラス蘭に言うような展開にならなかったのは、作中で言ったように言えば面倒になるのが目に見えていたからです。バチバチにやりあう形を期待していた方には物足りない中身だったかもしれません。



ですが実際、もし事実を知ったなんてことを言ったら新一はまず間違いなく自分は悪かったが組織を追うことは必要なんだと自己弁護は確実にして、引くようなことはまずしないと思うんです。そしてそうなれば親の優作達が出てくるだけならまだしも、赤井達までが出張れば余計にややこしい事になるのは目に見えますし。だからあえてギリギリの所を攻めつつ、新一達への予防の為に本作のような感じにしました。



そして実際にこういったやり方って新一達には効果的だと思うんです。事を公にして逮捕みたいな流れにしても自分は悪くないみたいに意固地になりそうだと思いますからね。なので敢えてやったことを自覚させることにプラスして、小五郎に近付くことが出来ないというジレンマ・・・こうした方が確実に新一達は辛いと思います。と言うか新一に関しては本編でも、おっちゃんに申し訳なさを感じると共に感謝するべきだと思うんですよねそもそも・・・



後、服部とか志保のような他のキャラを出さなかった理由に関しては単純に出しにくい上に蛇足になると思ったからです。元々の小五郎を推理役にする件から端を発するこの流れに関して、あくまで新一達以外は部外者ですからね。と言うかむしろ志保の場合、申し訳無さを盛大に感じて頼人側に寄ると思ったんですが・・・あくまでギリギリ話さずに攻めることくらいだったので、そこは無しにしました。


















・・・さて、本来ならここでお読みいただきありがとうございましたと言うところなんですが・・・この後のページに、新一が探偵になったならどういう未来が待っているのかと言うのを頼人に予測してもらうという話があります。現実的に見てこういう事になり得る可能性が高いという視点で言っていますが、基本的にあまり新一側に良くない話をしてますのでご注意を。



それでは読まれる方は先へどうぞ。あ、ちなみにここから先は書き方を変えて台本形式にします。









.
21/27ページ
スキ