失われた時間と再び邂逅し、何を探偵とその周りの者達は思うか

「君達もそうなりそうだというように感じたことだろうが、当麻君からしたらそういった事件が起きる原因についてどうにかした方がいいんじゃないかという気持ちがあるのと、それを心から望んでいないなら当麻君はそれなら無理強いはしないようにしようというように僕の言葉から考えてくれたんだけれど・・・だからこそというか核心の理由についてを言わせてもらうが、工藤君やその周囲が事件に関係することに関して今回でどうするかを言わなかったら、君達は事件が続く環境が変わらない事に疑問を持たないだろうと思ったことからだ」
「「「っ!?」」」
しかし更にココが告げた核心の理由だとの言葉達に三人は揃って驚愕を浮かばせるのだが、ココはそこでそっと首を横に振る。
「・・・今でこそ僕はこうして旅をする形で身なりもある程度整えて生活出来るくらいに落ち着いた物になっているが、昔の僕はあまりいい環境で生きていた訳じゃなかった。空腹だったりで食べ物を盗むだとか犯罪が横行するような所にいたものだが、話の本質は僕の過去ではなくこの日本という世界でも安全な国な筈なのに、工藤君や服部君の周りで狙いすましたように事件が起きている事について、今までの話に出したような存在が事件を引き付けていたというのは僕からしてみれば間違いないことだと認識はしてるが・・・同時に工藤君を筆頭にあまりにもそんな事態に慣れ過ぎているし、何ならその工藤君が事件が起きなくなった事に関して気持ちが落ち込んでいて慰めたいと思うくらいに事件が起きることを普通の日常にしている事は、君達とあまり長く関わっていないのもあっておかしいとしか僕は思えなかったんだ。これが日本の一般的な日常だというようなことではないのは当麻君から聞いたのもあってね」
「「「っ・・・!」」」
それからココは自身の体験を交えつつも新一の周りで起きることがいかに自分から見てもだが、当麻から見ても日本の普通とはかけ離れているのか・・・そう話していくと、三人は揃って苦い顔を浮かばせるしかなかった。二人の立場という端から見たら自分達の日常がどれだけ異端にしか見えないのかもだが、その日常を疑っていなかった当事者だというように言われて。
「今の話に関して複雑な気持ちを抱くのは分かるが、ここで今までの話も併せて言うが僕もそうだが当麻君は是が非でも事件が起きない状況にしようという気はない。これは無理強いをしても工藤君は勿論だが君達も納得出来ていない状況では、言葉では受け入れるといったように言っても君達の内心にしこりが残るだろう光景が想像出来るからだ」
「っ・・・しこり、ですか・・・そんなことにはならないと言いたい所ですが、当麻君がぶつかった偶然から事件が起きなくなった時間の事を考えると、完全にとは言わないにしても何も言わないままに新一君の周りで事件が起こらないようになったとなれば、新一君は勿論にしても僕達もココさん達に話を聞いたことからなんで勝手にそんなことをやったんだと、新一君や蘭さんの状況次第じゃ思っていた可能性は有り得るでしょうね・・・」
「っ・・・だからココさんは私達でこれからその存在についてどうするかについてを考えるだったり、話し合うなりして結論を出してほしいって言ってるんですね・・・その存在をどうにかするならそうする為に動くけど、そうじゃないならもう手出しはしないから後は好きにするようにって・・・」
「そういうことだ」
そんな反応を見て話を続けていくココだが安室もだが園子も理解したというように漏らしたことに、満足そうに頷く。










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